月別アーカイブ: 2021年7月

縮小していない市場では革新的なイノベーションは産まれにくい

先週のブログで、都会と地方の
デザイン手法、アイデア抽出、評価される商業デザインの違いのお話をしました。

書き終わった後、デザイン手法に限らず
ビジネスモデルや経営手法も含めて同じことだなと思いました。

都会の様なまだ縮小していない市場では、
革新的なイノベーションが起こりにくい。
(起こらないと言ってもいいかと思ってます)

私の私見ですが、東京の市場含めて
人口や物価、地価はこの先10年はまず下がらないと思ってます。
10年よりも先もそんな簡単に急降下はしないでしょう。

そんな市場では、革新的なイノベーションの必要性があんまりありませんし、
先週も書きましたが、
リスクの高いチャレンジは避けられるでしょう。
コピーで十分なんです。ちょっと新しければ革新なんて必要ないんです。

一報、市場の縮小している地方では
何かしら新しい事をしていかないと
生きていけない事態になります。

これはビジネスモデルもそうでしょうし
業務効率化、理念やマインドも含めて
今までと同じやり方で進めていては
市場が後退している状況なら、自身も後退します。

自分は現状維持しているつもりでしょうが
市場後退なら、その現状維持すらできないです。
しかも周りの風景も一緒に後退しているから
後退している事すら気づかない。

気づいている人は何かしらの変革を進めようとすでに動いているはずです。

まだ大きな後退の波に晒される前に
気づいて、資金、時間、心(思考)に余裕のあるうちに
新しい事に資源を注入し、未来に先行投資して、
人よりも先に革新的なイノベーションを起こした会社(組織)しか
勝ち残れないのが地方の現状でしょう。

周りの風景も変わらない中で
気づかずにズルズルと現状維持を求めていた人は
いざとなった時には
資金も時間も気持ちの余裕もなく
ジリ貧状態での、革新に取り組まなくてはいけません

なかなかそういう状況の時に
いいアイデアって浮かばないものです。

目先の食べていけるお金の心配をしなくちゃいけない時に
思い切ったかじ取りが出来るか?

というと難しいと思います。

船頭さんの覚悟や必死の時の起死回生劇も確かにありますが

それがとりざたされるくらい
難しい事でしょう。

今から始めないと、
常人では、ジリ貧のイノベーションなんて到底無理ですからね。

 

 

超人でもない私です。
今から前へ進む革新を。
進めていきます。

 

デザインにおいての飽和状態

先週のブログを書き終わった時に、
あ、この「機能を追加していく」状況は
日本の店舗や空間デザインの世界にも当てはまるなと思いました。

先日、日本空間デザインアワードの一次審査をさせて頂きました。
※JCD(日本商環境デザイン協会)の北陸支部支部長だからという事で
おこがましくも審査員になってしまうんです。

330点以上の応募作品に点数を付けていきます。
本当におこがましいですが、私は私なりに基準を持って取り組みました。

応募作品は本当にどれも素晴らしく、良い作品ばかり。
中には最近できた某有名ホテルや、その中のレストランなど
とてもじゃないけど私ごときが審査をするような対象ではない感じの作品もたくさんあります。

沢山の作品を見ていて、だんだんと気が付いてきたのですが、
デザインの要素がどんどん足し算になってきている気がします。

世界のVIPをお迎えする超高級ホテルなので贅を尽くしたデザインにするのは分かりますが、
要素が多すぎる。
ボキャブラリーオーバー。
新素材や新サーフェイスの見本市の様な空間・・・

なかなか言い表しにくいのですが、
例えば、ホテルのエントランス、レストラン、客室
それぞれの空間の大きさやレイアウト、導線、機能ではほとんど大きな違いがないと感じました。
大きさ、レイアウト、導線、機能は似たり寄ったりになってしまうなか
床には新しい石材のタイル、壁は鏡面ステンレスのスリットに間接照明に高そうな素材の塗り壁
天井からはこのホテルの為に設計されたオリジナルの特注照明・・・

要は、その空間に求められる機能や要素はすでに20年以上前に開発されてしまっていて、
しかもそれが成功事例になってしまい、失敗は許されない空気感の中で
導線設計や空間のモジュール設計で思い切って舵を変えた設計提案が出来ない
という現状にあるのではないでしょうか?

