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死生観Part2

令和五年も本日が最後となりました。

本当に本当におかげさまで、
トミソーは今年度もなんとか無事に終えられそうです。
会社としては終わってみると一見順風満帆に見える一年でしたが
裏では色々なチャレンジをさせて頂きました。

目標を高く設定していると、現在地と目標との差が大きく感じます。
他の人なら課題としない事も課題とみなして取り組んでいる事、百も承知です。
また、逆に渦のど真ん中で突っ走っているので見えていな事象もたくさんあると思います。
こんな自分について来てくれている社員には本当に感謝です。

私も一人間なので、
全ての声に耳を傾ける事もできませんし
全ての要望を聞く事も出来ません。
自分が正しいと信じた道を突っ走った一年だったと振り返ります。

今年の10月に父が亡くなりました。
昨年癌が発見されたとき、あと2年半生きる可能性は50%と言われていました。
父は覚悟していたのだと思います。

その一か月後、JCD(日本商環境デザイン協会)の理事会で東北の南三陸と女川町を訪れました。
その時の事は以前にこのブログでも書きました。

今年私に強く影響を与えたこの二つの出来事で
人は死を意識し覚悟すると勁(つよ)くなる事を知りました。

自分が死ぬことを知っている人は勁(つよ)い。
この勁いという漢字にはただの強さだけじゃない、
しなやかなさを備えた強さが意味されています。

別に私がすぐに死ぬって事ではありませんが、
「人の死」を深く考えました。
今年の1月にも同じ「死生観」というタイトルでブログを書きましたが
その時よりも一層深くなっています。

「人は死ぬ」という事を理解する。
それは「生を知る」事と同意語です。
ありがたい事に今、生かされている命をどう使いきるか?
を考える事です。

無駄にダラダラ過ごす事もできます。
自分の欲の赴くままに生きる事もできます。
しかし、人の為、社会の為、未来の日本の為に、
自分の命の一分一秒を使う事もできます。
人はどう生きようと自由なんですよね。

しかし死を理解し、生を考えたとき
何のために自分の命を使い切るか?が見えます。

私の命は日本の未来の為に使い切りたいと思います。
トミソーの代表としてこの会社をどうしていきたいか?
私の自由意志です。

・トミソーがお客様貢献をし、感謝感動を産む志事をし続ける事。
・その営みを通して従業員が活き活きとはたらく事。
・その姿を通して従業員の家族やお客様、取引先にまで良い影響を与える事。
・活き活き働く姿を感じた子供達や若者や学生さん達がはたらく未来に希望を持てる事。

昨年も心に誓いましたが今年はその思いがもっと深くなりました。

やり切る所存です。

しかし、
突っ走ってばかりでもダメだと
今年の後半ですが、強く感じました。
猪突猛進、熱量でけでは目指す理想の未来に近づけはしますが、
時間がかかる。

もうちょっと、影響を広げるスピードを上げたいです。
それには周りを引き込むメンタライズリーダーシップが私には必要です。
この言葉の意味の話まですると長くなりそうなので今日はやめておきますが
周りを引き込むための寄り添い方を、もっと戦略的に、クレバーにやらないとダメだなと。
「勢いと熱量の木村」から、来年は「クレバー木村」を目指したいと思います。

突っ走った一年ではありましたが
なんとか無事に大コケもせずに今年のゴールテープを切る事ができました。
理想の未来のゴールはまだまだ遠く、多分一生そのテープは切れないでしょう。
しかし、クレバーになったり、熱くなったり、
もがいてもがいて、試行錯誤しながら向かっていこうと思います。

皆さま本年はありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。

拝啓 M&A業者様へ

拝啓  M&Aの斡旋業者さまへ

毎日毎日DMやメール、封書、お電話を頂いております。
大変お疲れ様です。
自宅にまで封書を送って頂ける業者さまも居られまして、
大変ご苦労なことです。
本当にほぼ毎日どちらかのM&A業者さまから
何かしら届いております。
会社の価値を認めて頂ける事は大変嬉しく思います。

しかしながら、
私はトミソーをM&Aにて売却するつもりはありません。
大きな資本の会社さんと資本提携すれば資金繰りは確かに楽になるでしょう。

今後チャレンジしたい事も山ほどありますが、
それも銀行さんに自らプレゼンをして融資を得たいと思います。
これも経営者として大切な仕事だと考えています。

また、会社の未来に関して夢があります。
トミソーの社員が活き活きと働き、
お客様と共に日本人らしい幸福な暮らしを創っていき
その姿を通して子供達や地域の方々に良い影響を与えたいと考えています。
はたらく事にワクワクできない学生さん達に
活き活きと働く未来に希望を持ってもらう。
子供達には大人として恥ずかしくない背中をみせ
立派な大人になろうと志してもらう。
私達トミソー社員がもっと成長し、立派になり、
社会に幸福にはたらく姿を魅せ続け、未来を良い方向に変えたい。

