月別アーカイブ: 2020年11月

視野の違いはあるけど、お互いをリスペクトする事は大事

あと1か月で今年も終わりますね。

4月5月のコロナ感染対策緊急事態宣言を受けて
トミソーも営業活動や業務をかなり縮小しました。
そのため、今年後半の売上は厳しいと予測していましたが、
本当に社員みんなのおかげで前年対比を上回る予測に落ち着きそうです。

ただ、もう12月に入ろうかというのに、
まだまだバタバタしていまして、
コロナの第三波がどうなるか?の心配もあって
全く落ち着かない師走を迎えそうですね。

普段以上に決断をしていく場面が増えてくるでしょう。
特にコロナという今までに経験したことのない環境の中で
AかBか? GOかSTOPか?
など色々な決断をする中で、その決断の軸がぶれていると大変なことになります。

私達経営者は一つの視点を大事にしないといけないと思います。

確かに「今」このピンチをどう切り抜けるか?
ももちろん大事なのですが、
かならず長期的な視点を持って決断する事が必要ですね。

 

最前線の現場で毎日仕事をしているスタッフたちは、
本当によくやってくれています。
しかし、どうしても日々の業務に目を奪われて、
未来を見据える、長期的視野が狭くなります。

もちろん、当たり前のことです。
そこを、話し合い、分かってもらう努力をしていくのがリーダーと経営者の役割ですよね。

私も、まだ最前線で仕事をする場面がありますが、
そういう時でも出来るだけ長期的視野を持ち続ける様に努力をいています。

 

そして、私達経営者がそういう長期的視野を持てるその土台には、
信頼して今を任せられる社員がいるから。

皆がいるから、私たちは未来を見る事が出来るんです。

 

今を戦う社員達に、同じ視線を持ってくれ!
とは言いませんが、

私達が言っている事は、
長期的に全員が幸せになれる事を本気で考えていると理解してくださいな。

 

理念に基づいた判断
長期的な視野での判断

 

この二つがぶれなければ、そのチームは安泰だと思います。

 

 

会社の数字を社員と共有して、社員全員が数字を自分事にする

毎週金曜日にアップすると決めて、進めていたこのブログですが、
先週の金曜日は完全に抜けていました!

今日は11月23日(月)の祭日です。勤労感謝の日ですね。
お陰様で仕事をさせて頂いています。
店舗併用住宅の内見会を開催しておりまして、
同時に私が店舗併用住宅セミナーも開催しました。

本当にうれしい事ですが、内見会は本日も満員御礼でございます。

明日はまだ空きがありますので、ご興味のある方、
明日ならまだ間に合いますよ!

店舗併用住宅内見会サイト

ぜひご予約下さい。

この前の金曜日はその準備や、
来期の各部門の目標設定、社員の評価基準策定など
やる事が山積みで、(いいわけ)

そんなこんなでブログを完全に忘れていました。

さて、
当社は会社の売上や目標までの差、達成率などの話を社員とも良くしますし、
赤字かもしれぬ!など厳しい時も良い時も情報はせきららに公開しています。
苦楽を共にするという訳でもありませんが、隠しても仕方ないと考えています。
特に年間目標は各部門のリーダーとも共有しながら策定し、
その目標を達成するための個人目標数字や、部員たちの行動目標を決めていきます。
「数字」が自分事にならないと意識は薄れます。

今年、コロナが襲来して本当にどうなるかと思いました。

売上ももちろん落ちました。
そういう数字の推移も逐一共有しています。

自分の部署が予測とどれくらい差があるのか?
を細かくチェックしながら業務を進めています。

本当にお陰様で、「コロナだったから」とあきらめずに頑張ってくれた社員が多く。
そのおかげでなんとか昨年対比100%以上の売り上げは達成しそうです。

内心、あきらめていた部署やスタッフの売上はもちろん伸びません。
その部門はきっとコロナ関係なく伸びなかったかもしれませんね。

ダメな事も、つらい事も共有しながら、
仕事を進めて行くと、本当の意味での協力体制が築けると感じます。
一人の力で引っぱっていく到達点はたかがしれています。
皆で力を合わせると、もっと遠くへ行けそうです。

 

本当に皆の今年の頑張りには感謝しています。
コロナを言い訳にせず、粘り強くよくやってくれました。
いまは来期目標を設定していますが、
来期もコロナの影響はまだあるでしょうが、
同じくいいわけせず達成させます!

 

と、忙しさをいいわけにして、ブログアップが遅れた木村の宣言でした。

個の主体性と推進力

就活生に向けた会社説明会で私は
「朝8時30分に出社して、17時30分までデスクに座り、
与えられた業務をこなして、その分だけお給料を頂きます」
という考えで会社に入りたい方はトミソーとは合っていないので
来なくていいですよ。
とお伝えしています。

待っていても仕事は出来ません。

日本の高度成長期は何も考えずに、
なんの向上もなく、今までやって来た業務を教えてもらって
それをたた反復するだけで、売り上げがあがり
お給料も上がったでしょう。

「安定している会社、仕事」をそういう風にとらえている方もおられると思います。

特に、
現在就活生を子供として持っている親の層(私もそろそろそういう時期に来ました)
私たちは就活直前にバブルが弾けましたので、
幸か不幸か、そういう「いい時代?」を実業務では経験していません。
学生の頃のニュースやドラマ等の話題の中で
会社に入ればドラマの様に夜は遊んで、ディスコに通って・・・
みたいなバブル有頂天を想像し憧れた世代です。

