周りに良い影響を与える人とは

今、採用と広報担当の鬼原が採用パンフレットの刷新を考えています。

トミソーが継続的な新卒採用を始めて6年。
昨年改めてトミソーの採用軸を言語化しました。
「優秀でなくてもいい。周りに良い影響を与える人とはたらきたい。」
というもの。

それをパンフレットでどう表現するか?
を話し合いました。

尊敬するネッツ南国の創設者、横田英毅さんの言葉を借りると
「鬼と金棒の例え」になります。

「金棒」を優秀さ、スキルの高さ、回転の速さ など道具としての「能力」と表します。
「鬼の体の大きさ」を人間性、良心、利他性、徳の高さなど「考え方」と表します。

・金棒も鬼も大きくて強い人が一番なのは間違いありません。
・二番目は鬼の体が大きく金棒が小さい。
考え方はしっかりしていますがその力が少ない。
・三番目は金棒だけ大きく鬼の体が小さい。
それではせっかくの金棒を良い事に使えません。
・最後が両方とも小さい人。

横田さんが言うには、「金棒」を大きくするのは技術の研鑽や勉強でずっとやっていけますし
なかなかそれが大きくならなくても、周りに良い影響を積み続ける事ができます。
しかし、「鬼の体の大きさ」を育てる事は難しい。
成績や数値などの分かりやすい指標で現れにくいからです。
特に大きな「金棒」を持っていて、分かりやすい指標に縛られている人ほど
小さな体のままで良いと勘違いしてしまう。
それではネッツ南国の理念である「社員全員を人生の勝利者にする」
が実現できない。

人を採用する時には金棒の大きさよりも体の大きさを
きちんと見極めようとおっしゃいます。
「正しい人を船に乗せる」という事ですね。

故稲盛和夫翁の言われる人生の方程式
「人生の結果 = 熱意×能力×考え方」
と同じ考え方です。
いくら熱意や能力が高くても考え方がマイナスであれば
結果はマイナスになる。
その「考え方」が人間力であり「周りに良い影響を与える人」です。

改めて、
スキル、仕事力、回転の速さ、能力の多さなどの「優秀さ」で優越をつけて
採用や評価をするべきではないと確認しました。

いくら優秀でも考え方がマイナスでは周りに悪影響を及ぼします。

力が足りなくても、
ちょっと人より仕事が遅くても
「誰かの役に立ちたい」とか「人を笑顔にしたい」とか
頑張っている人の方が数値は小さくてもプラスの影響を周りに及ぼし
その積み重ねが人生の結果として現れます。
数字じゃないんです。

自分の人生を良くするには、
周りに良い影響を与え続ける事。

若い時にはなかなかそれにピンとこないと思います。
が、それを学生さんに伝わるパンフレットにしたい。

難しい事ですが
難しい事に挑戦する方が面白いので頑張ります。

 

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