葉室頼昭さんの著書
「神道と日本人」という本を読んでいます。
建築会社の代表になり、お客様の地鎮祭に参加させて頂くようになってから
神道に興味を持ち始め、自分でもいろいろと勉強するようになりました。
日本人は神社に参拝に行った時や
古来から続くお祭りを通して、神様に「お祈り」をささげます。
このお祈りについて、私も勘違いをしていました。
この本を読むまでは、何かしらの「お願い」をすることが
神様へのお祈りだと思ってました。
初詣の際も、
今年一年平和でありますように
事業がうまく行きますように
家族や社員が健康で暮らせますように
と
心の中で願ってました。
しかし、日本人が古来から続けてきたお祈りは
願いを聞き届けるための行為ではなくて
神様に感謝を伝える行為なのだと本を通じて知りました。
季節ごとで行われるお祭りもそうですね。
神様に感謝をするという事は、
自然にある万物に感謝をするという事。
日本の神様は八百万の神と言われるように無数にいます。
全ての自然の物に神様が宿っているという考え方です。
周りの物すべてに感謝をして生きていく。
神社やお祭りの時以外でも
そういう気持ちで周りの人に接していけば
必ず自分にも感謝や助けが回って来る。
循環であり、めぐりあわせだと
改めて感じました。
自分の願いが我欲ではなく
周りを幸せにする事を目的として生きていたら
おのずと感謝が生まれるんでしょうね。
昔の日本人はそうやって生きてきて
世界で一番誇れる人種として世界史上一番長い民族の歴史を持っています。
今こそ、我々日本人の誇りを取り戻さねばいけない時期ですね。