月別アーカイブ: 2022年10月

今の時代を生ききる

尊敬する方の誕生日がありまして
LINEグループ内でおめでとうメッセージが飛び交っていました。
その方のお礼のお返しのメッセージの名言さよ。

「奇跡の時代、楽しんで参りましょう」

との事。
自分の志をビシっと持ち、それを伝播させようと尽力されておられる方です。
流石だなあと改めて思いました。

現在はVUCAの時代と言われ、激動にもほどがあると思える今です。
日本でいうと、黒船来航から明治維新にかけてくらい激動の時代だと感じます。
日清戦争から大東亜戦争の敗戦にかけても同じことが言えるでしょう。
その後の日本は先人の皆さまのおかげで物質的な豊かさを傍受してきました。
ぬるい時代が長かった。
しかし今は厳しい時代が訪れています。
気付かれない様に黒船がど真ん中まで侵入してきています。
その中で、我々は自分の生活を中心とした、
影響を及ぼせる範囲内で本気で何を為すべきか?
問われています。

「こんな時代に産まれてこなければよかった」
と嘆いたり憂いたりする言葉をよく耳にします。
もしも今がぬるい時代だったなら、
そんなに挑戦をせずとも、先人のトレースをし、
物質的な豊かさを味わい、暮らし、そして死んでいけた。

しかし果たしてそんな人生って「生きてる」って言えるんですかね?

これは私達に与えられたチャンスだと考えましょうよ。

もしも坂本龍馬が、
徳川幕府が制定していた江戸中期に産まれていたら、
無名で終わったかも。
黒船が来航した激動があったからこそ、彼の使命を全うできた。

そう考えたら、この何が起こるか分からない時代に生きてる我々は
ラッキーなのでは?
使命を全うできるチャンスでは?

しかも、
その尊敬する方はそれを「楽しんで参る」と申しております。

前向きでしかありません。

勇気がもらえました。

自分の生を全うして、生ききれる時にラッキーにも産まれ落ちた我々。
両手が届く範囲を拡げつつ、目を開き、生ききっていきましょう!

つくづく思う。
我々は幸せです。

自然なこと

昨日、8社合同インターン「シン・就活塾」を開催しました。

オンライン参加含めて9名の学生さんに参加頂きまして
かなり濃い、良い時間を共有できたと感じます。

もともとこの企画は
今年の4月に入社した若手社員の発案によるものです。

若手メンバーが、
この8社に入社して、8社合同の新入社員研修を終えて、
そこで感じた事、学んだ事、大事だと思えた事を今の就活生に伝えたい!
という想いを我々社長メンバーが受け止めて実現しました。
今回の内容の検討や進行なども若手に任せました。

結果、彼ら、彼女らの本氣の想いがビシビシに感じられた時間になったと感じます。

インターンと名を打ってますが、
実はまったく自社の採用の事を考えていなくて。
8社の会社紹介や説明は自己紹介くらいでほとんどありません。
近々の成果や数字を目指すのであれば、
こんな非効率な事はしない方がいいでしょう。

でも私達の社会の未来は若者にかかっています。
トミソーに入る、入らない関係なく、
未来を担う若者が、
自分らしく活き活きと働けない会社に入るのは良くないと私は考えます。

経済合理性だけを考え、
社員を労働力と見るか、ひとりの人間として見るか。

人それぞれの個性や考えがあっていい。

大学4年の春の一括採用や
リクルートスーツ、髪型、ガクチカ、模範返答
個性ってどこにいったんでしょう。

何を大事に働いていくか?
何を大事に生きていくか?