その私達親が、想像と違った実社会で大人になって。
どういう経験を積んで、どう考えるか?も
子供に与える影響は大きく違ってきています。

「子供の幸せのために、子供には苦労させたくない」

とおっしゃる親御さんも(最近は減ったと感じますが)おられます。

個人的にはその方はご自分が苦労されなかったのだろうな
と思ってます。

苦労して、悩んで、考えて、自分から道を切りひらいて、
その先に見える目標に向かって進む道の方が、
その人を幸せにすると考えるからです。

その経験がなく、苦労から逃げていると、
きっと苦労=不幸という思考回路になるのでしょう。

そして、
日本の社会は確実に考えない会社、考えない社員に
生きる道を与えない方向に進んでいます。

 

個人個人が主体性をもって、時によっては推進力を発揮して
組織の中で、誰もがエンジンになれる様に
働かないといけないと思います。

そういう方は、どこへ行っても重宝される社会になるでしょう。

 

私の大好きなクルマやバイクは、各パーツがその役割をきっちり果たす事により
機械として動き、その目的を果たします。
ギアやネジ、一つ一つはその求められた目的さえ果たせばいいのです。

しかし、それ以上の機能は発揮できず、
誰かがそれ以上の機能のパーツと交換するか、追加しないと
マシンそのもののパフォーマンスは上がりません。

 

人間社会の組織、チームはそうではダメですよね。
私たちはそれぞれのパーツかもしれませんが、
各々が考え、もっと良い機能を発揮しよう!と自身で改善していかなくては
いけません。

そもそも全員が「エンジン」になりうる力をもっている事も大事でしょう!

 

個々が主体性を持ち、推進力になりうる。
全員がエンジンになれる組織。

それが強い組織だと思います。

 

本当に悪い人間なんていない

今日は第一金曜日。
月に1回の全体会議でした。

各部門長から部門の売上進捗情報の発表があります。
私も各部門の日々の営業情報を確認して会社全体の売上の予測を見ています。

ところが今日の全体会議発表資料を集計すると、
私の予測を上回って、なんとか前年度よりも多く売り上げを作れそうとの事。

全体会議前に各部門長も集計するのですが、そこで数字が変わるのでしょうね。

うちの営業資料や経営資料はエクセルの書類が多すぎます。
もっとリアルタイムで計数管理が出来るシステムを導入したいな。

 

それはさておき、
7月の段階ではかなり厳しかった予測数字ですが、
本当にみんなの頑張りのおかげで昨年対比をちょっと上回る売り上げは見えてきました。
本当に社員に感謝です。ありがとう。
それでも今年は人員を増やし、設備(商品含め)投資もし、予算もかけて
昨年よりも高い目標数字を掲げてスタートしました。
昨対100%では実は足りないんです。

残り2ヶ月。
踏ん張って頑張ります!

 

さて。
何かの目標に向かってチームで行動するって本当に大変です。
考え方の奥底まで全く同じ人間なんてだれ一人居ません。
一緒にやって行くうちに
「あれ?なんかおかしいな?」
「この考え方は違わないかな?」
と思えることが出てきます。

今週はそんなことが2件ありました。

同じゴールを見ていたつもりが・・・

同じゴールを見ているんだけど、その道のりが違うとか
進むスピードが違うとか、
そういう場合はなんとかなるんです。

 

同じゴールを見ていたつもりが・・・
実は通じ合ってなかった。

と分かった時。

 

相手をどう思うか?

そういう瞬間って、相手の行動や言動に疑問を感じたり、
何か問題が起きたりする瞬間ですよね。

その瞬間は、「あいつは何を考えているんだ!」
「なぜ、そんなことをしたんだ!」

って憤ってしまいます。

 

 

しかし、
ほんとに腹を割って話をしたら、
悪気がある訳でもなく、ただゴールが違っただけ。

正解、間違いではなく、
良い、悪いでもない。

その相手の目指すゴールからしたら、
相手のやり方が正解かもしれない。

悪い考えで行動した訳ではないって思えます。
(結果が悪い方向になる事はありますが・・・)

 

こちらがちゃんと向き合って対応をすれば
本当に根性が曲って悪い人間なんていないんだろうなって思います。

 

人は鏡と言いますよね。

最初っから相手を疑ってかかれば、相手も自分を疑って
嘘を言うかもしれませんし、腹を割って話をしませんよね。

 

 

今週、ひとつそうやって腹を割って話をして
お互いを確認しあったことがありました。

ゴールは違うかもしれないけど、相手の事を悪くは思わない。

 

 

もう一つ、また別の事(別の人、別のチーム・団体)で憤ってることがあるんです。
でもきっと話せばわかる。分かり合える事は出来ないかもしれませんが、
ゴールが違うんだって事が分かるかもしれません。

 

その方がすっきりするしね。

 

 

と、いう事で逃げずに話をしようと思います。