今回は「感想」を述べるブログになります。
昨日、息子の高校の卒業式にPTA会長として出席してきました。
良い卒業式でした。
息子の通う富山いずみ高校は県内では珍しく総合科と看護科があります。
昔は女子校でした。
総合科は4クラスあって、2年生の途中から文系・理系に分かれますが、
毎年クラス変えがあります。
看護科は2クラスで、ずっと看護の勉強をします。
看護科には専門学校の様な専攻科があり、
一旦卒業してももう2年間通えます。
専攻科のクラスは一つです。
息子に聞くと、看護科の生徒の方が総合学科よりも途中でやめて行く子が多いそう。
実習などで看護の厳しさなどを知り、進路を変えてやめて行くのでしょう。
一年の時は50人以上いた看護科の生徒も専攻科を卒業する頃には37人です。
3年生までは総合科と看護科と一緒の授業もあったり、
体育大会や文化祭も一緒に行います。
帯灯式を終え、一旦卒業した専攻科の生徒たちは
校舎も少し離れた所で看護の専門的な事を学び、実習に出たりします。
2年間、仲間として看護師や介護士としてデビューするまでここで切磋琢磨するんですね。
卒業式の答辞でここまで感動した事は初めてでした。
一緒に学んだ仲間への感謝の言葉、
この先夢に向けて頑張って行こうと言う言葉が
嗚咽に負けてなかなか出てきません。
代表の答辞を聴いている専攻科の生徒達も皆泣いていました。
本当の「仲間」だったのでしょう。
5年間同じクラスで学び続け、しかもやめずに残った同志です。
この37人の絆は強い。
同じ目標に向かって力を合わせている同志を生む場。
人が育まれるのには場が大切だと改めて感じた日でした。
そしてこういう姿を観させていただいて
心を震わされ、感動で涙があふれだす。
本当に良い卒業式でした。