月別アーカイブ: 2020年7月

最期に刺さるのは結局「想い」

7月31日

今日で7月も終わりますね。
あっという間でした。

もう1週間でお盆休みですね・・・

お盆が明ければ、あっというまに9月へ突入・・・

すぐ秋になります。

ほんっとうに恐ろしい。

コロナが明けて、やっと動くぞ!となったら
すぐに年末が見えてきます。

一日一日が凄く大事ですね。

 

昔、先代社長がよく「夏休みを1週間もとって大丈夫か!」

と言っていましたが、
気持が分かる気がしてきました。

 

7月。
各部門でイベントを実施しました。
半分は勝てたかな?
半分は負けかな。。。

なかなか難しいです。

同じ「イベント」と言っても
実施する「人」によって全然温度が変わります。

「絶対に成功させる!」
という想いに満ちたチームで運営したイベントは
何かしら結果を残しますし、数字的に「負け」ても
必ず新しい発見をして、改善をして、次に生かします。

結局「想い」が最後は数字にも繋がってきます。

想いがないと、改善点、反省点も気づきません。

コロナ前と同じ宣伝手法、告知方法、運営方法を続けていては
失敗しますよね。

何かを変えるのは、実はなかなか勇気と馬力が必要ですが
その原動力には「想い」が必要不可欠ですよね。

 

先週、フレンチレストランのテナント内見会を開催させて頂きました。
多分、テナントの完成見学会は県内初では?

数字的な来場者数でいうと決して多くはなかったですが、
初の試みでかなり得られるものがありました。
次に活かします。

完全予約制にて時間制限をして開催しました内見会ですが
そこにいると、お店の前をいろんな方が通ります。

私が立っていると、
通りかかった方より声を掛けられました。

「前からここにレストランが出来たのしってたけど、
なんでこんなコロナの時期にオープンしたんだろうね?
儲かるんかねー」

と聞かれたので
「自分のお店を持つことがご自分の夢だったそうですよ」

とお話しすると、

「そうか!なら食べてみようかな!」

という事でお店のフライヤーを持って帰られました。

オーナーの夢という「想い」がその人に刺さったのでしょう。

儲けのため (それももちろん大事ですが)
よりも
夢だったから
に人は動かされたんです。

だとすると、
どうやってそれを伝えるか?
が大事になってきますよね。

人の言葉で伝えるのが一番いいのは当然です。
しかしそれでは大勢の人には伝わりません。

私は今年から「ぜろからセミナー」という個人店開業支援セミナーを始めました。
この十数年で150店舗以上の開業に携わってきたノウハウを2時間のセミナーに詰め込みました。
その中で3店舗、潰れてしまったお店があります。
自分で造ったお店を自分で壊す事はもう二度としたくない。
せっかく自分のお店を持ったなら、必ず成功して欲しい。

そういう「想い」を言葉に載せて発信しています。

来週も開催しますが、お陰様で満席です!

そして今はそれをいかに広く伝えるか?
を仕掛けていきたいと考えています。

来週のセミナーには1組、東京からオンラインでのご参加も頂いております。

これはコロナのせいで実現した手法ですが、
逆にコロナのおかげで遠くまで声が届く様になりました。

ピンチはチャンスです。

もっと面白い事を進めて行けそうで
今はワクワクしています。

そして、どんどん自信を付けて
「想い」を大きく、強くしていきたいと思います。

 

守ってても「勝ち」は来ない

先週のブログでは、PTA役員会での2つの気づきのうち
一つ目を書いて(長くなりすぎちゃったので)終わり
続きは今週のブログで書きますと宣言しました。

あれから一週間。
短いようで、7日間もあると本当に気づく事はいっぱいあります。
ボーっと生きてると見逃す事、感じられない事もあるでしょうが
日々、考えながら生活する癖を出来るだけ付ける様に心がけています。

すると、ほぼ毎日、何かしら考える事、気づく事が必ずあります。

ブログに書きたい事もたくさんあるのです!
ですが、ここはぐっと我慢。
毎日ブログにしちゃうとかなり可処分時間をとられそうなので、
当分は今まで通り週1ブログにします。

