2014年 もう始まってしまいましたが、
今更ながら再確認。
トミソーは今年60周年を迎えます。
もちろん、知らなかった訳ではないのですが、
何と言うか・・・ そこまで意識をしてなかったというのが本音でして。
昨日、木下課長と話してて ふと再認識。
そうです。60周年と言うのは大変な事です。（人事みたいですが・・・）
私の祖父に当たる先代社長が創業したのが昭和29年
それからこの富山の地で60年。
やっぱり 大変な事だと思います。
もちろん私どころか、
両親すら産まれるもっと前の前の話。
若き日の創業社長であるじいちゃん。
今の私より若い頃
その頃のじいちゃんとばあちゃん。
あまり話を聞く機会はありませんが、
以前に一度だけ創業当時の話を聞くことがありました。
じいちゃんが戦争から帰って来たあと
家具屋の工房で修行したそうです
そして最初は富山装飾という会社を起こしました。
現在の総曲輪にあったとの事です。
ミシンに長けたばあちゃんがカーテンなんかの縫製をして、
じいちゃんはリヤカーで家具を売って回っていたそうです。
頑張って金沢に売り込みに行ったら
「富山装飾・・・越中もんか！」とバカにされて・・・
それで 1年で富山装飾からトミソーに社名変更。
インテリアのトミソーがここからスタートしました。
写真上列の右がじいちゃん。その隣がばあちゃんです。
どんどんと規模を大きくして、
昭和36年に富山商工会議所の隣に小売店を構えたそうです。
当時の話はいろいろ聞きました。
銀行支払いの期限日。 なんとか金策に金沢まで車で走り、
お金を持って銀行まで行きましたが、閉店時間はとっくに過ぎている。
しかし支店長がシャッターを開けて待っていてくれたそうです。
「あの時、あの支店長じゃなければ、トミソーは不渡りを出してつぶれてた」
じいちゃんは、私に良くこの話をします。
銀行さんには大変お世話になっている。忘れたらアカンよ。
じいちゃんは 昔から、毎年銀行さんにクリスマスケーキを届けています。
また、お店から火を出した事もあります。
この事に関しては、あまり多くを語りません。
よっぽどイヤな記憶なのだと思います。
昔はよく社員旅行に行っていたみたいですね。
どの写真を見ても、ばあちゃんは大きな笑顔を見せています。
時代は進みまして昭和49年、
人数もかなり増えています。
カーテンやカーペットの納品からスタートだったのが次第に
内装工事、造作工事、家具工事・・・
そのうち内装の全部をし始めていったそうです。
この頃になると、今でもトミソーでバリバリ働いてくれている方々の顔もあります。
若い！
どなたか分かりますか？・・・・
旅行の写真が多いのですが、
どの写真を見ても、じいちゃんはスーツかジャケット。
ネクタイ写真もあります。
仕事一筋だったのでしょうね。
ばあちゃんには良く遊んでもらったり、何かくれたり。
小さい頃の思い出が多いのですが、
じいちゃんの思い出は少ないんです。
やっぱり仕事一筋だったのでしょうね。
ライオンズクラブのクリスマスパーティは、
妹と良く連れて行ってもらってました。
こちらは、もうちょっと新しい写真 昭和54年です
後列右のこのダンディは誰でしょう？
もちろん今でもトミソーにて頑張っていただいています。
分かりますかね？
この方も写っております。
この方が一番分かりにくいのでは？
そして、
じいちゃんとばあちゃんの間に挟まれている子供。
これ私です。
ありえないくらい可愛くないですか？
同じ日の写真をもう一枚。
ここにもばあちゃんの横に4歳の私が写っています。
うちのチビの4歳の頃にそっくりです。
こんな髪型はしていませんが。
仕事の記録写真もたくさん残っています。
佐藤工業様から頂きました山田館さんのお話。
誰が見ても間に合わない！って工事を、
トミソーが来て なんとか工事を完了させて。
長野からわざわざ山田館さんが、富山までお礼を言いに来ていただいた。
この話 じいちゃんから何度も何度も聞かされました。
これがまた嬉しそうに話するんです。
この時のご縁は、もっともっと大きな輪に広がりまして
今でも続いていますし、色々な面でトミソーを助けて頂いております。
その年、その年の富山の大きな現場には大体トミソーが入っていた
と 聞いています。
あの年にはこの現場で何億頂いた！ とか、
一年で何物件やったんだ！とか、
あまり具体的な数字は控えますが、
この頃の話もよく聞きます。
しかし、こうやって見返すと・・・・
今のトミソーに繋がってくるお仕事ばかりです。
本当に・・・感謝の一言に尽きます。
ありがとうございます。
お世話になりました工事写真もまだまだたくさんありますが
取り上げたらきりがありませんので、この辺で。
もっと最近の旅行の写真もありました。
この頃は国内旅行に毎年行っていたのでしょうね。
私も、何度か連れていって貰ったのを覚えています。
社員旅行での思い出は、うろ覚えの事がほとんどで
はっきりした記憶は少ないのですが、
一つ鮮明に覚えている事があります。
バスを降りて、大きな旅館について。
どうやらその旅館はちょっと前にトミソーで内装工事をした旅館だったみたいです。
（なんて名前だったかは、覚えてません）
大きな階段の踊り場のカーペットが、人が歩くことによって
潰されて伸びたんでしょうね。
カーペットがほんの少しずず元々の大きさより大きくなってました。
そしたら、当時のトミソーの面々。
旅行中にも関わらず、いきなりどこからかカッターを取り出して
サーっとカーペットをカットしていきました。
何人かで、押さえながら、手早く。 そして凄くキレイでした。
終わったら何事もなく宴会会場へ。
確か私は小学生くらいだったと思います。
スゲー！ としか言えませんでした。
当分の間、トミソーの人たちはカーペットを貼る職人さんなのか？
と、真剣に思ってたくらいです。
当時は、何年かに一回は海外旅行にも行っていたみたいですね。
この辺の写真だと、
今でも頑張っているメンバーがいますよー。
皆さん、このナイキとステューシー 誰だか分かりますか？
この後は、どうやら旅行もあんまり行かなくなったみたいで
残っている写真は少なくなっています。
それでも、写真のみんなの顔は楽しそう。
ちょっと羨ましいですね。
6年前に私が入社する以前の写真を
できるだけ集めてみました。（自分勝手な判断ですいません）
ここ最近のトミソーの活動は、スタッフブログで皆様ご存知の通りです。
昔の写真を見て。
じいちゃんを中心に本当に家族のような、そんな会社だったのでしょう。
いい時代だったんだよ。
なんて言う人もいますが・・・
それだけで60年 会社を存続はさせられません。
こうやって見ても 大変な、そして素晴らしい歴史を刻んできた会社だと、
思います。
最近では、
言った事も、聞いたこともすぐに忘れ。その上 昔の事ばかり凄く良く覚えてて
なにかと腹の立つ事の多いじいちゃんですが。
まあ あんまり怒らずに、接するようにしています。
今までの歴史と思い出の中で生きているのでしょうか？
そうなっても仕方ないくらい 素晴らしい歴史ですね。
さて、
これからのトミソーは、私が背負って立つ番です。
これから。
こうやって次の代に語れるような、そんな歴史を作って行きたいです。
そしてやっぱりこんな写真のような笑顔があふれる家族のような会社にしたいです。
そしてこれからまた60年。
トミソーを存続させて、もっと良い会社にしていきたいです。
とりあえずは今年創立60周年。
この記念の年に、まずは何か仕掛けたいと思います。
年始めにしては遅すぎますが、
1月8日
急に60周年の重みを感じて、身震いした次第です。
