月別アーカイブ: 2019年12月

皆さま良いお年をお迎えください

本日がトミソーの本年の採取営業日となります。

午後から全員で会社の大掃除を行うことが例年行事となっています。

が、
今年はこの最終日に店舗のお引き渡しが重なり、
私は大掃除には参加できず・・・
もどってから神棚をきれいにしました。

これだけは社長の仕事です。

 

今日のお引き渡しは

食パンの乃が美 滑川店様です。

ご紹介を頂きまして今回、施工させて頂きました。
今までの乃が美のお店よりも高級感を出すデザインにするという事で
お客さまにも満足頂けまして良かったです。

 

今週は、営業最終週というのに乃が美様を合わせて店舗のお引き渡しが3件もありました。

店舗併用住宅の美容室様

戸建ての店舗様

個性豊かなお店ばかりでした。

今年の店舗部門を象徴するかのような1週間でしたね。

 

今年も色々ありましたが、なんとか無事にお正月を迎える事が出来そうです。

書き出すときりがないので書かない!

 

皆さま、今年もありがとうござました。
また来年もよろしくお願いします。

 

来年のトミソーは1月6日より営業です。

 

宜しくお願いします!

 

YKK本社とパッシブタウン見学

12月20日の事ですが、
不動産部門、マンションリノベ部門のスタッフと7名でYKKさんのパッシブタウンを見学しに行ってきました。

YKKさんの計らいで、せっかくならと黒部のYKK本社内にあるセンターパーク、
丸屋根展示館、吉田忠雄ホールなども見学コースに入れて頂き、
しっかりと半日の見学コースとなりました。

さすが世界のYKKさんです。
黒部に複数ある工場の中で本社もある敷地のなかの「センターパーク」と言われる
誰でも入れるエリアに案内頂きました。

YKK50ビル
50周年の時に建てたビルだそうで、築30年以上経っていますが、
改修を繰り返し、中もきれいでした。

電光掲示板に「welcome to YKK 2019.12.20 株式会社トミソー 御一行様」の文字が

 

中でYKKの歴史などの説明を頂きました。
基本的に撮影は禁止でしたので、この辺の写真はないんです。

ファスナーとアルミサッシで発展してきたYKK
驚いたのは、ファスナーを造る機械やアルミを射出する機械なども自社で開発している事。
世界どの工場でも同じ自社工場で製作した製造機械で造るので、高品質をどの国でも担保できます。

素晴らしいですね。

 

その後、敷地内の丸屋根展示館へ。
ここはYKKの初期の工場の建屋をそのまま残し、一部改修して展示館にしてあります。

子供向けにファスナーやサッシを展示してあるブース。
基本的に撮影はここだけOKでして、それ以外にも大変興味深い展示がたくさんありましたが、
残念ながらお見せ出来ません・・・

YKK創始者の吉田忠雄氏の事を展示してある吉田忠雄ホールは大変良かったです。
今回の見学のメインはパッシブタウンだったのでここはさっと見ただけで帰りましたが
吉田忠雄氏の経営哲学「善の循環」の考え方も素晴らしく実際にその考えを元に今でも経営されておられる事に感動します。

中にはカフェテラスもあり、YKKが出資しているブラジル農園のコーヒーが飲めます。
美味しかったです。ごちそうさまでした。

カフェのテラス席は、温かい時期は気持ちいいでしょうね。
YKKのセンターパークや吉田忠雄ホール、丸屋根展示館は一般公開されているとの事なので
またゆっくり見に来たいと思いました。

その後、バスで移動しまして、
まずはK-TOWNの横を通過しました。

ここは電鉄黒部駅前に造ったYKKの独身寮です。もう分譲宅地か団地です。
残念ながら中は見れませんでしたが、きっと中も素敵なんでしょうね。
建築としてもかっこいいですし街がいい雰囲気になってます。

これは北陸新幹線が開通してさらに電鉄黒部駅前が寂しくなるかもと危惧したYKKが
駅前活性化のために独身の若者に駅前に住んでもらおうという事で造った独身寮の街「K-TOWN」
まさに「善の循環」 利益を追求して経営しているが、出た利益は地域や人のために循環させようという考えの元で進められています。
現在電鉄生地駅前に「I-TOWN」を計画中との事。

本当に素晴らしい。ただのボランティアではない意味のある、全員がWIN-WINになるCSR活動ですね。

すぐ近くではありますが、「パッシブタウン」に到着。

a+u 2018年4月号別冊にて特集されていた建築です。
一度見たかった。

まずは第三期棟にあるレセプションルームへ。

第1期工区(新築) 第2期工区(新築) 第3期工区(リノベーション)
全て設計者が違っていまして、各々のパッシブデザインに対する考え方の違いを見る事が出来て面白いですね。
協力してプロジェクトを進めたそうですが、内心ライバル心バチバチですよね!

