月別アーカイブ: 2021年6月

人間なんだからみなチャンスは平等

またクルマのレースの話ですが、

みなさん、F1観てます?
フォーミュラ1です。
はい、世界最高峰のクルマのレースです。

今年は小林可夢偉以来、5年ぶりの日本人ドライバーの角田祐樹君が走っています。
応援するしかないでしょう!

しかも、ホンダエンジンが現在ランキングトップ!
レッドブルホンダのフェルスタッペンが、メルセデスのハミルトンを抑えて
ドライバーズポイントでも、コンストラクターズ(チーム)ポイントも
両方トップなんです!

ホンダエンジンがシリーズチャンピオンになれば、
1991年のマクラーレンホンダMP4/6 セナとベルガー以来のなんと30年ぶりとなります!

こりゃ期待しない訳ないでしょう!

毎戦楽しみにして、娘とテレビの前で応援しております!
※残念ながら民放では放送されておらず、DAZNを契約しています。

さて、
そうしたらですね。
FIA(F1とかの運営している団体、ヨーロッパ系の人で構成されていて東洋人が嫌い?)
が、ピットストップのルール変更を決めました。

今年に入り、レッドブルホンダチームのピットストップが最速記録を連続でたたきだしていました。
なんとタイヤ交換して1.9秒台!
メルセデスで2.1秒台だったので、約0.2秒も速い!
この差は今のF1では大きいです。

これをタイヤの締め付け強度不足を懸念して、安全対策のために
タイヤ交換に最低義務時間を設けるとの事です。
とあるチームからの提言があったとか

間違いなくメルセデスチームがFIAに泣きついたのでしょうね。
ホンダ嫌い(というよりはヨーロッパひいき)のFIAはその提言を飲んだ形になりました。

ネットでは、そこまでメルセデスに勝たせたいのか!
とか、かなりざわついてます。
娘も、憤慨しています。

どうしても世界戦に出ていくときは
日本というとこういう嫌がらせはあるでしょうね。

さて、1980年代のF1は皆さんもちょっとは聞いた事あるとは思いますが
アイルトン・セナ アラン・プロストが
マクラーレン・ホンダに乗って全16戦中15勝を挙げるという快挙を果たしました。
当時のホンダ・ターボエンジンは最強で
もうホンダエンジンが勝つのはあたりまえ。
セナか?プロストか? どちらのホンダが勝つか?
という具合でした。
(まあ、それはそれでコンペティションとしては面白くないけど日本人は盛り上がった!)

そしたら、FIAは段階的にターボを廃止する決定を下します。

これに憤慨したのが当時のチーム監督であった桜井淑敏ら。
彼らはホンダの創設者の本田宗一郎氏に直訴しようとしました。
しかし、本田氏は桜井氏の顔を見るなりこう言ったそうです。

「ホンダだけがターボ禁止なのか? 違うのか、馬鹿な奴等だ。ホンダだけに規制をするのなら賢いが、すべて同じ条件でならホンダが一番速く、一番いいエンジンを作るのにな。で、なんだ話ってのは?」

本田宗一郎氏らしい発言ですよね!

この辺がチャレンジ精神の塊だった氏らしいところで
この逸話は大好きです。

こういう事は社会に生きていれば山ほどあります。

私達地方の弱小工務店に対して厳しく、
全国規模のゼネラルチェーン店のハウスメーカーに有利になる規制や法改正ばかりです。
一応、省エネや環境対策を建前(一応それも大事ですが・・・)
腕を頼りに、いい家を創ろうと頑張っている職人気質の工務店は
将来家を建てられなくなるのでは?とまで思います。

でも、
頑張って行かなきゃならない!

下町ロケットじゃありませんが、
同じ人間なんです。
資金力とかもちろん差はありますが、
一生懸命に情熱をもって取り組んでいれば
きっと協力者も現れます。

情熱だけはビッグネームに負けない様に!

勇気を貰えるように
まずは、レッドブルホンダにチャンピオンになって貰いましょう!

ホンダ・シティと体育大会

初代ホンダ シティの開発時、
当時のホンダの役員が「俺たちにはこの背の高いクルマの良さが全く分からないが、若い人向けに企画したこの車が 若い人がいいというならこれでいいだろう」
と、当時の若い開発スタッフを信じて送り出したクルマが大ヒットしたという話が好きです。

たぶん(この頃の)ホンダの社内にはそういう情熱をもった若手スタッフがおり
その情熱を受け入れる器量をもった役員がいたのでしょう。

これは良い結果が出た例でしょうが、
きっと同じようなストーリーで出来上がったプロジェクトでも
泡の様に消えていったものは無数にあるでしょうね。

しかし、無難に「これくらい売れればいいや】「マーケティングから見て売れると思う」
という数値成果を目的としたプロジェクトで失敗や成功を収めた事例よりも

「この商品を出したい!だって好きだもん!」
くらいの情熱で進めたプロジェクトの方がもし失敗しても、そこから得られる価値は大きいでしょう。

失敗を受け入れられる土壌
挑戦をさせてもらえる土壌

これが大事なのでしょうね。

ミスや失敗を許容する土壌がないと、
クリエーションやレボリューションなんて産まれません。

 

やれるかどうか?分からないけど
やってみたい!
だってやりきった後には素晴らしい未来が想像できるから!