と、本気で考えています。
経済合理性で考えたらなかなか理解頂けない夢です。
資本提携を望んでおられる企業さまに
深く理解して頂ける自信がありません。

自分が経営者になって11年。
その間、色々と体感し、学び、考えてたどり着いた夢です。

私の次の経営者は社内から出します。
思いと理念を継いでくれる人を時間をかけて育てます。

したがって、
今後M&Aのご案内はご遠慮くださいませ。

大変失礼なお願いではありますが
何卒ご理解くださいますよう
よろしくお願いいたします。

餅つき大会

昨日、無事に餅つき大会を終えました。

 

今回、私はほぼ二階の門松つくり教室に居ましたので、
全体がどんな感じだったのか分かりませんが、
お餅もうまく出来ていましたし、
あんこもきなこも美味しかったし、
豚汁も美味しかったし、
きっと社員の皆、それぞれの場所で頑張ってくれていたのでしょう。
詳しい内容はきっとこの後、
広報の鬼原がトミソーのインスタでUPしていってくれる事でしょう。

https://www.instagram.com/tomiso_web/

何より、来ていただいたお客様に感謝です。

コロナ過前は年に一回、
お客様を招いての大感謝祭を
イベントプラザをお借りして開催していました。
コロナ過になり、イベントが減ったためかイベントプラザが廃業されました。

私達もOB様をはじめお客様と一緒に楽しむイベントを再開したいと考えていましたが
丁度良いイベント会場がなかったんですね。

今回、社員からの発案もあり「年末感謝餅つき大会」を開催する事になりました。
社屋を利用してのお祭りなので、イベントプラザの様に一気にお客様に来ていただく事ができません。
予約制としまして、11時~19時まで
時間を分けてご来場頂くようにしました。
まだ完全な集計は出ていませんが、約160名のお客様にご来場頂いたみたいです。
以前の大感謝祭とほとんど変わらない人数です。

「イベントを楽しみにしていました!」
というお声も頂きました。
沢山の素敵な門松つくりのお手伝いもさせて頂きました。
お餅もたくさんついて頂いたみたいです。
豚汁もたくさんおかわり頂きました。
お久しぶりのお客様とも沢山お話をさせて頂きました。

何より皆さんの沢山の笑顔を見させていただきました。

本当にありがとうございます。

今回は、当社で住宅や店舗を創らせて頂いたお客様や
賃貸住宅にお住いの入居者様にご案内を出させて頂いての企画です。

今まで、年末にOB様のお宅に営業スタッフが訪問させて頂いておりました。
トミソーとしても年一回、皆様のお顔を見させていただく事を大事にしていましたが、
年々回らせて頂くお客様の数が増えまして、年末の営業スタッフの負担という課題もありました。

また、沢山のスタッフがお客様お一人お一人の仕事に携わらせて頂いています。
その後のお客様とのふれ合いが営業スタッフ一名だけになっているのも寂しいものです。
そういう課題も解決できないかな?との観点から
今年、訪問型のご挨拶を止めさせていただきまして、
来場型のイベントを企画する事にしました。

来ていただいた皆さんには本当に楽しんで頂けて良かったです。
「来年も期待しています!」との事。
もちろん続けていきます。

残念ながら今回来られなかったお客様。
特に店舗経営のお客様には申し訳なく思っております。

しかし朗報です。
来場型で楽しんで頂くこういう企画。
年末だけでなく一年間のうちに何回か実施していこうと考えています。

一年のうちに何回かあれば、
そのうち一回は都合が合って
どこかでお顔が見られるのでは。
と思います。

顔を見させていただくだけでなく楽しんで頂く。
そして担当スタッフ一名だけでなく
社員全員でおもてなしをします。

皆さま、改めましてご来場ありがとうございました。
また来年もイベントでお会いしましょう!!

子供って必要ですか?