先輩の若者が、次の世代の若者に大事な事を伝える。
自社の採用に関係なく、それを伝えていく。
全く自然な事です。
今の就活には不自然が多すぎます。

自然な事をやる事がマイノリティな時代ですが
大事な事を大事にしていきたいです。

こういう取り組みは巡り巡って、
必ず自分達の会社の価値を高めると思います。

この就活塾はずっと続けていきたいと思います。

大事な事は、大事だと思う事を、大事にする事

昨日、当社が保有する不動産物件回りをしてきました。
トミソーは14件の収益物件を保有しています。
賃貸アパートやマンションです。
先代社長がバブル絶頂期に中古のアパート・マンションを買い集め
現在の数に至ります。
5年前も全物件を見て回り、手放す物件、メンテナンスして保有し続ける物件
長期的な視点で選定して、クラッシュアンドビルドしてきました。

この5年で4棟売却して、2棟を購入し、1棟は新築しています。
来期は古くてどうしようもない物件を1件解体する予定です。

その解体にあたって、約1年前から入居者さんへお声掛けして
スムーズに退去して頂ける様に配慮しました。

昨日は、所有している物件の約半分を回りました。

うちの物件は築年数の浅いものが少なく、古い物件が多いです。
順番に屋上防水や外壁など計画的に修繕をかけながら
入居者さんに不満に思われない様に務めています。

それでも、雨漏りしていたり、配管が詰まり易かったりと
修繕をやってもやっても次から次に課題は出てきます。

家賃収入を不労所得と勘違いしている方がたまにおられますが
全然そんなことはなく、そういうお客様対応なども含めて大変な仕事です。

そんな物件が多いですがトミソーは入居率が88%前後と高い方です。

先代の目利きが良く、立地のいい物件もありますが
一番の要因はお客対応をしっかりしているからだと感じています。

昨日回った物件で、築50年を超える鉄骨のアパートがありました。
正直、かなりやれてて修繕には大変費用のかかる物件です。
所有物件の中でも、課題の多い物件です。
築50年のアパートに、多くの金額をかけて修繕するオーナーは常識的には居ないでしょう。

手放す、壊す、の選択肢が頭をよぎります。

 

当社の不動産担当のスタッフに
「どう思う?このアパートに思い入れある?」と聞いてみると

「アパートには思い入れはそんなにありませんが、入居者さんにはあります」

との事。
長く住んで頂いている人に申し訳ないそうです。

こういう「想い」が入居率の高さに繋がっているんだろうなって
ちょっと感動しました。

まだ、この物件をどうしようか?
結論は出ていませんが、

経済合理性だけを重視した指針ではなく、人として大事と思える事を重視して
決断したいと思います。

こういう所がトミソーの良さだなと再認識しました。

 

自分をとりまく環境

先週の日曜日の夜、
大好きなF1のシンガポールグランプリを観ていたんです。
大体はtwitterでF1リアルタイム情報を追いながら観てるんです。

そろそろレースも終盤に差し掛かる頃、
twitterのタイムラインにびっくりする投稿が流れてきました。

4か月かけてバイクで日本一周をしていた22歳の若者の投稿でした。
夜のダムの上の欄干から見下ろした写真とADHDの診断書の写真。
そして感謝の言葉と一緒に綴られた【僕の旅はここで終わりです】の言葉。

その後、その人の投稿にはたくさんのリプライがつきまして、
写真から場所が特定され、
駆け付けた近所の人の「バイクだけがありました」のリプライに続き
警察の「下流で発見されました」の情報を告げるリプライ。

人が自死を選んで、発見されるまでの2時間強を
リアルタイムで追ってしまいました。

もうレースどころではなくて。
祈っていましたが残念でした。

途中でtwitterを見ない様にしよう!
とも思いましたが、気になって気になって。

夜も寝つけず。
翌朝も気分が重い。

完全に悪い気に当てられて、
落ち込んでしましました。
ああ、楽になれるなら自殺するのもしかたないかな。
と一瞬でも思っちゃう瞬間もありました。

普段なら絶対考えない事なんですけどね。

見る物、聞く物、周りの環境がいかにその人のメンタルに影響を及ぼすか?

本当に身をもって感じました。

その22歳の彼を責めている訳ではありません。

私がもっと自分を強く持たないとダメだなって感じましたし、
出来るだけ「いい気」をもった人と触れ合うようにしないと!
とも思いました。
いい気を持った人と触れ合い続けると、
自分もどんどん良い気をまとっていくでしょう。

ともかく、若くして命を絶った彼。
どういう事情や気持ちだったかは分かりませんが残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。

合掌。