#勝手に決めた自分ルールに勝手に縛られる
#とはいえ、こういうルールを決めないと「習慣化」出来ない

と、いう事で今日は予定通り(自分の中では新鮮ではなくなってしまった)
先週のPTA役員会での気づきパート2を書きます。

PTA役員会の新メンバーに北陸予防医学協会の方が入られました。
市内の病院の院長さんです。

その方のお話しで興味深いものがありました

「ワクチン開発にはどんなに早くてもあと1年
遅ければできるまでに2年か3年かかるだろう。
今年の11月か12月にはまたインフルエンザが流行するでしょう。
コロナも風邪の一種で、正直インフルとの見分けは尽きません。
冬になればインフル患者が増えてきて、
コロナと区別できずにまた各地で大型クラスターが発生し緊急事態宣言が出るでしょう。
今でさえ各所で小型クラスターが発生しているくらいです。
今が一番いい時です。
ワクチンが開発されるまで、今より良くなる事はないでしょう。
分かりますよね?
こうやって感染者数が減って行っていてもいつまでたってもゼロにはなりません。
当分マスク 社会的距離 消毒 は続きます。
そしてあと1年、2年というスパンでみても今から10月いっぱいが一番いい時です。
「また以前に戻ったら」なんて考えは捨てて、コロナ過でどうしていくか?
を考えていきましょう。」

というお話しでした。

本当にそうだな!って思いました。
この先、じわじわとマスク解禁、消毒の必要なし、社会的距離解禁、大勢のイベントOk・・・
と、段階的に以前の生活に戻る事はないのだな
と確信しました。

まだまだ想像力が足りなかった。

ワクチン開発がないと、今以上良くならない。

それを踏まえて我々は事業、生活、そしてこの先の生き方まで考えなければいけないなと実感しました。

幸い、オンライン化やWEB化、クラウド管理化など
トミソーは徐々に進めていましたので、
大きな抵抗感はなく、この動きを営業活動や受注活動にも広げていきます。

先日、広告動画の撮影をしたんです。
そこでも気づきがあったのですが、
これからはモニター越しに相手に刺さるやり方を模索していきます。

また、このコロナ過の状況を野球に例えた話も耳にしました。

「日本は1回の表のコロナの攻撃を他国と比べてそこまで失点せずに守った
だが1回の裏の攻撃では得点できなかった。まだ攻め方が見えていない。
そして今、2回の表、またコロナが攻撃してきた。」
との事。
本当にうまい例えだと思いました。

 

下手すると1回よりも点を取られるかもしれない。
しかし点を取られる事に麻痺しだしていないか?
このままでは負ける。
麻痺しても、あきらめても、誰かが3回ぐらいで勝ってくれるさと、人ごとにしてもダメ
9回まで。いや延長してそれ以上まで続くだろうコロナとの戦いに
自分達で勝ちに行かないとダメ。

長く続くと覚悟しろ。
気を抜くな。
この状況で「攻め」を考えよう。

攻めとは対コロナでもあり
対経済(経営)の面でもある。

待ってても「勝ち」は来ない。

過去の勝ちパターンは通用しない。

制限の中だから、得られるもの

昨日は娘の高校のPTA役員会に出席してきました。

今季最初のPTA役員会。
例年なら3月には始まるのですが新型コロナウィルスの影響で
7月まで伸びていました。

そこで感じた事が二点。
二つとも「このコロナ過という制限の中で」に紐づく事でした。

一つ目は、体育大会の実施の是非について。
今年も例年通り9月に予定しているそうです。
しかし、練習も含めて三蜜を避けるために
内容は大幅に縮小。
団員全員で行う応援合戦は応援リーダーだけで行う。
騎馬戦などの密な競技は中止。
100メートル走やリレーなど密にならない競技を中心に
短い時間で終わる計画だそうです。
生徒会、体育祭実行委員会の生徒達と担当の教師で毎日のように話し合っているとの事。

PTA役員会では
騎馬戦がなくて残念だ、とか
そんな感じなら開催しなくてもいいのでは?
(特にコロナで1学期のスタートが遅くなり学習時間が削られた今年、
無理して体育大会をしなくてもその時間を学習に使えば?という意見も)

ここは、「体育大会は何のために開催するのか?」という根本を考えないといけないと思いました。

私の娘は今年で2年生。

昨年初めて体育大会に参加したとき、
応援団や団リーダーの3年生が主体性をもって
自分たちの団員を引っ張り夏休みを返上して応援の練習に励み
それこそ一生懸命に準備して仲間で力を合わせて体育大会に挑む。

負ければ泣くほど悔しがり、勝てば全身で喜ぶ。

真剣にやっているからこその感動があるなと
私も観ていてそう感じました。

高校生にもなると応援合戦や騎馬戦が本当に迫力ありますね。

娘も、団リーダーや応援団の三年生が「かっこいい」と言ってました。
私も三年になったら応援団やりたい!との事。

これは伝統でもあるのでしょうが、
先生からやらされた体育大会では絶対に実現しないでしょう。

自分から先輩みたいになりたい!という想いをもった生徒が
重ねてきた伝統ですね。
そして昨年を越えよう!という想いが重なり、毎年より良いものになって来たのでしょう。

