成長する過程において

私の前職は大企業と言える会社でした。
店舗設計、施工の会社でして、当時で全社で500人以上の社員がいました。
私が新卒入社で配属された名古屋本部で200人くらい。

同期は全社で40人。
名古屋本部で10人。
同じフロアの同じ事業部では私とT君の二人が同期入社でした。

良いライバルでもあり、プライベートでも遊ぶ友人でもあり。

切磋琢磨しながらお互い頑張って仕事をこなして
成長したい!と躍起になっていましたね。

そんな2年目の夏に、T君はたまたま自分の課にて請け負う事になった
難しい現場を任されます。

ちょうど名古屋駅のツインタワーの建設中。
そこに入る高島屋の中のテナント工事の現場です。

その年の安全推進モデル現場とか何とかに指定されてて
モノすーごい厳しい管理体制

多分、日本で一番厳しいゼネコンさんの、
その年で一番厳しい現場だったでしょう。
日本で一番って事は、当時でも世界で一番と言えるでしょう。

現場入工前の提出書類だけで山の様になってました。

2年目でそれを任されることは、羨まくもあり
大変苦労しているT君を見て、俺じゃなくて良かったと思う気持ちもあり・・・
複雑な感情でしたね。

まあ、その大変な現場をなんとかこなしたT君

現場が終わってから、自信がついたのか
ちょっと感じ?態度?が変わりました。
僕に対してって訳ではなく、

新人の初々しさがなくなり、
「俺、出来る人」感が感じられる様になりました。

私だけがひがみで感じていた訳ではなく
私の上司も
「Tは今、成長の階段の踊り場にいるな。
まだまだ出来てないのに出来ちゃってると勘違いしちゃうんだよな。
この踊り場に居ることに気づけて、また階段を上がれないと
成長スピード落ちちゃうんだよね。」
と言っていたのを覚えています。

その当時の私は、あまりよく分からず、
そんなもんかと思っていました。

私も翌年、勘違いの大馬鹿野郎になりました。

3年目。
大規模店舗立地法の改正により
ショッピングセンターの出店ラッシュになりました。

忘れもしません。
ものすごい仕事量。
いまなら完全にブラック企業。
完全アウト。
労働基準監督署ものです。(当時でもアウトかも)

土日出勤当たり前、毎晩終電で帰ってました。
ただ、3年目の私はちょうど仕事も一通り覚えて、
ちょっと自分に任されることが増え、裁量も持たせてもらい(忙しかったからもある)
凄く楽しく仕事をしていました。
まあ、今年一年だけのバブルって分かっていたこともあり
会社全体が何か変な高揚感に満たされていましたね。

で、勘違い野郎になってまして、
上司に断りなく自分の判断で帰宅したり、
上司に叱られても
(いや普段これくらいの仕事量をこなしているのに、
そんなちょっとのことで怒るなよ)
と腹の中でふてくされたり

俺、こんなにやってんじゃん!
俺がいなくなったらこの課は回らないよ!

と勘違い大馬鹿野郎のドツボにはまってました。

仕事でちょっとしたミスをして、
上司にカバーしてもらい、上司のありがたさを感じ、
2ヶ月くらいで勘違い時期を終え、
その後はまた真摯に仕事をするようになりました。

お陰様で、
どんどん任せてもらえる仕事が増えていき、
裁量も増え、
そのうち、ある程度自由に仕事をさせてもらえる様になり
部下を持つようになりました。

そのころには会社や上司への感謝の気持ちを持つようになりましたね。

途中でもいくつもの踊り場を経験しましたが
都度、上司や会社へ感謝する気持ちが
自分をまた成長させてくれたと思います。

T君ですが、
私の感じる限り、なかなか踊り場から上がれてない感じでしたね
やめるまで部下がつかず、役職もつきませんでした。

新入社員が陥る事ではなく、
これは何年たっても言える事だと思います。
私も何度かあったなあ・・・

と思います。

感謝の気持ちを忘れずに、
いつまでも謙虚であり続け、
上司や先輩からの進言を真摯に受け止め
成長し続けたいものです。

あ、
T君とは住む所も違いますが
今でも連絡をとりあう仲です。

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