月別アーカイブ: 2021年1月

理想が無い人は理由(ルール)がないと動けない

今週はとある勉強会に出席しまして、
久しぶりに「ああ、本当にそうだな!」と思えるお話しを聞けました。

いま、新型コロナ感染症、その変異種、それに伴う不況、海外情勢、アメリカ大統領戦・・・
世界は今まで私達が体験をしたことがない様な状況になります。
必ずなります。

その中で、会社や組織、または社会や家庭でもいいでしょう。
今までの決められたことやルールが通用しなくなってくる事は、必然です。

そこで、私達一般人が「お偉方!ルールが古いですよ、ルールを変えよう!」と言える人はまだいい方で
「私はルールに従って行動していますから、何も悪くありません!」と言いながら
もしかすると、人に迷惑をかけたり、悪い結果をもたらす事をしているかもしれません。

良く良く考えると分かる事なのかもしれませんが、
この目まぐるしく変わっていく時代に考える事も面倒くさいのか、
考えたくないのか、

「考える事を放棄して決められたルールの中で行動した方が楽」

という心理になってしまっているのでしょう。

危機感の欠如でしょう。

私は悪くない
偉い人がルールを変えないから
とはいえ何とかなるでしょ
まさか私にまで悪い事はおこらないでしょ

こういう心理がそうさせているのだと思います。

 

ルールに縛られていると、
この混沌とした時代、生き抜いていく事は出来ないでしょう。

こういう危機感がなく、自分意識のない人が多い組織や集団は
死にます。

1970年代以降の日本の高度成長期は本当にそれでよかったでしょう。
上意下達でトップがルールを作り、軍隊式に下に厳しく命令が下りていく
ピラミッド型軍隊式の組織は、人口が増え続け、市場が拡大し続け、
大きな情勢変化もない順調な時代ならこれでいいです。

しかしこれからの時代、
この軍隊型組織ではだめだと思います。

それぞれが、考え、自分の判断で皆に話をし、
協力しあって物事を進めて行く、
共創型の組織でないとだめでしょう。

そこで大事になってくるのが「理想」です。

この会社はどこを目指しているのか?
どういう会社になりたいのか?
という「理想」を共有していれば
ルールがなくても動けるはずです。

理想を共有するためには・・・
その組織での活動を自分事にする必要がある
主体性を持つ必要があります。

もしかすると「危機感」がないと
主体性が持てないのかもしれません。

さて、
会社の使命とは?
従業員とお客様と地域社会に貢献する事だと思います。
当社の企業理念のまんまです。
そういう会社であればこそ、きちんと利益を出して
存続し続ける!
この続けるという事も当社の理念にあります。
そのために、我々トミソーの社員は
最高の技術と心を身に着けよう!
と理念で謳っています。

最高の心を持つためには利他の心が必要で、
そのためにはこの会社がどういう将来像を目指しているか?
を共有して、皆で理想を追わないとダメだなと
再認識しました。

理念のサイクルがうまく回ると
必ずいい会社になりますね。

 

「あの人の行動がおかしいと思います、
社内ルールを厳しくしてください」
「私はこれがいいとおもいますが、
あとは上で決めてください」
という意見が社内で出ているうちは
まだまだダメな会社、ダメな経営者ですね。

会社は船です。
従業員はクルーです。
決して乗客ではありません。
この船はどこへ向かっているのか?「という理想」を
船長である私がきちんと指し示して
「自分達でこの船を動かしている」という意識をもって
仕事をすると日々「考える」ことをします。
心と技術が磨かれます。
かならず従業員の幸福につながります。

この船に乗客は要りません。
「連れてってもらう」という意識の人は
船から下りてもらいましょう。

ただ、
今の段階ではまだ「理想」をしっかり共有できていないのが現状です。
これは私の反省点。

理想を共有できている組織は、
それぞれが考え、ルールに捕らわれずに
有機的に行動が出来る。

そんな会社にしたいです。(理想)

さて、
これから就活が本格的に始まります。
このブログ、就活生やその親御さんも読んでいる、と
ちょっと小耳にはさみました。

当社は「乗客」は必要ありませんので
乗務員として、いつかは船の大事な部分を任せられるような
「スーパークルー」になりたい!という学生さん

応募待ってます(^-^!!