という情熱を
「無理だ、やめときな」
と言うのは簡単です。

※本当に生死に関わるとか、どう考えても無謀なチャレンジは別

本気で努力すれば出来るかもしれない。
その本気度次第

というチャレンジは、周りも後押しをするべきです。

 

私は店舗開業セミナー「ぜろからセミナー」を定期的に開催しています。
セミナー参加者の中には「どう考えても無謀」という方もたまに来られます。
そういう方は私のセミナーを受講して、「自分は無謀だった」と自覚して帰られます。
それでも、そういう方にも夢はある訳で、出来れば夢への道筋を一緒に考えます。
あと3年修行しよう。自己資金をこれだけ貯めよう。サービスの質を変えよう。原価率を再検討しよう。など
また、すぐにでも始められそうな方もおられます。
そういう方は、自分のスキル・経験・やりたいビジネスモデルを洗い出します。
ビジネスモデルがぼんやりしている方がほとんどですが、そんなもんです。
それをはっきりさせるセミナーなので、自分にあったビジネスモデルを一緒に考えて
資金や融資や売り上げや原価を見える化して、方向性を固めます。
そして、「このモデルならいける!」と形が出来た方はもうチャレンジできるベースが出来ています。

 

しかし、中には「家族から独立を反対されて・・・」
といって断念する方がたまにおられます。

本当に愛する家族なら、夢の実現を後押ししてあげたくないのでしょうか?

家族の方から見て、無謀だと思われるのであれば
どんな要素を排除すれば無謀じゃなくなるかを一緒に考えてあげないのでしょうか。
大体は聞いてみると「なんとなく」なんですよね。
「こんなご時世に独立なんて!」「無理してがんばらなくても、今でも好きな仕事してるでしょ」
「お給料がもらえる安定の方が幸せ」
という自分の価値観から見た基準でストップをかけます。

いやいや、二回言いますが
無謀だと思うなら、無謀だと思う要素をしっかりと説明して
逆にどうやったら実現できるか?を一緒に考える。寄り添う。
それこそが家族でしょう?

ああん?

 

夢を実現した時の喜びを分かち合えたら
もっと幸せではないかな?
と、私は思ってます。
※まあこれも私の価値観

さて、
昨日、うちの娘からLINEが来まして。

高校の体育大会の応援リーダー(数名いる)に立候補したんだけど
その中で騎手(大旗もち1名)に立候補する男子が誰もいなかったそうで

私が立候補したわ!
女性初の騎手やるわ!
この高校の歴史変えたるわ!

との事。
家に帰ったらもう腕立て伏せを頑張ってる。

「先生はOKしたの?」って聞いたら
「頑張ってやれんことはないやろう、頑張りな」
って言われたそうで。

汗かいて苦しそうに腕立てしてましたが、
顔は輝いてました。

本当に先生に感謝!

こういう小さな成功体験が積み重なって
将来、大きなチャレンジが出来る情熱に繋がるんだとおもいます。

子供達や社員が、情熱をもってチャレンジできる土壌を
この日本に植え付けていかないと
きっと日本はダメになるでしょう。

 

9月の体育大会が楽しみです。
コロナで中止とならない様に祈るばかりです。

完ぺきな完成形なんてないね

今年の花粉症、ひど過ぎませんか?

もう6月の半ばにさしかかろうというのに
またひどくなってきました。

元々、私はアレルギー体質で
6、7年前から花粉症に悩まされてきました。
4年ほど前から毎朝ヨーグルトを食べる様にしてから
随分と症状は緩和され、
昨年はコロナのおかげでマスクをずーっとする生活だからか
楽でしたね。

 

今年はひどい。
例年、鼻水とくしゃみに悩まされていましたが
今年は目がかゆい。
5月には結膜炎になり
目薬をさしていましたが、一向に良くならず
そのうち右目の上まぶたがポンポンに腫れてきました。

これはおかしいぞ?
ただの花粉症ではないぞ?
コロナ? いや熱はまったくないし
ご飯も美味しい。
倦怠感は歳相応だと思う・・・

ではなんだろう?
がん? 急性白血病?
目ヤニの様な涙がとまらない。
白血病?
何?
もしかして余命1年とか???