リーダーも苦労や苦悩があるでしょうが、やり遂げた時には
人一倍成長しているでしょう。

チームワークの形成、苦労、悔しさ、努力、喜び、憧れ

娘の発言や私が観る限り、この高校の体育大会の意義は
「生徒達の人間的な成長のため」だと思います。

そう考えれば、
せっかく生徒会や実行委員会の生徒達が
「このコロナ過の中でなんとかして体育大会をやりたい!」
と想い、苦悩して、努力して、頑張っているのなら
多少縮小されようが、そこにはドラマがあり
やはり憧れがあり、悔しさもあるでしょう。

もしかするとハードルが高ければ高いほど、
成長も大きいかもしれません。

ここで途切れると、次に続く成長はなくなるでしょう。

なので、体育大会の開催は賛成です!

と、発言させて頂きました。

おかげさまでPTAの意見として「賛成」となりました。

 

 

ちょっと話は大きくなりますが、

「自由」ってみなさんどう考えます。

「自由」って全ての物や制限から解き放たれた状態の事を言うのでしょうが、
逆説的な話ですが「不自由」がないと「自由」は定義できません。

「自由になりたい!」と思うのは「不自由から逃れたい!」という事なので
「今、自分は不自由なんだ!」と思わないと、そこに「自由」は生まれません。

なので人によって「自由」は違いますよね。

牢獄に入っている人は牢獄から出る事が「自由」ですし
牢獄には入ってないけど嫌々会社で働いている人は日曜日が「自由」でしょう。

 

同じ様に「幸福」も考えられると思うのです。

シリアの内戦地で生活している子供達にとって
戦争のない国で生活する事が「幸せ」だと思いますし、
我が国で生活している子供達にとっては
「ニンテンドースイッチ」を買ってもらえる事が幸せかもしれません。

「不自由」「不幸」「制限がある」という事が
人間にとっては必要な事だと本気で思っています。

そこから「自由」「幸福」を掴むための努力が人を成長させるのでしょう。

コロナという「制限」は、コロナがなかった昨年よりも
より多くの成長や幸福が感じられるチャンスでしょう。

 

ピンチでもありチャンスでもある。

今はそんな時なのではないでしょうか?

 

さて、ここから二つ目の気づき、今週月曜日の私が講演したセミナーの話へとまとめたかったのですが
一個目であまりにも長くなりすぎたので、
もう一つの話と続きは来週に書きたいと思います。

といいつつ、来週は気が変わって違う事を書くかもしれませんけどね。

改めて理念の大切さを思う

7月に入りました

改めてこの半年を振り返りましたが、
新型コロナウィルスの蔓延という100年に一度の災害があったとはいえ
意外と冷静に動けたのでは?と感じています。

当社の事業が飲食業や接客業ほど直接的な影響がない業種というのもあるとは思います。

出来るだけ、そういう飲食業や接客業の方の気持ちになって考えてみる様にはしていますが
実際にやっていないだけに100%理解は出来ないもんです。

ここを解決するには、実際に自分で飲食業や接客業を経営してみる他はありませんよね。

当社は、そういう「お店」を出したい!経営をしていきたい!という方がお客様として来られます。

そういうお客様にとって一番良いと思うアドバイス、提案、商品、戦略をお勧めする事で
「トミソーで創ったお店を1件も潰したくない」という想いでやっています。

こういうコロナの様な危機に面した時に、どういうアドバイスが出来るのか・・・

自分の無力さを痛感しますね。

 

最近、今以のステップアップをするためには「自分で飲食店を経営してみる」事が必要では?
と感じています。
このコロナ過の中でさらにその想いが強くなりましたね。

 

さて、
とはいえトミソーだってこのコロナ過で楽な訳ではありません。
非情に厳しいですよ!

もしかしたらこのままいけば今期は初の赤字になる可能性だってあります。
まあトミソーの社員はなぜか底力があって、
最後はなんとか頑張ってくれる事が多かったのですが

いやいや、そんな根拠のない事に安心はしてられません。

以前も書きましたが「今月が勝負」と言う事で
今月はほぼ毎週どこかでイベントやってます!

あ、私が直接話をする「ぜろからセミナー」も来週やりますよ!
もう3組の予約を頂いてます。残り1組です!