コモディティ化に逆らう

先週の大雪の影響で
外出の予定と来客の予定が全部キャンセルになり、社内業務がはかどりました。
1月30日(土)にインターンシップを予定しておりまして、
そのワークショップ資料の作成を進めておりました。
今回はトミソーの事業全般に関わる広報業務に関するインターンシップ
今までの営業体験ワークや、店舗併用住宅の提案ワーク、設計業務ワークとは
内容がガラっと変わるので、
資料も一から作ります。
予定がガラガラになりましたので、かなり濃厚な、良い内容のワークショップが出来そうです。

改めて、トミソーの各事業の目指す事と、それを全体でどう進めて行くのか?
会社の将来像を、短い時間でインターンシップに参加してくれた学生さんに伝え、
その中で、どうアピールをしたらよいだろう?という
実践型ワークショップをしてもらいます。

学生さんに分かりやすく伝えるためには
分かりやすくまとめないとダメですので
ここに時間をかけてゆっくりできた事は、大変良かったです。

改めて、
地方の中小企業はどうやって永続していくか?

商品もサービスも会社も宣伝手法も、色々なモノやコトがコモディティ化してきているのが現代だと思います。

コモディティ化

要は平均化?かな。
ちょっと一言で表しにくいのですが、
皆が欲しがる商品が一番売れる!と考えてどの企業やお店も同じ商品を出す。
ニーズや市場が大きいからそっちにどうしても目が行きますからね。
売る方も、「あの商品が売れてる」「あのサービスが好調」と聞くと
どうしてもそれに寄っていきたくなりますよね。
消費者も「お隣さんがあれを買ったそうよ」「良く町でみる」「どの会社もあれを売っている」
となり、大衆心理によりまたその商品を購買する人が増える。

商品開発もものすごいスピードで進み、どこかで品質の頭打ちがくる。
するとその先に待っているのは値段勝負。
供給過多になり、飽和状態。
最後は値下げ合戦

多少の変化した商品を出しても、大きな差を生むことまではできないか
すぐに競合に真似される。

レッドオーシャンですね。

今の住宅業界がそれだと感じます。

それでも新しくこの業界に参入しようとする人がいるのだから、
不思議なものです。

ネットでいろいろな情報がすぐに手に入る時代。
流行や廃り、悪い評判も良い評判もあっという間です。

なかなか冒険して新しい商品を!ってしにくい時代ですね。

住宅、アパレル、飲食、サービス、家電、自動車(これはトヨタがちょっと頑張ってる)
などなど全ての業界がコモディティ化していますね。

バブル崩壊前の右肩上がりの景気の時は
差別化がなくても良かったのだと思います。
勝手に市場規模が大きくなっていってたんですから。

いま、
大きな人口減少の波が待っている日本において
他社(特に大企業)と同じ商品やサービスを提供していては
地方の中小企業が生きていけるはずはありません。

市場はほんの小さな規模でいいので
その分野なら地域では誰にも負けない!という事業に特化して
それを前面に打ち出して競争のない海(ブルーオーシャン)(その代わり小さい)で勝負していかないとダメでしょう。

でもそうすると、市場が小さいから企業規模を大きくしていけなくなりますし、
もしもその事業がダメになった場合や、何かの要因でその市場がなくなったら
会社自体の存続も怪しくなります。

そのために、そういうニッチだけどオンリー1、ナンバー1な小さな事業を
いくつももつ会社、
そういう小さな事業をどんどん増やしていく会社
になっていかなければいけません。

そのバラバラな事業をもつ会社を
どうやって一つの「トミソー」というブランドとして
相乗効果を上げる広報をしていくか?

かなり難しい課題ではありますが、
それをインターンシップにて、「ワークショップ」にて学生さんに体験して頂いています。

こんな時代でも、めげることなく堅実に事業拡大をしていこう!
としている地方の中小企業の広報インターンワークショップ。

面白そうじゃないでしょうか?

興味のある学生さん
ぜひ参加してみてください。

コロナ対策でオンライン広報インターンも準備します。

宜しくお願いします。

トミソー インターンシップサイト(リクナビ)

結局は、先週準備を頑張った私のインターンの告知をしたかっただけの今日のブログでした。

大変な雪でしたね

先週末から降り続いた大雪は本当に大変でしたね。

もう一週間たつというのにまだ細かな道までは除雪が追いついておらず
すれ違えないために渋滞が起きたりしています。

私は、何かあってもいいように、
すぐにどこでも駆け付けられる様に
大きめの四駆に乗ってます。

多少の雪が降っても、
いや今回の様な観測史上最大の雪が降っても、
パジェロは何の問題もなく動いてくれます。
流石はパリダカールラリーの申し子
サスペンションも駆動も強いです。

