日別アーカイブ: 2024年3月9日

本氣で向き合う

今年も採用シーズンが始まりました。
今週は月曜日、火曜日と連続で合同説明会に出展してきました。

できるだけ多くの学生さんと接点を持ちたいと思い、
頑張ってブースを創りました。

既製品の旗、椅子カバー、テーブルカバーとか、どこの会社も使ってるような
グッズは一切使わず、全て手造りのブースです。
学生さんとの距離を縮めたかったので、椅子を撤去してもらって
畳と円卓をおきました。実家の茶の間を再現したくて。

マイナビさん曰く、畳を敷いて円卓を置いた企業は初めてとの事。
学生さん達に「突き抜けるほどの挑戦を!」って言っているのに
うちの会社が突き抜けてなかったら話になりませんからね。

沢山の学生さんと接点を持ちたい理由は、
トミソーの選考に来てくれる学生さんの母数を増やしたいからではありません。

「自分らしい働き方をする」「自分らしい就活をする」事の大切さを
一人でも多くの学生さんに感じて欲しいから。

どうしても「就活」のイメージが合格・不合格になっているのではないかと感じます。
これは企業側も学生側も同じ。
企業側は福利厚生や休日日数、有給消化率、基本給など「条件」の良さで学生さんにアピールし
学生さんからの合格を欲しがります。
学生さんもまずは服装、髪型、受け答えなどなんとなく続いてきた暗黙のルールに則り準備や練習をし、その企業に合わせた受け答えを考えて企業からの合格を欲しがります。

そもそも「就職・採用」って「合格・不合格」ではないはず。

とある尊敬する経営者は採用を「出産」に例えます。
うちの採用担当の鬼原は採用を「結婚」に例えます。

正に採用とは「家族に迎え入れる事」です。

絶対に「条件」なんかではない。

だから、学生さん一人一人と本氣で真剣に向き合いたい。

トミソーに来なくてもいい。
トミソーと出会い、話を聞き
「こんな考えの会社もあるのか!」
と視野を拡げ、自分らしい後悔のない就活をする。
これが私達がたくさんの学生さんと接点を持ちたい理由です。

事例を一つお話しします。
昨年、当社の選考の途中で自分の本来の気持ちに気づき
違う会社から内定を貰った学生さんがその報告とお礼に来た事がありました。
彼は就活の段階で悩んで悩んで自分を見失い、自分を取り繕い
その企業に合わせた「その企業の正解」を答えようとしていました。
しかし彼は当社の選考の問答で自分の心を深堀りし、
自分が本当に大切にしている事に気づきました。
それを他社の面接で答えたら内定がもらえたとの事。
彼にとってはその企業の方が合っていると感じましたので
私は喜んで彼を不採用にしました。
今でも彼とは仲良しです。LINE友達です。
彼の内定の報告は心から嬉しかったし、ずっと応援します。
まだまだほんの少しですが、目指す未来が感じられました。
「全就活生に幸あれ!」がトミソーの採用活動のスローガンです。

就活をポジティブにする。
学生さんが就活に後ろ向きにならずに、
自分が家族として迎え入れて貰える会社と出会える場が就活と採用です。
もっとワクワクできるはず。
そんな考えをもてる学生さんを一人でも多くしたい。
そのために頑張って頑張って沢山の学生さんに訴えています。

その過程でトミソーに興味を持って、
トミソーに入りたい!と選考に来てくれた学生さんには、
もっともっと時間と力をかけて本氣で向き合います。

家族になるのだから。

なんだか世の中には「採用の歩留まり」という単語があるそうです。
3人採用したかったら9人に内定を出しなさい。
1/3は4月までに辞退していきますとの事。歩留まり約3割だそうです。
嫌な言葉です。大嫌いな言葉です。

人と人が繋がる事が就職と採用です。
工業製品じゃないんだから。

トミソーは1名募集なら1名にしか内定を出しません。

本氣でぶつかって、本氣で迎え入れるんです。

トミソーに入る入らない
関係なく私達の「本氣」を感じたい学生諸君
お待ちしております。