パネルで見るよりも早く実物で実感したい!
という事で早速第三期工区(リノベーション棟)から見学しました。

モデルルームを内見しました。
リノベーション棟との事で、パッシブデザインの考え方よりもリノベデザインの手法が勉強になって、凄い良かったです。

洗面台の正面が窓で庭や景色が見える。
これ素敵ですよね! 鏡は横にあります。
これなら毎朝顔を洗う度に気持ち良い気分になれると思うんですよ!

単身用の寮ですから、トイレは洗面所と同室です。
昔は独身用のアパートなどに、お風呂とトイレがユニットで一室で造られている事は多々ありますが、洗面所とトイレが一室なのはいいですね。
トイレしながら歯を磨けますね! 時短になりますね。
(やってみたい!)

コンパクトに暮らすデザインのアイデアがたくさん詰まってて、大変勉強になりました。

続いて、第二期工区 鉄筋コンクリート造の家族タイプの寮に移動。

その寮の道の正面に民間の運営ですが、カーシェアリングのあるパーキングが。
富山の街中でもなかなかないですが、
さすがYKKの社員寮の目前。
きっと転勤者などおられるでしょうから、いいビジネスモデルだと思います。
通勤はYKKのバスが往復してますから、普段は自家用車必要ないでしょう。

そして、世界中から従業員が集まってくるのでしょう。
第二期工区の1階にはテナント?なのかカフェとビーガン対応レストランがありました。
ワールドワイド!

モデルルームに入ると、パッシブデザインとは全く関係ないのですが
柳総理さんとイームズさんがお目見え。

うーん。素敵!

じゃなくて、
パッシブデザインのお勉強。

テラス部分と室内部分の熱伝導を抑えつつ、鉄筋強度を保つシステム。

素晴らしいとは思いますが、私達の建築にはなかなか応用できないなぁ。

ドア上の通気扉。
YKKの室内ドアの既製品でこれがあるそうです。

続いて、第一期工区の建物へ

光の入り方を考えて、南面を階段型のテラスに。
ここで光と風をコントロールしているそうです。
間取りも上の階へ行くほど小さくなるそうです。

モデルルームは1階なので一番大きな間取りの部屋。
バイオマス燃料や地下水を使い、温水や冷水を各部屋へ循環して冷暖房としています。
この日は暖房。 床暖房と

パネルヒーティングでした。

凄い暖かい!

しかし、夏はさすがに厳しいらしく、エアコンが追加設置されていましたね。

地球温暖化ですから世界的な設計家さんの最先端のパッシブデザイン建築でも対応できない温暖化・・・

建築で出来る範囲の事はやっていかないといけませんね。

 

以上、YKKとパッシブタウンのレポートでした。

正直、パッシブデザインの内容はすぐに自分たちの建築に反映できる事ばかりではありませんでしたが
大変勉強になりました!

吉田忠雄氏からの学びもありました。

YKKのスタッフさん、今回はいい機会を頂きましてありがとうございます。

MASERATI pop up show room

イタリアの高級外車メーカー マセラティ

その期間限定 富山ポップアップショールームをトミソーにて施工させて頂きました。

 

店舗内装工事費よりも高い車が並んでます。

 

ショールームは2020年2月20日までとの事。

マセラティの車も見て欲しいですが(できればどなたか購入してほしい)

店舗内装も見てみてね。

 

東京IFFT&BAMBOO EXIPO  名古屋店舗クリニックレポート

また以前の出張のレポートです!
勢いづいている間にブログに起こします。

11月22日(金)に東京ビッグサイトにて開催されました
IFFT interior Lifestyle Living を視察に行きました。

この日は富山は晴天だったのですが、始発で東京に着いたら
めっちゃ寒かったです。もう富山より寒いんじゃないかってくらいでした。

IFFTは初めて来ました。
富山からも友人が2名 ブースを出店してましたし、
いつか行きたいと思ってまして、
たまたま夜に名古屋で所用が出来ましたので
頑張って東京経由、名古屋行き!!