なので、見ていてもなんか20年前の商店建築(店舗デザイナーの必須愛読誌)に出てた写真と
そう変わらないな・・・・ ああ使っている素材が新しいな。色使いが今の流行りだな。
くらいにしか感じない作品が多かったと感じました。
※私ごときが大変失礼な事を言っているのは重々承知ですが、しかし率直な感想です????

ただ、クライアントの要望は満たしているし、多分集客も問題なく出来ているだろうし、
有名高級ホテルの内装として、全く問題なく素晴らしい空間になっています。

そう考えると、
今の日本には全く新しいデザインのアプローチとか、奇抜なアイデア、突拍子もない空間、
今までなかった空間というものにそこまで需要はないのでしょう。

しかし中には、使っている素材はいたって普通のどこにでもある素材ですが
「こんな形の棚で眼鏡(商品)を展示するのか!」
「こんなシンプルな店づくりで商品を際立たせるのか!」
と、アイデアと新しいアプローチ、シンプルで必要な機能を満たした空間、
だけど新しく感じる。
こういう空間が良いデザインだなあと感じました。

デザイナー名は伏せられて審査するので、応募者が誰か?分からないのですが
息をのんだのは中国でした。

作品の所在地が中国なので、多分中国人の方の作品でしょう。
海外からも数名、数十作品が応募されたと聞いています。

中国の方の作品がとてもよかったです。

色もマテリアル(素材)も2つか3つという超シンプルな構成なのに
凄く素敵な空間で。しっかりと機能も果たす。

まだまだ長い成功事例を踏襲する事例が少ないからか?
(工業デザインはポリシーなくアッという間に模倣する国民性なのに・・・)
中国の空間デザイナーさんは、良い方が多くおられますし、
そういう人が挑戦できる土壌があるのでしょう。

ところで、私が好きな日本の空間デザイナーさんで倉又史郎さんという方がいます。

ビビットでエッジの効いた空間デザインをされますが
使われる色や要素は絞られて少ないんです。

多分、日本も70年代や80年代は、デザイナーもチャレンジが許される時代だったのでしょうね。

普段、限られた予算の中でデザイン活動をしている
私達地方のデザイナーの方が、素材を絞って絞って
アイデアで空間をよくする経験が多いので、そういうデザインは強いかと感じます。

 

 

余談ですが!
審査をしながらもう一つ感じた事が!

デザイナーが応募してくる店舗、特に物販店や
物飲店、または飲食店もですが、

商品が並んでいない写真を応募してくる方が多い!

棚に何も並んでいない花屋さんの空間で、
その状態でかっこいい空間でも、
実際にはそこにお客様が来て、一番輝く瞬間は
お店の棚一面に花が並んでいる状態だと
私は思うんです!

なのに、傘のお店、花屋さん、アパレル、
全く商品が並んでいない状態のお店の写真で
どう審査しろっちゅうんや!

申し訳ありませんが、どんなにその状態が素敵な空間でも
審査点は低めの審査をさせて頂きました。

逆に、レストランでも美容室でも
そこを利用するお客様が入って
完成された空間で、良い空間であれば
それが完成形。その状態が一番お店が輝く瞬間です。

特に商品をどうやって魅せようか!ってアイデアを練った
お店は商品並んでいない写真を応募してくる訳ありませんしね。

商品が並んでいない状態で完成されたお店は
商品が並ぶとうるさくなる。
ボキャブラリーオーバー。
商品が目立たなくなる。

昔っからそう思ってるんですけどねー

今、イオンやファボーレに行って
ズラリ並んでいるお店を見ても、
ごちゃごちゃと作り込みすぎなお店が多い!

隣の店が派手に作り込んだ!
うちも作りこもう!
負けてなるものか!

って感じで付けたし付けたし症候群なのでしょうか?

またチェーン店など、5年に1回くらいで
お店のデザインチェンジをします。

イメージやターゲット層が変わる訳ではないのに
デザインを変えるって
デザイナーからすると、結構大変です。

総じて、一番最初のデザインが一番良かった。
となる事が多いですね。

イオンやファボーレのテナントさんでも
そう感じるお店が多いです。

 

一転、スタバやタリーズなどは
デザインを変えない!使うマテリアルも変えない!
という一貫したポリシーでデザインをされています。

新しさはありませんが、いいお店ばかりです。

チェーン店の場合は
それでいいと思うんですよね。

 

付けたし付けたしのデザインではなく
むしろ引き算!くらいの考えでデザインも進めた方がいいと感じました。

機能を追加する事での差別化

私の古くからのお客さまより連絡を頂きまして、

16年使った食洗器が壊れたとの事。
一般的な家庭用のキッチンビルドインタイプの食洗器です。
メーカーに問い合わせたところ、古すぎてもうパーツが無いとの事で
新しいモノに交換する事になりました。

