8月15日は大東亜戦争の終戦の日。
私の父方の祖父はフィリピンのレイテ島に出征中にこの日を迎えたと聞いたことがあります。
小さい頃に古びたレイテ戦の出征者名簿を見せてもらった記憶もあります。
終戦の数か月後にやっと日本に戻る事ができ、富山の家に帰宅したそうです。
レイテ島海戦は書籍や小説になるくらいの激戦地として有名です。
ガダルカナル島や硫黄島の様に日本軍全滅とまではいきませんでしたが
かなりの日本兵が祖国を護るために戦い、死んでいきました。
うちの祖父は生き残りましたが、
警察官で柔道もしていて、もともと筋骨隆々な人だったのが
返ってきたときはやせ細り、真っ青な顔をして、栄養失調だったと祖母から聞きました。
その爺ちゃんが戦地から帰って来てくれたおかげで
今、自分が生きています。
また、東アジアの戦地で祖国のために散って行った英霊のおかげで
今、私達は生かされています。
トミソーの創業社長である島田一三は
京都の舞鶴駐屯地でこの日を迎えたそうです。
出征前だったのですね。
そして富山に戻り、8月1日の富山大空襲にて焼け野原になった富山市を見て
復興にはモノづくりだ!と決意し家具屋に丁稚奉公したのちに家具販売の島田商店を始めました。
トミソーの歴史の始まりです。
きっかけは戦争だったんですね。
そのおかげで、今こうしてトミソーがあります。
ひとつボタンが掛け違っていたなら
今、この会社はなく、このメンバーも集まっていませんでした。
「自分」として産まれていなかったかもしれない。
全てに感謝しかありません。
こういう想いになれる事にも感謝です。
お盆休みはお墓参りに行き、
自分の命をつないでくれたご先祖様に感謝の意をささげましょう。
日本軍、散って行かれた英霊の事を想う8月15日にしましょう。
そして今、生かされているこの命。
ただぼーっと生きている事がご先祖様や英霊が望んだ生き方か?
日本人としてどう生きるか?
考えて、一所懸命にこの命を生ききりましょう。
そういう事を考えるお盆と8月15日にしましょう。