 

冗談の様かもしれませんが、
実際に「ヤベー死ぬかも」
と思った夜もありました。

 

まあ、医者に診てもらって、
ただの花粉症から免疫力が下がって
ヘルペスを併発するというコンボ技でやられただけでした。

 

いまとなっては本当に冗談の様ですが
自分の死を身近に感じた時。
もしも余命1年と言われたら、さてどうしよう?
と考えていました。
会社が30年後の100周年を迎えるころには
100人くらい社員がいて、今の事業がそれぞれ成長してて
新しい事業にも参入してて、毎年新卒生は2人は入ってきて、
この数年の新卒生や今若手の社員達がバリバリ幹部として頑張ってて、
私は後継者に任せて・・・

その夢に向かって30年頑張り続けていく!

が出来なくなるのか・・・

それはつらいな。

しかし、その目標や夢も時代の流れや
会社のメンバーや、社会情勢でどんどん変わるでしょう。
変わって当たり前だと思うんです。

自分がいま思う「完璧な完成形」な未来像は
1年後に感じている「完璧な完成形」ではないかもしれない。
いや、明日には変わっているかもしれない。

それを自分一人で考えている様では
自分がいなくなってしまうと、会社の未来を考える人がいなくなってしまう!

どんな状況でも、どんな逆境でも、順境でも
そこで止まらず、あきらめず、満足せず、
先へ先へ、もっと良い未来へ進んでいける仲間がいれば
自分一人がいなくなっても、この集団は成長し続けるんだろうなって思いました。

たぶん、自分が今まで通り仕事をして
30年後に夢をかなえたとすると、そこで満足してしまうかもしれない。(しないかもしれない)
でも、そこにもっと若い仲間がいて、その仲間のまだ30年後を夢見る姿を見たら
まだ先へ進む推進力を貰えるかもしれない。

 

やはり、会社は皆で創るもの。
何を大事にしていくか?
何を夢見て進んでいくか?
を、皆で話し合って共有の考えとして持てれば
とつぜん一人がいなくなっても全然大丈夫でしょう。

まだぼんやりですが、
そういう取り組みをしたくなりました。
社員でトミソーの行動指針、考え方の指針を話し合って
全員の共有の意識として制定する。
それを100周年へ向けて、皆で守りながら進んでいく。
私の意見や考え方ではなく、全員の考え方として
会社の指針となす。

これをちゃんと守っていけば、
どんな不況が来ても、どんな社会情勢になっても
その都度、指針にそって皆で判断して行動すれば成長できるはず。

これなら死も怖くない。(寂しいけど)
もしも死んでも、きっと明るい未来はあるだろうって
信じて死ねる。

※こういうやつほど簡単に死なないだろうから安心して

当面の自分の使命を見つけた気がしました。

この極度にひどい花粉症は
本当にしんどいんですが、
いい発見ももたらしてくれました。

本当にしんどいけど。

創造者であろう

創造者とは。

ただただベルトコンベアで運ばれてくるパーツを組み立てて
ものを造るのは、どちらかと言うと生産者って感じでしょうか。

別に生産者という言葉を悪く言う気はなく
ただただ改善活動や効率化や何かしらの向上を目指しもせずに
ずっと同じモノを同じ時間で同じ様に造っているだけでは
成長がありませんよね。
そういう風に仕事をしている人を、では あえて「変わらない生産者」としましょう。

批判や評論や言い訳ばかりで、実際には何も生産していない人も
やまほどいますから。

生産的という言葉もあるので生産というワードは良いニュアンスで使われることが多いです。
が、自分が生産者として仕事して、日々何かを創り出していると、
その事に満足してしまい、向上活動をしなくなってしまいます。
長く同じ事を続けていると、それが「自分の仕事」と思い込み
最後は、今まで自分が続けてきた事を否定されるとキレます。
やってきたことは正しいんだと、執着します。
出来ない理由を並べ立て、言い訳をして、
「変わる事」「自分がやって来た事を変える事」
を全力で阻止しようと思います。
その人たちはどんな未来を望んでいるのか?

 

時代も変わるしニーズも変わるし、技術も変わります。

生産活動も変わっていく事は、もう「当たり前」で
逆に変わらない事は後退を意味します。

創造者とは。
別にゼロからイチを創り出せ!と言っている訳ではありません。
全く新しい事を始めよう!と言っている訳でもありません。

いまやっている生産活動に対して、PDCAをくり返しながら
ちょっとづつ、ちょっとづつでいいので改善、向上をしていく人は
もうすでに創造者と言えるでしょう。

こうやったら、5分短縮できるかな?
こうやったら、もうちょと次の行程の人が間違えにくくなるかな?
100を101に改善する。

それで十分、創造的な仕事と言えるでしょう。

その積み重ねが進歩・発展に繋がります。

だれもが創造者になれます。

失敗するかもしれませんが、
向上を目指して、良くしよう!という思いで行った行動の失敗は
かならず成長に繋がります。

少しづつ、少しづつ、
想像的な仕事をしていきましょう。