徹底的に寄り添う採用

また新卒採用の季節がやってまいりました。
当社もインターンやセミナーなどで接点のあった学生さん向けに
先行説明会を今月に開催します。
沢山の学生さんとお話したいです。

さて、コロナは一向に落ちついてないはずなのに
なぜか新年会はコロナ前と同じ様に開催されるようになりました。
銀行さんとかなんかの会とか、お堅い集まりもしかり。
感染者数は過去最高を記録しているのになぜなんでしょうね?
深く考えずに、周りの雰囲気で生きている人が多いんでしょうね~

それはさておき、
お酒を飲んだ後の事を考えて
開催場所によっては市電(路面電車)で新年会に行きます。

たまたま富山大学前行の市電に乗ったら
「就活生に届け!」という富山にある300人規模の企業さまの求人広告がありました。

「就活生に届け!」の次に
「日本トップクラスの福利厚生!」

と書いてあります。
・毎年の社員旅行は海外旅行!
・スポーツカー借り放題!
・社内クラブ活動あり!
・休日がうんたらかんたら・・・

びっくりしてクラクラしてきました。

仕事の内容が一文字も書いてない!!!

学生さんはこの情報を見て会社に興味をもつのだろうか?
この会社でする仕事に興味をもつのだろうか?

この事を仲間の経営者さんに話をすると
「合同説明会なんかに参加したら、どの会社も福利厚生アピールばっかりだよ。
休日日数の多さや福利厚生を競ってアピールしてるね」
との事。

「はたらく内容の事」
ではなく
「はたらかない時間の事」
で自社をアピールしてるの?
自社ではたらく人を募集してるの?

本当に意味が分かりません。

そんなもやもやした中、
新年会でたまたま臨席した経営者の方に
こういう状況ってどう思いますか?
って聞いてみたら、

「今どきの学生は休日日数や福利厚生で会社を選ぶんだよ。
そういう世代なんだから仕方ないよ」

と返ってきました。
しかも複数の方から。

酒のせいか、本当にクラクラしました。

私の私見ではありますが。
本当に今の学生さんはそうなのでしょうか?
深く深く学生さんに向き合ってますか?

大人がそういう情報しか与えてないからではないでしょうか?

では。
学生さんの立場になって考えてみます。

さて私は大学3年生です。
さあ、今から就活だ!
どんな仕事をしようかな?
どんな会社に入ろうかな?

合同説明会に参加しました。

どのブースに行っても
休日日数が多いよ!
残業が少ないよ!
海外旅行へ毎年いけるよ!
お給料が高いよ!

と聞かされます。
産まれて初めて就職活動をする自分。

こういう条件の中から「働く場」を見つけないといけないのか!
なら、少しでもいい条件の所に入ろう!

となりますよね。

「はたらきがい」
「はたらく意義」
「成長した自分像」
「その会社での未来像」

偶然か縁か。
こういう情報に触れた学生は
そこに意味を見出して、
就活軸に選択肢が増えるはずです。

それにしても
そういう情報が少なすぎる。
ここ数年、合説には参加していませんでしたが
今年は参加しようかな。
独りで「はたらきかた」を叫ぼうかな。

学生さんの中には全ての情報に触れてから
それでも福利厚生を就活軸にする人もいるでしょう。
それはそれでいいと思います。

でも全員ではない。
ひとくくりに「今の学生は」とはまとめられない。

福利厚生や休日も大事ですが、
「どういう働き方が理想か?」
を比べて、確認して、納得して
働く場を選ぶ事を大切にする学生さんも必ずいます。

よっぽどバブル期とかに比べて多いと思うんですけどね。

人間は、一人一人大切な事は違います。
働くことに関して大切にしたいことは一人一人違うんです。

まだまだ3年生の段階では
そこを見出していない人も多いでしょう。

なので、よく目に入る情報に振り回されて
本当にこのままで良いのか?
と疑問を持ちながら就活を進める人も多いと思います。

 

ここ最近、そういう事があってクラクラしながらも。
世の中がこういう風潮ならば
私達はもっと学生さん一人一人と向き合うと決心しました。

そして決めたトミソーの採用活動のテーマ

「徹底的に学生さんに寄り添う」

トミソーに入る、入らない、関係なく。
就活でトミソーと関わった学生さんに
自分の就活軸を持ってもらい、後悔のない就活をしてもらいたい。

ふと、思い起こすと
5年前に初めて新卒採用を始めた時のトミソー採用パンフの表紙は
「全就活生に幸あれ!」でした。

なんだかんだ言って昔から変わってないですね。

しかし今年は改めて自分の中で腹に入り
覚悟が決まりました。

今年、採用パンフレットを刷新します。
キャッチコピーは
「BRAEK YOUR FLAME 突き抜けるほどの挑戦を」
となりました。

枠に収まるな!
突き抜けよう!

「全就活生に幸あれ」を因数分解した結果
どうやって幸福を得るのか?
挑戦と成長が幸福には大切なのでは?

というメッセージです。

とことん話がしたいです。

たくさんの学生さんと会いたいですね。
採用活動が楽しみです。

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