という強行スケジュール。
開場時間には会場に行きましたが、既に沢山の人が来ていました。

とりあえず、入り口すぐにあった富山を代表する銘木やさんであり
友人でもある米澤さんのブースへ。
興味ある方がたくさん話をしておられましたね。

IFFT interior Lifestyle Livingというくらいですから
店舗デザインばかりではなく、インテリア関連のブースが多かったです。
そして今年はオフィス特集という事もあり、オフィス関連の商品が目立ちましたね。

オフィス関連以外にも、完全にトレンドの主流になっているのが無垢の木材使用でした。
最新トレンドではなく、完全に主流。

もうそんなブースばっかりで、独自性や違いがあまり分かりません。

無垢材のブースでおなか一杯になります。

そんな中、なんと倉俣史郎さんの椅子の展示が!
超かっこいい!
私はリアルタイムで倉俣史郎さんの作品には触れられませんでしたが
近藤康夫さんが大好きで、その近藤さんが倉俣さんのお弟子さんという事で
やはりデザインの方向性は似ていると感じます。
その中でも近藤さんは力強さを感じますし、倉俣さんは繊細さを感じますね。
80年代のモダニズムデザインを感じます。

また、有名デザイナーがテーマを決めて
インテリアを提案するというブースがありまして、
今回は再生材を利用してのリユースインテリア。

これは断熱材の工場ででた破片を再利用したベンチ。
実際に綺麗な円形にするのは苦労するでしょうけど、十分使えます。
他にも、素晴らしいアイデアの家具やインテリアが展示してありました。

 

 

そして、2件目の友人出店のブースへ。

富山を代表する銅板作家の折井さん。
そのブースで偶然富山から来ていた、平野さんと伊藤君と遭遇。
東京ビッグサイトなのに、ここだけぐっと富山臭(どんな匂いだ!)が強かったでしょうね。

写真は撮り忘れたのですが、
他にもいくつか参考になるブースがありました。

そこにはトミソーがこれからやって行きたい事業に関する事を
ちょっと違う業態でやっている会社もあって。

やっぱり日本初!という先駆者の市場優位性、他社参入障壁の高さは魅力的です。
ナンバー1かつオンリー1を自社でできれば、社員を幸せにできます。
狙います。

 

さて、会場を出まして、雨の中 ゆりかもめに乗り、
もう一つの会場へ。

BAMBOO EXIPO 2019 の会場に行きました。

会場も複雑でしたし、出店ブースもIFFTよりも少ないのですが
どちらかというと店舗内装に関連した出店ブースが多く、
実際にこちらの会場の方が長く滞在しちゃいました。

色々と話し込んで、面白い素材にも出会えました。

 

夜には名古屋に移動しないといけないので
後半ゆっくりと回れませんでしたが、収穫はありました。

 

IFFTでは、素材としては、主流のトレンドを感じ、
新しいビジネスのヒントを得ました。

BAMBOO EXIPOは、まだまだ発掘前の新しい素材と出会えました。

やっぱり定期的に富山を出て、最新に触れないとダメですね。
凄くいい刺激を受けます。

うちのスタッフにもどんどん出ていってもらって、新しい事を吸収してもらいたいと思います。

さて、お昼ご飯も食べずに、2会場を見て回り、
品川から一路名古屋へ向かいます。

名古屋は、JCD(日本商環境デザイン協会)の中部支部会議に出席するためです。

JCDの中部支部会員になって10年以上経っているのですが、
支部会議に出席するのは初めて。

北陸での個人的な目的があり、今回会議に出席しました。

まあ、前職が株式会社スペースの名古屋本部でしたし、
退職時にこのJCDに誘って頂いたのもそのスペース時代の恩師でした。

北陸デザインフォーラムで、中部支部の数名の方にはお世話になっておりましたし、
半分くらいは知っている方ではありましたが、
やはり、発表するときはドキドキしますね。

他の方も皆さん賛同して頂きまして。
本当にほっとしました。

まだ正式に発表は出来ませんが、
来年、会社の事業とは別の活動をスタートさせる事が出来そうです。
私の3つある夢の一つを実現させるための第一歩です。

その後、「せっかく木村が名古屋へ来たんだし、飲みに行くか!」という事で
私の夕食に皆さんでお付き合いして頂けました。

まあ、私が名古屋で仕事していた時には想像できないぐらいの大御所さん達が揃っています。
そして前職の上司も同席しています。

なんだかスペース時代の緊張感も久しぶりに感じましたが、
大変楽しい夜を過ごさせて頂きました。

 