先週の土曜日に私がPTA会長を務める高校にて
生徒と保護者の懇談会という企画がありました。

PTA役員を含む保護者約30名と
生徒会役員を含む同人数の生徒達。

4つのテーブルに分かれて話し合うという内容です。
普段、自分の親には聞けない、自分の子には聞けない
そういう事を他人なら話せるよね。という考えから発生した企画です。

まあ、自分の子とも素直に話せよ。
とも思いますが、皆さんなかなかそうはいかないみたいです。
親御さんも楽しみにしていた方が多かったです。

各テーブル保護者・生徒は約半分づつの割合です。
もちろん我が子と同じテーブルにはなりません。

事前に生徒に「保護者に聞いてみたい事アンケート」を実施して
当日のトークテーマのきっかけにします。

私の手元には前日にそのアンケートが届きました。

勉強時間の事。
集中する方法。
携帯電話の事。
など、いかにも高校生らしい細かな内容が多かったです。

また、
将来の事。
就職の事。
仕事の事。
夢の事。
など、未来にワクワクしたり不安だったりと
これも高校生らしい質問もありました。

最後の方。
多分少数意見か、一人からしか出なかった意見だと思います。
その中で三つ、心に刺さる質問がありました。

反抗期の子供って面倒臭いですか?
どうしてもお弁当を残す日があります。がっかりしますか?
子供って必要ですか?

この質問を書いた子供の事を想像すると
涙があふれてきました。

「反抗期の子供って面倒臭いですか?」
親に迷惑をかけてるって自覚がありながら、
どうしても反抗しちゃうんでしょうね。
めちゃめちゃかわいい反抗期じゃないですか!
相手は親なんだから。気にせずどんどん反抗すればいい。

「どうしてもお弁当を残す日があります。がっかりしますか?」
お母さんが毎日工夫を凝らして、丁寧にお弁当を創ってくれてるのを知ってるんでしょうね。
食べきりたいけど、どうしても食べられない日もある。
がっかりする訳ないじゃん。そんな気遣いの出来る子だもん。
お母さんも分かってる。

そして
「子供って必要ですか?」
この質問をした子は親から不必要だと思われていると感じているから
こんな質問をしたのでしょうか?

子供の事が不必要な訳がない。

全部大人が悪い。
ちゃんと「大切だよ」と伝えられていない事が
子供達をこんなに不安にさせている。

子供をほったらかしにして、
自分の事ばかり考えているのでしょうか。

子供が必要なかったら、親なんてもっと必要ないじゃないでしょう。

かなり心にきまして。
冒頭のPTA会長の挨拶で、この件に触れ
保護者を代表して私から生徒達に「子供は大切だよ」と伝えさせていただきました。

そのせいか、
各テーブル、表面上の勉強時間やら校則やらスマホ時間などの話題はそこそこに
子供は大切か?とか将来の夢の話など、
深い内容で話し合いが出来たみたいです。

短い時間でしたが
凄く良い時間になりました。

目に見えて分かりやすい話題は答えも出やすいです。
しかしレイヤーの深い、抽象度の高い話題はなかなか答えはでません。
そういう事を時間をかけて意見を出し合って考える事が大切で、
その中で各々が改めて大切だと思い返せる。

そしてお互いの信頼関係にも繋がります。

 

子供って必要ですか?
子供にこんな質問させないように、
きちんと対話をしていきましょう。

 

自責と他責

どういう会社や組織に属するかって事は
今の日本の社会においてある程度は自由に選択できます。

ブラック企業であろうが優良企業(何をもっての優良か?はおいといて)であろうが
辞めようと思えば辞めて違う会社を選択できます。
今の日本なら、比較的簡単に自身の努力で
違う会社を選ぼうと思えば選べるんじゃないでしょうか。

それが出来ずに(せずに)、
環境がどうとか時期がどうとか生活がどうとか
うじゃうじゃ小言を言いながらズルズルと今の(良くない)と思ってる場所に居続けると
ゆでガエルになり、今に何もできなくなります。

何もやらなかった期間が長くなりすぎると、
一歩を踏み出す力がもっと必要となります。
小刻みでいいのでちょっとした挑戦を続ける事も大事。

転職だけではありません。

仕事を通じた日々の活動の中でも
環境や何かを変える挑戦をせず、
小言をいいたくなるような「良くない」と感じている場所に自分を置いておいて、
なお何もしない(出来ない)のは
環境のせいでもなく、時代のせいでもなく、ましてや他人(周囲の人)のせいではありません。

全て自分の責任。

周りの文句を言っている人のその小言。
大体は自分の文句に置き換えられます。

今の環境は全て自分の責任で起きています。

挑戦しない理由を探すのではなく、
挑戦した後の未来を創造して、
理想を求めて一歩を踏み出す。

踏み出した一歩によって見えてくる世界も
自分の力のおかげです。
それは人生を豊かにします。

だって他人から与えられたものではなく
自分の責任で、
自分の力で掴んだ世界だから。

良きも悪きもすべて自責。

出来ない理由を並べずに
理想の未来に向けて少しづつ挑戦していきましょう。