全員がエンジン!

今年も残すところあと3週間となりました。

会社の仕事日としますと2週間とちょっと。
例年ですとそろそろ「年末感」といいますか、ちょっと落ち着いてくる頃ですが
お陰様で今年はまだまだバタバタしております。

4月、5月に新型コロナ感染症拡大の緊急事態宣言により
ほとんど動けなかった時期の反動かもしれませんが、
本当に「仕事がある」「忙しい」というのはありがたい事で、

社員も忙しくはあれど、皆仕事に感謝しながら業務に励んでくれているのでは?
と思います。

目に見えないモノに戦々恐々しながら過ごしてきました。

実際、私達富山に住んでいる者にしてみたら、
春に「市民病院でクラスター、老人介護施設でクラスター」等報道はありましたが
近親者や知り合い、友人に感染者が出たという話は聞かず。
本当に目に見えないモノと戦っています。

情報過多社会の良し悪しですね。

そんな何とも分からない敵を前にして、
今の現状をその敵のせいにしても始まりません。

「コロナのせいで」を理由にすれば、誰もそれに反論できません。
ビジネスの上でその逃げ道を利用する方ともお会いしましたが・・・
時と場合によっては信頼をなくす逃げ道です。

逃げてはだめですね。

まずは「コロナのせいにしない」
環境のせいにはしないというのは大事だと思います。
「コロナが悪い、不況が悪い、日本が悪い、政府が悪い、政治家が悪い、会社が悪い、経営者が悪い」

まあ、自信をもって経営者は悪くない!
なんてさらさら言えませんが。

私は少なくとも今、自分に起きている事、会社の現状を他人や環境のせいにはしない様にしています。

取締役就任当時はよく先代社長のせいにして、言い争いをしていました。
全く持って反省の一言しかありません。

そんな事しても前に進めないので、
まずは「自分になにか問題があったのでは?」と考える様にしていますし
「この環境の中でも何か打てる手はあるはずだ」
と考え方を前向きにすることが大事。

「政府のキャンペーンで旅行、飲食を活性化してくれないとつぶれる」
「政府が緊急事態宣言を出さないと感染拡大は収まらない」
「補助金をもっと出してくれないと店がつぶれる」
「会社が決めてくれないと私達は何もできない」

じゃなくて、一人一人がもっともっと自分達で自分達や周りの人の事を
考えて、発言し行動しようよ!

と思うんです。

知ってる方で、飲食店を経営されておられる方が
平時の業種では厳しいと思い、
とりあえずラーメン屋さんを始めた方がおられます。

その方の事を、プライドがない、なんでもいいのか?
ってちょっと悪く言っている話を耳にしました。

まあ、美味しいかは分かりませんが、
私は応援したくなります。

打てる手を考えて考えてやってるんですよ。
その方も従業員のお給料を払って行かなければならない責務がありますから。

 

ちょっと話がそれました。

 

さて、
トミソーでは来期(2021年度)の全社スローガンを
「全員がエンジン!」
としました。
全員が推進力を持って行こう!という意味です。

私の好きなクルマに例えました。

本来、チームや組織は各々の役割があります。

もちろんエンジンがあって、バッテリーがあり
ハンドルがあり、サスペンションがあり、タイヤがあり・・・

各々がその役割を果たしてやっと前に進みます。

 

しかし、その各々が
「バッテリーが弱いから」
「タイヤが古いから」
「ナビが壊れてるから」

なんて、他人や周りや環境のせいにして自分の機能不全を放置する。
「コロナのせいで」と言いながら何もしないまま弱っていく人の様です。

 

そうじゃなく、
「タイヤが多少古くても俺の力で前に進めてみせるぜ!」
「ハンドルが多少ガタがあったって、周りのパーツでカバーしようぜ!」

と、全員がエンジンの様に推進力をもって進んでほしい

という気持ちを込めてトミソー2021年スローガンを「全員がエンジン!」

としました。

 

まだまだトミソーのエンジンは
1600CC直4ツインカム(よく回るけどまだ小さい)エンジンくらいですが

いつかは・・・

ホンダ初期F1時代のV10ツインカム
(すごく良く回る上に壊れない安定感抜群の最強最速エンジン)
(そして ああ、惚れ惚れするくらいに美しい)

に全員がなれる様に、(少なくとも幹部、リーダー以上はいいエンジンを持てる様)に
もっともっとガソリンを注いでいかないといけませんね。

来年はいいエグゾーストノートを轟かせます!

One thought on “全員がエンジン!

  1. 末政

    私も責任自分論を常に意識し、
    どれだけ自分に責任が無いと思っても、
    10対0はあり得ないと考え、
    自分に落ち度はないかと考えるようにしております。
    そうしたら、自分に落ち度がない事はありえない。
    何かしらは絶対あることが分かりました。

    何かのせいにしても何も変わることはありませんよね。
    そうであれば、あるべき姿に向かうために打つべき手を考え、
    とにかく行動することが大事だと私は考えます。
    環境変化に柔軟に対応して行動できる企業が、
    強い企業であると私は考えております。

    来年も、顧客に最大限の喜びを与え続け、突き進んでください!

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