しかし、1車線しかなくなってる道で前の車が動かなくなって、
詰まってしまっては、本当にどうしようもありません。

いかに自分が備えていようが、
周りが備えもせず、「その軽四でこのデコボコ道に入ってくる?
ハマるの分かるやろ?」
みたいな行動をとられれば、
まったく手も足も出なくなりますね。

まあ、
牽引ロープを車内に常備しておりますので
引っ張り出して何台も助けましたが、
自分の車の牽引フックの位置も、そのフックの使い方も知らない人がほとんどでした。
(いや・・・・ 助けた全員でしたね)

備えあれば憂いなしとは言いますが
あまりにも皆、暢気すぎません?

正直、この一週間はイライラしちゃいました。
※あまりこういう事を言わない様にしていますが、
流石にうんざりして疲れました。

今週の外出する仕事もほとんどキャンセル。
12日、13日は午後から帰れる社員は帰しました。
今週はやりたかった事がことごとく出来なくて・・・
イライラ。

しかし、生きていればこういう事もあるって事ですよね。

新型コロナウィルスも、逼迫した状況を作っています。
しかし、ある程度はこの先どうなるだろうか?という予測は立てられます。
打つ手が無くなるとしても、「打つ手が無くなるかも・・・」という予測が
選択肢の中に見えてきます。

今、新型コロナに関しても都市部を中心にまた感染拡大になり
緊急事態宣言が発令されました。

この先どうなっていくのか?
まあ、緩やかに回復していくだろうな?というポジティブな可能性もありますし
最悪の状況になる可能性もあります。

一応、最悪の状況になっても、その兆候を事前にキャッチできれば
なんとか切り盛りしていける打ち手(備え)はあります。

ただ、今回の雪の様に、自分では「最悪の状況での備え」をしているつもりでも
回りに引っ張られる事もあるでしょう。
あるいは、今度はパジェロですら動けなくなるような未曽有の超雪が来るかもしれません。
(その時はもう街中がストップしますね)

考えられる範囲では手を尽くしておいても
もしかしたらどうしようもない事は起こるかもしれない。
そういう事もあるさ!
と考えておかなかったからイライラしたのでしょうね。

今回は本当にいい勉強になりました。
次、同じような雪が降って、いまの所どう備えようか?
はまだ万全ではありませんが、
「こういう状況になるだろう」という心構えは出来ました。
次はイライラしないでしょうし、
前もった対策も、今週よりはできるはず。

こうやって将来の出来事への対応を増やせるための勉強になったと思えば
良い経験だったのかと思います。

でも、
もうあんな大雪は本当に降って欲しくないですね。
来週は順調に仕事が出来ることを望みます。

朝令暮改

みなさま 明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。

トミソーは4日前、
1月5日より業務を開始しておりました。
ご挨拶が遅くなりまして申し訳ありません。

それにしても今日は大変な大雪ですね!
ここ10年、1日でここまで降った事はないのではないでしょうか?
明日も大雪の予報、明後日も大雪との事。

ちょっとした移動にも手間取るくらいです。

コロナ感染者数も過去最多となっております。
この週末は必要最低限の外出に控えた方がいいでしょうね。

さて、
タイトルの朝令暮改
もともと日本ではあまりいい意味で使われなかったと思います。
一度行ったことは曲げずに通すべきだ!という事でしょう。

世の中が順風満帆で、右肩上がりで、平穏に、安泰に進んでいれば
それでもいいかと思います。

しかし、これだけ世の中の情勢がコロコロ変わっていく状況で
朝言ったことが夕方には正しくない なんて事もざらにあるでしょう。

そんな時に、朝言っちゃったしな。一度言ったことを変えられないなぁ
先週受けた指示は今週は違っちゃってるかなぁ
など、「ルール」「指示」通りにしていれば問題ない
という事なかれ主義では、生き残っていけない時代です。

指令を出した方も、
指令を受けた方も、
朝令暮改はありうること。
そのタイミング、その状況で何がベストか?
一人一人がルールに捕らわれずに考えて、相談、報告、検討をし
有機的に動いていける様にならないといけません。

組織という中でこれを実現するのは本当に難しいと思いますが
来週はどうなっているか?
明日はどうなっているか?
本当に先の見えない現在

それを目指していきます。

って書いた事が来週には変わっていたりして!
朝令暮改OKという事でお許しください。