今年の令和の武者修行を終えて

一昨日(8月19日)まで4泊5日の新入社員登山研修に行って参りました。
名づけて「令和の武者修行」
始まった時は平成の武者修行でした。
今年で7回目を迎えます。

今年は全国から20名の中学生の応募があり
有志の集まりである「一般社団法人百年示道塾とやま」の参画企業5社から
12名の新入社員が参画し
帯同社長、ガイドを併せると40名という大所帯での修行でした。

まずは、毎年思う事ですが、
大きな怪我も事故もなく終えられた事に安堵しています。
登山ですから擦り傷、筋肉痛などはあります。

初日は初顔合わせの若手たちと子供達。
なんとも言えないよそよそしい空気の中で始まります。
しかし、大自然に挑み、共に苦難を乗り越え、励ましあい、笑いあい、
小さな一歩を重ね、その結果が大きな成功に繋がる。
一人では絶対になしえなかった事を、仲間が居たからやり遂げられた。
「本当の達成感」を共有した同志になった若手社員と子供達。
3日間の登山を終えて体は極限まで疲れているはずなのに
最終日の夜は、寝ずに交流を深める姿が多く見えます。
お別れの富山駅では涙を流す姿も見れます。
最初はイヤイヤ参画した子供達も「また参加したい!」とリピーターも増えてきました。

この研修は「登山」が目的ではなく
登山という手段を通して、
挑戦、協力、感謝、笑顔でいること、周りの事を想う事
など、この先生きていく上で大切な事を学べる研修です。

と、毎年これは感じていて。
今年も本当に良い内容になったと思いましたが、
今年は今までとはちょっと違った気持ちになっています。

実は昨年までは若手社員は新卒に拘ってなかったのです。
若手であれば中途入社や入社後数年経過の社員でもOKとしていました。
しかし今年は「新卒入社限定」に挑戦してみました。

初めて社会に出る若者だけに限定しての開催。

社会に出て、初めて働いた会社の新入社員研修が、4泊5日の登山。
知らない会社の新入社員と4月に入社した直後からすぐ研修が始まり
毎月の様に顔を合わせる。
そして8月には全国から集まった中学生を引き連れて山を登る。

日本中のどこを探してもこんな研修をやっている会社や地域はないでしょう。

しかし、「他」を知らない若者しかいないので
これが社会か!と素直に受け入れてくれます。

私達経営者が大切と思ってる事を素直に大切と考えてくれます。

本当に最初に入る会社の影響は大きいと感じました。

入社して、武者修行までの4か月間。
素直に成長していく若手たちを見守り、一緒に苦労を共にする。

今年は本当にこの4ヵ月を楽しく過ごせましたし
武者修行の5日間は幸せでした。

例年よりも疲労感が断然少ない。
幸福感が大きい。
なんとなくそれが例年と違うと感じます。

大切な事を大切にする。
こういう事が素直に伝わる事がこんなに大変で
でもこんなに幸せなのか。

を実感できた5日間でした。
おかげさまで軽い武者修行ロスになっています。

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