管理される組織か 自走する組織か 

先日、トミソー社内報「ふむふむ」の第一号が発刊されました。
不動産事業部の山口課長と広報担当の鬼原の女性二人で話し合って創ったそうです。

当社は30人弱の会社でありながら4事業部あります。
独立採算制で各事業部で目標を立てて日々業務に励んでいます。

そうやって各チームで目標に向かって頑張っている事は良い事ではありますが
セクショナリズムが現れてくるというデメリットもあります。

山口課長は以前からなんとなく社内が、事業部間の連携や他部署への興味が薄い
と感じていたそうです。
まあ、バチバチで犬猿の仲って訳ではありませんが、
もっともっと深められる。

昨年、トミソー70周年を機に今後100周年に向けて「何を大切」にしていくか?
を社員全員で1年かけて話し合いました。
そしてトミソーのミッション、ビジョン、バリューを制定しました。

トミソー70周年特設ページ

その中のミッション
「一人一人が最大限に力を発揮できる風土」
創りのために相互理解は必要です。

他の部署が何をやっているか?
あの人はこういう趣味があるのか?
などもっとお互いの事業部や人に関心をもとう。
無関心では、事業部を飛び越した協力体制もとりにくい。

という想いから製作が始まった「ふむふむ」

今期のトミソーのスローガン
「ひとつの家族」
にも繋がります。

この社内報ですが、
私は一切関与していません。
「なんか創っているな~」くらいは感じていましたが
創れという指示もしていません。
相談すらされていません。

逆に社長を驚かせてやろうと
こっそり創っていたそうです。

内容のクオリティや
それがどこまで効果があるか?
など、事前検証も大事ではありますが
何より「まずやってみる」の姿勢が嬉しい。
これが一番大事な事。

自分達で課題感を確認して
それを自分達で少しでも解消できないか?と動いてみる。

まさに自走する組織になりつつあるなと感じました。

こういう「自走」は大歓迎です。
いちいち社長に「やっていいですか」なんて聞く必要はないんじゃないかな。

ましてや
「こんな課題があるんですが、なんとかしてください」
という姿勢ではありません。

もちろん会社の課題解決は経営者の仕事です。
課題解決を社員任せにする気はありません。
日々頭を悩ますところです。

そういう時に同じように頭を悩まし
何か自分でも出来ないだろうか
と行動してくれる仲間の存在は
勇気を与えてくれます。

何か全く新しい事を始める時は勇気がいります。
うまく行くかも分からないです。

それでもちょっとでも変わればと思い
一歩前進して、何か行動をする。
しかも自分達の意思で。

こういう動きは絶対的にバックアップしていきます。

トップが指示、管理する組織ではなく
至る所で考える行動が発生しつづける
「自走する組織」をもっと加速させたいです。

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