日別アーカイブ: 2023年4月23日

何年先を見てるか

先日、今期の「高志の國示道塾」の第一講がありました。
今期も先期に続いて一年間、参画して参ります。

さて、その中で、講師の大原さんより
「何年先を見てる?何年先を考えてる?」
という問いかけがあり、
いきなり
「木村さん、どう?」と振られました。

板書きを一所懸命にノートに写していた時だったので
実は、全く考えていなかったのですが
とっさに
「150年先です!」と言っちゃいました。

「ほほう、ええねえ」
と大原さんからは返されましたが、びっくりしました。

ただ。
とっさとは言え。
なぜ150年と応えたのだろう?
と、その後考えていましたが。
きっと潜在意識の中にあったのだと思います。

昔は人生80歳時代と言われました。
20年学んで
40年働いて
20年余生を過ごす

しかし、技術の進歩などもあり
今は100歳時代と言われています。

20年学んで
60年??働いて??
その後、20年の余生??

今の70代の方は元気な方が多いです。
リタイヤではなく、全然現役で働けるでしょう。

「働く」とは、何もお金を稼ぐだけの事ではない
「傍を楽にする」こと。
周りに良い影響を与える事が、すなわち「はたらく」こと。
(※これ、以前にブログで深く掘り下げなかったかな?と思って見返しましたが
見当たらなかったので、今度書きます)

学ぶ期間、働く期間、余生の期間とか関係なく
人間は一生学ぶことも働くこともできて、余生なんてないなって
つくづく思います。

そして、技術の進歩はシンギュラリティに加速します。
多分、私は200歳まで生きるんじゃないかな?って思ってました。
そしたら残り約150年あるな・・・
何でもできるな!!
って、潜在意識でぼんやり思ってたので
とっさに「150年です!」って言っちゃったんだと思います。

さて、理由はどうあれ150年と言ってしまったからには
そこを見据えねばならん。考えねばならん。やらねばならん。
それが示道塾です。

正直、ぼんやり200歳まで生きるだろうなって思ってただけで
見据えて考えて行動していませんでした。

正直言いますと 30年後のトミソー100周年に繋げるビジョンはありますし
そこまでの道のりは見据えていましたが、150年は嘘でした。

30年後には、経営の次の世代に引き継ぐことを見据えています。
丁度、ここ数年に入ってきた新人辺りの社員たちが、
30年後には経営陣となり、先輩方から引き継がれた挑戦を続け、私が引退をする。
そういう道筋を描いていました。

150年。

その30年の5倍。

そうか、その30年の経営陣の引継ぎを5回続けられたらいいんだ!
と気づきました。

私のこの会社への想いを次の代へ引継ぎ、
それをずっと継承していける風土を養えばいいわけで
その設計図をこの30年間で描く事が、150年後を見据えた私の仕事だ!
と気づきました。

また一つやらなければいけない事が増えましたが
興奮しかしません。

私の先祖は絵描きです。
幕末に富山で活躍し、明治23年に没しました。
約150年前に活躍してた絵描きが先祖
今度は私が150年後の未来の設計図を描く番です。

ワクワクします。

こんな子孫が残ってるとはその時の絵描きさんは想像してないでしょうが
脈々と紡いできたものを、また紡いでいこうと思います。