人の話を聞く独裁者

ウクライナ情勢は日々変化していますね。
正直な感想は、ウクライナが思ったよりも善戦している事
相対的にロシア軍が思ったほど強くない
世論が思ったよりウクライナ支持

って感じです。
過去のロシア軍のシリア侵攻の時は
ここまでニュースになってなかった様な・・・

ウクライナという国の重要度も確かに高いですが
アングロサクソン民族が戦火にさらされているってところが
世論の反感を大きくしているのかもしれません。

いずれにしろプーチンさんの思惑は大外れです。
人道的には言いたいことはたくさんありますが、そこはさておき
とりあえず、私達の生活や当社の事業にはまだ大きな影響はきていません。
この後には必ず影響が来ます。
来ないでくれ~って祈るのが経営者の仕事ではないので
今週も財務的なセーフティネットの拡充する事を決めました。
会社と社員を「守る」行動です。
ウクライナ事情が大きく変化して、どんな方向へ日本が向かうか?
見定めるまでは、とりあえず「守り】で良いと考えています。

でも
こんな「守り」だけでは明るい未来を夢見て仕事が出来ませんよね。

ニュース見て、暗い気持にはなりますが、
やっぱりそういう時に気持ちを元気にしてくれるのは
家族の笑顔だったり、社員の頑張る姿だったりします。
憂鬱にさせられる原因も人間(プーチンさんとか含め)です。
ストレス発散とか気晴らしに趣味も大事で
バイクに乗っても気持ちは晴れますが、
やっぱり人が感じる幸福は、人からしか得られないと最近実感しています。
ウクライナの子供達が泣いている映像を見れば胸がグっと掴まれた気持ちになりますし
逆に、避難して笑顔で抱き合う姿や防空壕の中でも気丈にふるまう姿などを見ると
感激で泣けてきます。
映像の向こうの彼らは明るい未来が来る!と信じていますよね。
だから頑張れる。
でもそれは今(現状)があまりにも悲惨だからかもしれません。

さて、
今の所日本人の私達は悲惨ってほどの状態ではありません。
現状の生活に満足している人も多いでしょうし、
別に死が目の前にちらついている訳でもないですし、
超がんばらなくても、ぼちぼちやっていけば
なんとか「人並」の生活ができるかな~って感じでしょうか?
もしくは、上を見てもどうせ無理だからって
諦めてるかでしょうか?

多分、バブル崩壊後、じわじわと悪化している私達の状況に
気付かず?見て見ぬふり?自分だけ頑張っても?と真剣に行動せずに来たため
どんどん、じわじわ悪い状況になって来てる事が見えていないのが今の日本人でしょう。

茹でガエルです。

もしも、もしも日本が30年前に一気に今日の状況になれば
ヤバイ!と焦って行動したでしょう。頑張ったでしょう。
昨日までの生活を取り戻そう!と
逆境の中でも前を向いて、明るい未来を信じて進んだのではないかと思います。

戦争で一気に生活が奪われるのは全く持って良くない事ですが
そういう状況の人たちの前を向く力強さは凄いと感じます。
人間にはそういう力があるはずです。

そんな力強さが、今の日本にあるでしょうか?
99.9%の日本人が持ってないと思います。

でも、行動しないと本当にダメだと感じます。

なぜ生きるのか?なぜ働くのか?
会社でも社会でも、アンケートをとれば
生活のためとか食べるためとか、守りの答えが多いでしょう。

いやいや、「明るい未来を創っていくため」に他ならないのに!

後世に、そういう未来を創るのが私達の使命です。

揺るがずに経営者として
旗を振っていかないと!
また最近再認識しました。

皆の意見も聞きますが、
だけど全員の意見が反映される未来が
正しい未来とは限りません。

皆の意見を聞きながら、違う意見の人も居る事を理解しながら
それでも「絶対に正しい未来」と思う方向を示す!
意見を聞く独裁者じゃないと
リーダーは務まらないと感じました。

道を示した後は、
根気よく対話して理解してもらう努力をしながら
その道で成果を出して結果で魅せていく。

簡単な道のりではないですが、
それしか今の日本で「明るい未来を後世に残す」事は出来ません。

後ろ指さされるのがリーダーの宿命でしょう

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