翌日は、夕方まで時間をとっていましたので
名古屋店舗クリニック。

栄や東山を回ろうかなって考えていましたが、
昨夜の宴席で話題になったお店に行くことにしました。

その前に、やまなみ線に乗り、駅を降りてすぐのショッピングモールへ

イオンモール名古屋港店。
オープンした当初はポートモールという名称でしたね。

スペースはもともとショッピングセンターや
ショッピングセンターに入るテナントさんの仕事を中心にしていました。
私も名古屋にいた時は仕事のほとんどがショッピングセンターの中のテナントを手掛けていました。
全国のSC(ショッピングセンター)を巡る日々。

ポートモールが出来たのは確か私が入社して3年目だったと思います。
関東の方に「モール」というものが出来たよ!とは聞いていましたが
中部圏内ではこのポートモールが初めての「モール」形式のSCでした。

ここもテナント工事で入りましたが、写真で見た「アメリカ」がそのままここにある!と
感じたものです。
この時は、日本全国にここまでモールが広がるとは思いませんでしたね。
印象は、「光熱費かかりそう!」って思ってました。

実際に以前のSCタイプよりも光熱費かかってるでしょう。

ところが今ではモールにあらずんばSCにあらず

というくらいのモール率の高さです。

通路が狭かったり、動線が複雑だったり、通路が暗かったり
モール天井がテントで、半分外みたいな作りになっています。
完全に当時のアメリカ型のモールを踏襲したのでしょう。

イオングループとしてもまだ日本で数件目のモールだったのでしょうね。
今の判で押したようなイオンモールとは違います。

これ以降、日本に合う形に進化して、
今の金太郎あめの様な画一化されたモールになったのでしょうね。

中の写真は撮らなかったのです。

記録に残そうって思えなくて・・・

テナントの顔ぶれは記憶とはずいぶんと違ってましたが
19年前から雰囲気は大きく変わってませんでした。

受ける印象が当時は「最新!」と思いましたが、
今は「古い!」と感じました。

 

次に、移動しまして「ららぽーと名古屋みなと」へ

この近辺では一番最新のモールです。

蔦屋書店もあります。
代官山のタイルは残念ながら使われていませんでした。

テナントの顔ぶれもいいですよね~

いいテナントが入ると、デザイン性が上がるので全体的に空間が良くなります。

それにしても、富山でもおなじみのテナントも入っているのですが、
それも良く見える。

デザインもそのテナントの新しいバージョンですので基本的に同じなのに、
なぜららぽーとの方が良く見えるのだろう。

と、ぼーっと考えながら歩いていまして、
一応自分なりの答えが見つかりました。

共通通路幅と天井高のバランスが秀逸だと感じました。

通路幅が広いんです。そのくせそこまで天井高が高くない。

最近のイオンモール系のSCは特に1階の天井高が高すぎると感じます。
天井高が高いと、おのずとテナントの壁面の面積が増えます。
商品を並べる高さって、人間の視線や身長の関係で、頑張っても3Mがいいところだと思います。
商品を並べる壁の3Mより上はただ空く空間ですが、
そこをどう上手くデザインするか?が店舗デザイナーに求められるのですね。

ここが上手いデザイナーが作ると、お店は全然良くなります。

天井高が高すぎると、その上手い・下手が出やすいのだと感じます。

実際に難しいのですよ。そこをどうするか?
だいたいのデザイナーは、そのお店の意匠に合わせてデコデコに造りこむんです。
そのお店の空気感を最大限出そうとします。
もしくは、クライアントがデコデコを要求するのかもしれません。

私の答えは商品より上の壁は「超シンプル」だと思っています。

勇気要りますけど、この難しさが分かっているお店は、カッコよいです。

 

ららぽーとはその難しさをうまく緩和しているんですよね。

そうするとお店は全体的に良いデザインになる。

そして通路幅が広いと、お店を遠くから見られるので、
お店の全体を見やすくなる。

また、人が通路にごみごみっとたまって見えないのでかな?

全体的に印象がよく感じます。
お客様も良く入ってました。

昼食はここで頂きました。

 

 

さて、最後に今日の本当の目的地。

アピタ東海通
ではなく、今ではメガドンキ!