お客さまからは「今の食洗器と同等品でいいですよ」
との事。
まあ古くなって壊れたけど、機能には何の不満もなかったそうです。

住設問屋さんに品番を伝えて「同等品で」と御願いしました。

最新のカタログを持って来てくれて
「同等品ならこれですね~」と見ていたら
同等品でも節水効率や洗浄効率が随分と良くなっているみたい。
ふむ。お客さまもこの値段でこれなら満足いただけるなと思いました。

カタログの中では結構後ろの方の商品なので
きっとスタンダード品よりチョイ下くらいの商品でしょうね。

気になって、カタログの一番前に掲載されている商品を見てみると・・・

なんだかすごい事になってました。
細かく言うと、
食洗器のパネル表面には一切のスイッチやレバー、表示部がなく
すっきりとただの引き出しみたいに見えます。
「これ、どうやって開けるの?」って聞いたら
パネルをコンコンとノックするとスーっと開くそうです。

また、センサーが中の食器の材質まで感知して、
お湯の出す方向やら量やらを調性して、最適な洗浄をしてくれるとか。

「そこまで要る?」

 

また、
今朝、朝食を食べながらテレビを観ていましたら
電動アシスト自転車の売れ筋№1商品を当てろ!という企画をやっていました。
電動アシスト自転車に乗った事のないアナログな自分ですが、
タイヤが付いている乗り物は全般的に興味がありますので
観ていましたら、

前輪にもモーターが付いている両輪駆動車や、
ペダルを漕ぎ出す力を感知してモーターアシストの力を加減する機能や
満充電で走続距離が60キロとか90キロとか。
(一日でそんなに乗る人は本気サイクラーくらいだろうから電動乗らないよね)

「そこまで要る?」

で、結局一番の売れ筋は、チャイルドシートが一番しっかりしていた
子供機器メーカーのコンビと共同開発の自転車でした。

「その売れてる理由、電動機能に関係なくね?」

 

では、もう一つ。
先程、タイヤの付いている乗り物が好きと書きましたが
それにエンジンが付いているともっと好きです。

クルマもバイクも大好きで
両方とも30年以上昔の車両を大事に大事に所有しています。

クルマに至っては、手回しウィンドウ、集中してないドアロック、
キーを鍵穴に差して回して開けるドア。
マニュアルエアコン マニュアルシフト バックモニターなし
サイドミラーの角度調整も手動ですし、サイドミラーを倒すのも手動です。

でも、私が免許をとったころはこれが普通にありました。
(いや、普通は言い過ぎか。まだ5割はあったかな)

たまに娘と一緒にその30年以上前の車で鈴鹿サーキットや富士スピードウェイまで
レース観戦に行きます。
金曜日の夜に出発して、日曜の夜に帰ってくるまでまる2日間、長い時は往復900キロ
その車で移動しますが、
最初の頃は、窓開けたり、乗る時にいちいちドアロックを開けてもらう待ちに
戸惑ってますが、すぐ慣れます。

ぶっちゃけ現代のクルマの
キーレスエントリー、オートライト、バックモニター
ABS 危険アシストブレーキ ドライブアシスト機能
集中ドアロック、パワーウィンドウ・・・・etc
この際だからオートマも言っちゃえ!

実際には「これ要る?」って思います。

年をとって、安全に運転できなくなり
事故の可能性が高くなってこれば必要かと思いますが、
若い人に関しては、どんどん運転下手が増えていると感じるんですよね。

食洗器も、電動アシスト自転車も、クルマも
元々、求められている機能は十分実装されている。
消費者の「困ったな」というニーズには既に十分応えられていると感じるんです。

これは、以上の3点に限らず、家電、家、事務用品、設備機器、pc関連、スマホ、
クルマ、
全ての一般の方向けの生活必需品や工業製品、建築にまで当てはまるでしょう。

私もクルマが好きなので、趣味でそのクルマが好き!
という気持ちから乗ってます。

実際に家電マニアの方は、そういう最新機能が好き!
と言ってどんどんと買い換えているでしょう。

でも、ほとんどの方は、自分が普段使う上で
ある一定の機能さえ担保されていれば、
要は「困ったな」さえ解決されていれば
十分なはずなんです。

冒頭のお客さまも、
食洗器使えなくて手洗いで洗ってるので不便なんです。
の「困ったな」さえ解決してくれれば、
コンコンとノックして開く食洗器のドアはきっと必要ないでしょう。
究極のところ食洗器は要るの?という意見もあるかもしれませんね。

各メーカーがこぞって売り上げを伸ばそう!と必死になって
商品開発をしている方向が、
お客さまの「困った」を解決する方向ではなく、
「困ってもないけど、付け加えている機能」
の方向になっています。

そして、ここからが本題
(前書きが長い!)

