当社はまだまだ24年卒の学生さんの選考が終わっておらず
現在も引き続き学生さんに向き合っています。
例年になく時間をかけていますが、
より学生さんの事を深く知るためには必要な時間です。
就職に対する「自分軸」をしっかりと持っている学生さんが居る中、
企業が学生さんを釣るための餌である「条件」に引っ張られている学生さんも今だに多いとの事。
基本給・休日日数・残業時間・有給消化率・・・・
ライフワークバランス・働き方改革・・・・
「働かない時間」の多さで学生さんにアピールしている。
分かりやすい条件で釣る。
何度でも言いますが、これは100%大人が悪い。
こういう条件を前面に押し出して、本当に大切なモノを見せていない。
「学生が知りたがっているのは、こういう内容でしょ?」って平気で言ってる大人も居ます。
学生さんからしたらそういう情報しか与えられなかったら、それを基準に考えるモノなのか
と信じてしまうでしょう。
貧しい社会です。
マズローの欲求段階の事を思い出します。
賃金や時間は生活の安全や安定の欲求。
マズローの段階では低い階層の欲求です。
もしかすると若者たちは、はたらく自分の未来に
自分の安全や生活の安定に対して不安が大きいから、そういう情報に流されるのかもしれません。
それも、こういう社会にした大人が悪い。
はたらく事で何を得たいか?
のレベルが日本は壊滅的に低い。
もっと若者がワクワクした未来を実感できる社会にしないといけません。
そうしたら、
賃金や休日日数などの「条件」ではなく
本来大切な「やりがい」や「自己の成長」「自己実現」など
生きていくための力の根源である「生きがい」に繋がる内容が
が学生さんの選択肢になってくるはずです。
働くことで何を得たいか?
のレベルを上げるには
今、社会で活躍する我々大人の意識を上げなければいけない。
もっと良い社会にしなければいけない。
そして、それを実現するためには
一つ一つの会社がもっと良い会社にならなければいけない。
改めてそう感じます。