ここは私が入社3年目にできたアピタだったと記憶しています。
大店立地法の改正に伴い、日本中に大型店舗がたくさん出来た年です。
スペース名古屋本部の売り上げも前年比1.5倍になった年てしたね。
(人数はそんなに変わらなかった)
もう今なら完全にブラックです。
でも、3年目で自分で1物件を回せる様になって、たくさんお店を創れて、
そして、今年1年がラッシュの年だからという事もあり
お祭り騒ぎと言うか、高揚感というか、
とにかく楽しかったです。めちゃめちゃ働きました。

そんな時に、テナント工事ではありますが、私も関わったSCです。
しかもアピタはスペースが全体設計を行っていました。

アピタは自分たちが創っているという自負がありましたね。

そんな事を、昨夜の宴席で話していました。
それがメガドンキになったのを、「まあ見てこい」と言われました。

何と言うか。

膝から崩れ落ちそうになりましたよ。

言葉もありません。
何を言いたいか?は分かると思います・・・

 

ゾーニングとか、デザインとか。
もう私達の仕事 店舗デザインって何?
って思いますよね。

 

でもね。
お客さん、沢山入ってるんです。

面積割合で言えばららぽーとよりもお客様の密度は高い。
しかも、ららぽーとはデートで使えるロケーションで、買い物目的でないお客様もたくさんいました。
買い物袋を下げてない方の割合が多い。(私みたいな人もいるしね)

メガドンキにいる沢山の方の目的は100%買い物です。
私みたいにカゴを持っていない人の浮いていること!

どう考えても、アピタ東海通の時よりも客層は変わっていますが
お客様は入っているでしょうし、売上も上がっているでしょう。

宴席で前職の上司が「これも一つの答えだよ」と言っていました。
その方は直接アピタのデザインプロジェクトに関わった方ですから、
私以上に思うところはあったでしょう。

 

この店には・・・20分くらいいたかと思います。
なんか落ち着かなくって、胃がキリキリしてきて
自分なりの答えを見つける前に出てきました。

 

「これも一つの答え」というのも納得は出来ます。

しかしまだ「これからの日本の店舗デザインは、どうあるべきか?」
を自分なりに答えを見いだせていません。

いいお店ってなんなんでしょうかね?

もっともっと勉強して、もっともっと学んで、
もっともっといろいろと見て。

自分なりの進む道を確かなものにしないといけません。

そして、日本にいいお店をたくさん作っていきたいですね。

日本のお店が繁盛すれば、日本が元気になる!

まだまだ頑張ろう!って感じた2日間でした。

長文レポート終了です。
疲れました・・・

鹿児島ツアーレポート 3日目

いよいよ鹿児島ツアーレポートも最終日となりました。

11月9日(土)の事です。
もう1か月も前のはなしですね。

 

前日の夜は鹿児島市内ナイトと芋焼酎を堪能致しました。

もちろん私は昨夜の後悔がありますので、芋焼酎は控えめにして
朝は二日酔いはなし!

気持ちよく一か所目の見学箇所へ

ここは稲盛塾長が在学された鹿児島大学です。
塾長がよく著書などでおっしゃられておりますので、私もあえて書きますが
一流大学ではない との事です。
しかし塾長はこの大学への思いれは強いそうで、かーなりの出資をされていられ
稲盛記念館なるものまであるとの事。
せっかく鹿児島へ来ましたし、見学させて頂きました。

まだ未完成の綺麗な建物。鹿児島大学稲盛ホール。
名前に「稲盛」が入っちゃってます。

稲盛と名前が入っているものがあれば、そこで記念撮影をするのが盛和塾生。

 

歴史ある大学で、しかも県立なのに建物がかなり立派ですね。

かーなり稲盛塾長の資本が入っていると見えます。

昨年できたばかりという稲盛塾長の銅像です。
京セラ本社で胸像は拝見しましたが、全身銅像は初めて拝見しました。

もちろん記念撮影。

 

稲盛アカデミーなる建物もキャンパスの中心付近にありました。

工学部の建物みたいですね。

残念ながらここでは記念撮影をし忘れました。

土曜日だったせいか学生が少なく、
キャンパスの雰囲気があまり分からなかった事が残念ですが、
いい大学です。


キャンパスの目の前の道には路面電車も走っているので交通の便もよさそうです。

そして物凄い建物ですよね!