まず、この原因の一つは
現代の消費者層の人々に「困った」がほとんど残ってない事だと思います。
もう満たされて、困ってないんです。
だから、本来はやらなくてもいい商品開発をして
必要でもない機能を付加して、それで差別化を図る。

後は、私も含めて(私は逆に無機能好き)その商品を持っているというブランドの優越感
や、ちょっとの機能を楽しむ感覚でしょうか?

凄い機能の家電をマニアでもない奥様が選ぶ気持ちって
消費者集団心理でしょうか?皆がいい機能のモノを買っているらしいからうちも買う!という感じでしょうか?
実はここ私は良く分かりません????

なので仕方ないんです。
困ってもないけど、どんどん機能を追加して行かないと
売り上げ競争に負けてしまうんです。

数年に1回出てくるパイオニア的な商品があります。

iPhone
ルンバ
テスラ
ダイソン

等、そ商品市場を一気に塗り替える様な商品ですね。

もうその商品に関しては
開発コンセプトが違います。

市場があるか分からないが
チャレンジしよう!という気持ちが垣間見れます。

そういう商品もすぐに他社が類似品を出してきて
また気持ちの悪い付加機能合戦になるんですけどね

上記の商品、残念ながら日本企業ではありません。
今の日本企業の中では「失敗」は許されない気質があるんでしょう。
成功事例を追いかけないと社内の稟議が下りないのでしょう。

過去、ウォークマンで一世を風靡したソニー。
開発部門がルンバの様な自動掃除機を提案したら
中間管理職の段階で「階段から落ちたらどうするんだ」
という意見で通らなかったそうです。

パイオニア的な商品を造るのは今の日本ではなかなか大変で、
そしていざ造っても、すぐにちょっといい機能の類似品が他社で開発されて。
また血の海で競争する。

本当にこの世界で生き抜くのは大変です。

 

では、
いざ 同じ様な商品なのにどうやって買ってもらうか?
ですが。
これから大事なのは、「誰から買うか?」にコミットすべきです。

どんな理念の会社が創ったモノか?
どんな考えで仕事をしている人たちが創ったモノか?
どういう想いで働いている人たちが売っているモノか?

「あんたから買うちゃ!」

 

と、言って貰える人間や集団にならなくてはダメです。

それはなんなのか?

人としての価値を上げる事とは?

他人よりもちょっと仕事が早く出来る。
他人よりもちょっと綺麗にモノが創れる。
他人よりもちょっと良いデザインが出来る。

ではなく。

他人よりも人の事を思えて
自分よりも他人の事を優先して
他人の事を思った仕事が出来る人。

人としての価値基準が変わって来ていると感じます。

 

 

 

さて。
今回のブログ、前回気が乗らなかった分も回収すべく
長いブログになっちゃいましたが、
長いブログついでに!もう少し。

先程書いた、「困りごと」

企業が顧客対象とする消費者層にはもう「困りごと」がないでしょう。
と書きました。

しかし、世界には山ほど「困っている」人たちが居ます。
貧困にあえいで、食洗器どころか、その日飲む水にも困っています。
電動アシストどころか、1日何十キロも歩きながら空き缶を拾ってなけなしの日銭をもらう人達も居ます。
アイドリングストップ機能どころか、畑でとれた野菜を重いリアカーで運んでいる人達も居ます。

ただ、企業の購買層ではないだけなんです。お金を持ってない非購買層です。

やれSDGsだ持続可能だサスティナブルだと聞きますが、機能追加競争やってる時点で
永続的事業なんてもう無理でしょう。考えが破綻しています。
その産業やその市場自体が持続不可能になるでしょう。
そんな事やる余裕があるなら
世界の「困りこと」の支援をしたいものです。
だってもうその「困りこと」を解決できる技術は十分にあるから!(特に利益が出ている大企業さんは)