という具合に、お客様も動いてきています。
「絶対に達成する!」という気持ちで皆で頑張ってます。

 

と、いう時に
目先の数字に惑わされてはいけません。

ここぞという時ほど「理念」が大事になってきます。

 

何度でも言います

当社の企業理念は

「我々トミソーは
最高の技術と心を持って
お客様の夢の実現と
従業員の幸福を追求すると供に
地域社会の未来に価値ある物を創造し続けます」

です。
お客様、従業員、地域社会
この「3方」が全部幸せになる事が迷ったときの選択肢です。

喉から両手が出るほどの仕事を目の前にぶら下げられても・・・
地域社会の未来に価値のない仕事もダメですし
社員が良い仕事が出来ない環境の仕事もダメですし
まずお客様が誰なのか?誰がこの仕事で幸せになるのか?
当社だけが儲かるような仕事ももちろんダメ。

これを間違えちゃうと、
今、なんとか数字を作れても、
そのままそんな目先の選択肢で仕事を続けていては
いつか会社はつぶれます。

 

今期、この理念を守って、数字が足りなくて
もしも、もしも赤字で終わったとしたって
(断じてそれでいいという訳ではなく、もしもの話)

理念さえ守れていれば、会社は永続します。
(断じて言いますが、努力と創意工夫、スキルアップ、進歩発展も不可欠です)

逆に、努力と創意工夫、スキルアップ、進歩発展の方向性が
「今日、明日の儲けを追求する」だったらやはりいつかその会社は潰れるでしょう。

 

今、トミソーは多数の事業を進めています。
その担当者が「理念」をしっかりと腹に入れて進めて行けば
遅かれ早かれ必ず成功します。

「今」は凄く大事ですが、その「今」は未来へ向かうために何をするか?
の「今」です。

そう考えると、
あまり怖くないのです。
この先もたくさんの試練が待っているでしょうが、
理念を芯に据えて、努力と創意工夫、スキルアップ、進歩発展さえ続けて行けば
大丈夫だと思える自分がいます。

 

トミソーの社員と言う仲間がいるから思えるんです。

それが無かったら無理かもしれません。

 

1番の敵は「諦め」
そんな話もいつかしたいと思います。

 

 

なんのために事業をするか?

今週参加しました建築関係の経営者が集まる勉強会にて、
話をされた中のお一人がこうおっしゃっていました。

“コロナで当社も打撃を受けていますので、今は新規事業を10ほど進めています。
例えば○○、そして○○などです。
まあ、どれが当たるかは分かりません。このうちの一つでも当たってくれれば御の字です”

との事でした。

私は個人的に違和感を感じましたが、
決してその人が間違っているという訳ではなく、
根本的な考え方の違いでしょう。

確かに、一つでも当たれば というのも分かりますが、
最初っから失敗するかも という事業をやりたくはありませんし、
社員にさせたくもありません。

その方も謙遜してそうおっしゃっていたのかもしれませんが、
私は性格としてできません。

 

トミソーも新規事業を始める計画です。
その事業を知って、考え始めてから凄いスピードで決断しましたが
その間にはいろいろ調べて、県外まで調査に行って
シミュレーションもして、
ノートに会社貢献度合いの相関図も描いて、
「これは必ず成功する!」という確信を得てから進めました。

なので自信をもってスタッフに「やろう!」とお願いできます。

他にも同じことが言えると思います。

トミソーは今のところ新卒採用を1名としています。
悲しい事になかなか今の事業規模ではそれが限界です。(いつか2名採用にしたいです)

なので、内定を出すまでに、複数回会社に来てもらい、社員にも面談してもらい、
この学生さんとなら!!って決めた方 1名にだけ内定を出します。

その方に来てもらえるなら、一生面倒を見るつもりです。(もちろん相手もいいって言えばね)

複数名に内定出して、就職してからこの中からだれか一人でも当たればいいな
なんて採用はしたくないですから。
(複数名に内定を出して良ければ今年はたくさん出したい方がいましたよ・・・)

 

人それぞれなので、それぞれの考え方でいいと思いますが、
きっとこれだ!って信じて、それを必死に実行して、
そのうえで成功した時の方が感動や喜びが人一倍大きいと思うし、
それを仲間と分かち合えたら、最高だと思えるし
そういう体験を通して、チームって強くなっていけると信じてるので。

利益のみを追求していく経営者なら、私の選択は選ばないかもね。

 

どちらにしろ、手をこまねいて何も行動を起こせないよりは100倍はいいです。

今は混とんの時代の幕開けかもしれません。

どんどん動いてゆきましょう。