稲盛記念館。 あの安藤忠雄氏設計です。

もうこの頃の建築家はこぞってこういう建築を造りましたよね。
OKバブリー! って思わず声が出そうです。
体積の半分は無駄な空間。

確かにいい空間には無駄なスペースって必要です。

ただ、まあ、なんというか。

好き嫌いはありますよね。

中には稲盛塾長のご両親のお名前が付けられたホールもあります。

 

ここでももちろん記念撮影をしました。

 

さて、続いて移動しまして
【維新ふるさと館】
を見学。

今日は私達は鹿児島市内の観光ルートに乗せられるんだろうなって感はありまして、
もうそれこそ観光客のために造られたところです。

ただ、普通の人なら観光ルート。

しかし、最近まで司馬遼太郎の「跳ぶが如く」を読んでいた私には
こういう名前が出てくるだけでも感動です。

そして、鹿児島人の西郷愛が凄い!

「どうだ!鹿児島すげーだろ! 明治維新は薩摩人がいたから成り立ったのだ!!」
という自負がめちゃめちゃ感じられます。

ちょっと悔しいけど、
内心、鹿児島人に嫉妬します。

ふるさと館からちょっと離れた場所にある西郷隆盛生誕の地 石標がありました。

ここが、加冶屋町・・・・

そりゃ感動しますよ。

 

ここも小一時間で撤収しましてバスで移動。

バスから見える西郷隆盛銅像。
西郷推しの強さよ。

次の目的地は【西郷南洲顕彰館・南洲墓地】です。

西南戦争で亡くなった薩摩郡の志士たちが眠っている墓地です!

墓地から桜島が一望できます。
となりには城山も見えます。

西郷さんを担いで立った西軍が敗軍となり、なんとか薩摩までもどり
自身の最後の死に場所を城山に選んだのもうなずけます。

薩摩ー鹿児島の人は、火山灰に悩まされながらもこの桜島を見て育って、
このシンボルを愛しているのですね。

この鳥居の正面にあるのが西郷南洲の墓。

真ん中の一番大きな墓が、西郷南洲のお墓です。

そして、大好きな村田新八の墓!
他にも桐野利秋、桂久武、別府晋介、辺見十郎太など 西軍の幹部のお墓もあり
小説を読んでいたので、一人ひとりの墓に感動してました!

西郷南洲顕彰館は西郷南洲の産まれてから斃れるまでの歴史を資料館として展示してありました。

実は、司馬遼太郎の小説でみっちりと勉強していたので、
そこで新しい発見を見出す事はあまりなく、
ただただ史実の物がすぐそこにあるという事だけで私は満足でした。

司馬ファンは鹿児島へ行くべきです。

最後に訪れたのは【磯庭園仙厳園・尚古集成館】です。

ここは島津の時代からの別荘【磯庭園】があり、やはり観光ルートになってて
観光バスがたくさん来ていました。

まずは昼食。
歴史あるところですが、たまにこういう近代的で素敵な建物があります。
鹿児島は総じて食べ物は美味しかったですね。

入館料は必要ですが、せっかくなので磯庭園に入りました。

ほとんど江戸時代のままで残されているそうで、
これはなかなか見ごたえがありました。

枯山水の中に池がある。
ちょっと私には違和感を感じるのですが、
これも参勤交代で京を含めいろんな地を通過するうちに、まぜこぜになって
出来上がったカタチなのでしょうね。

違和感は感じましたが、何かいいと思える空間。
蹲があり、落ちる水がある。
水に動きがあると、落ち着けるいい空間に感じられるのかもしれませんね。

そして、島津斉彬もここから同じ風景を見ていたのかと思うと、
やはり感慨深いですね。

 

ベストインスタ映えスポット。

 

 

さて、
ここから鹿児島空港へ移動して
富山へ帰りました。
お土産もたくさん買いましたが、
三日間とも良く晴れて、
鹿児島の印象は凄く良かったです。

鹿児島人のルーツ、
西郷南洲や島津斉彬、維新志士への誇りと愛を凄く凄く感じました!
また、桜島の力強さ!
鹿児島の頭上にそびえる活火山

これもやはり鹿児島人の誇りですね。

 

 

正直、三日目は観光コースか・・・とあまり期待していなかった分
すごく感動しましたね。

学ぶことや感じる事という点では少ない日でしたが
ただただ司馬遼太郎のファンとして感動の一日でした。

三回に分けてお伝えしました盛和塾鹿児島ツアーレポート

 

これで終わりです。
一か月も経つと、記憶も薄くなり・・・

やはり早めに書かないとだめですね。