そしたら喜んでその会社の商品を買うんですけどねー。

当社は、本当にまだまだ小さく、利益もなく・・・・
なかなか世界の「困っている」人達の生活をちょっと良くするお手伝いが出来ません。

そして、当たり前の様にまだまだ大手を振って「SDGs」を掲げきれていません。
※もちろんリサイクル等、大事な事はやってますよ。
でも「持続可能な事業」を根本から考えると、なんか違うなと感じます。

今は、
世界の「困っている」にはなかなか応えられない。
しかし日々、お客様の中で少数う意見ではあるかもしれないけど
確実に困っている方の要望を満たす努力をしています。

世界の「困っている」を解決できる事を事業として出来れば最高なんですが。
だれかそういう事考えれて一緒にやってくれる方、やり方を教えてくれる方
おられませんかね?

なかなか一人で考えても思いつかない!

だとすると、
やっぱり人間力を磨き、会社の社員の価値を高めて、持続可能な事業をして
それから世界の「困っている」の解決に乗り出すしかないのでしょう。

まだまだ頑張ります。

 

 

 

気持が乗らない

先週の金曜日、土曜日と新入社員研修のプレ登山で
立山連峰を登ってきました。

昨日の月曜日も新入社員研修でして、
なんだかバタバタとしておりました。

 

大雨警報が出て、岩崩もあったなか
ものすごい強行登山でした。
雨風はひどく、霧で視界が10メートルもない中
凍えながら、かなりの距離を歩きました。
全く景色も観えず、これぞ修行。
お陰様で膝を痛めました。

そして今日は
朝から、ずっと悶々としていまして・・・

そんなに大したことではないようだけれど
でもこういう事が積み重なると
良くないよなって思う事がありまして。

なんだか、その事を考えると
気持が沈むのです。

今日はそんな日。

 

気持が乗らない日ってありますよね。

ミーティングしたり
お客さまの所へいって話をしたり
普通の業務は全然平気でできるのですが
何か考える様な事。

例えばこういうブログを書く
という様な事をしようと思うと

その悶々が出てきて
全くいい思考になりません。

 

私にはなかなか珍しい状態なんですが
たまにはこういう日もありますよね。

 

たぶん明日は立ち直ってると思います。

 

以上。
まったく気持ちが乗らない日のブログでした。
こんな日があってもいいよね?・・・

 

スーパーポジティブマン

先日、お客様より

「木村さんってスーパーポジティブ思考だよね」

と言われました。
正直、え?
って思いまして。
「全然そんな意識ないです」
とお応えしました。

「いや、出会った頃からスーパーポジティブだったよ」

との事。
その方は私が富山から帰ってきてすぐのお客様なので
かれこれ15年くらいのお付き合い。

まあ、そう言って貰えるのは大変うれしい事です。

私と話をしていて元気が出るそうです。

なんか、スーパーポジティブってバカみたいな印象受けますが(^-^
どんな状況も楽観的に捉えるって訳ではなく、
どんな状況も前向きに捉える様にはしています。

こんな問題やトラブル、なんとかなるでしょ!
ではなく、
この問題やトラブルを乗り越えた先にはきっといい未来が待っているはず!
だから真正面から向き合おう!

と、意識的に思うようにしています。

こういう思考でいると、
普通なら嫌だなと感じてなかなか前に進めない事も
一歩踏み出す事が出来るんです。

前向きに、グイグイと進める方が、トラブルや問題は
本当に大変ですが、結果が良くなる

と実感しています。

なので、
嫌だなあ・・・と感じる仕事の第一歩を
エイ!っとやり始める時は、かなり意識して
頑張って気合入れます。

これを自分では前向き思考と考えていましたが
お客様から見た時に
「ポジティブ」
しかも
「スーパーポジティブ」
と捉えられたみたい(^-^

稲盛塾長のフィロソフィの中にも
「常に明るく前向きに」
とありますが、
元々のその素養があったみたいですね

 

でも、ネガティブ思考の人は、
スーパーポジティブな人と話をして、
元気が出てくるのでしょうか?

反発し合わないかな?

と、心配になります。

その私をスーパーポジティブと読んだお客様も、実際ハイパーポジティブです。
ポジティブ同士は響きあうでしょう。

ネガティブになりがちな方に、
いかに自然に元気が出る様な、ポジティブ影響を与えられる人間になればいいなと
いま、思い始めてます。

お客さまのおかげで、
自分のスーパーポジティブさに気付けたので
次は、それをいかに人に良い影響を与えられるか?
を意識して生きてみたいと思いました。