トミソー60周年記念誌

今年トミソーが創業60年という事は、
今年の1月8日のブログでも書かせていただきました。

確か、この記事がきっかけだったと思います。
とある方から
「せっかくの60周年、記念誌を作ったらいかがですか?」
というご提案を頂きました。
それはいいアイデアだと思いました。

先代社長であり、私の祖父である島田会長が
トミソーを創業したのは私が産まれるずっと前。
創業の翌年に私の母が産まれたくらいです。

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断片的には昔のお話も聞きましたが、
時系列として、創業からのトミソーを知る人は島田会長ただ一人。

この後、トミソーを継いで、もっともっと永く事業を続けていかなければいけない私にとって
トミソーの昔の事って、ずっともやもや雲の中の様な感じだったんです。
その雲をすぱっとなくす。
創業の頃からの歴史を、しっかりとした形で残しておくことには意義があると感じました。

そこで、そんな提案を頂いた素晴らしいご縁を大切にしたいと思い、
その方に記念誌作成を依頼しました。

3ヶ月に渡るヒアリングと原稿修正。

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なにせ会長は今年88歳の米寿です。
言葉は聞き取りにくい上に、順を追ってお話お願いしているのですが、
思い出した順番に、エピソードが行ったり来たり・・・
作業は難航しました。

ここは母親にも通訳に入ってもらい、
会社に残っている資料などとも照らし合わせながら、
何度も何度も修正を繰り返しました。
言い回しや表現もいろいろと注文をつけまして。

ライターさんや編集の方には大変ご迷惑をお掛けしました。

 

しかし、おかげさまで
満足のいく記念誌が出来上がりました。

青青編集のみなさん。
きっと予想以上に手間のかかった作業だったと思います。
本当にどうもありがとうございました。

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たかだか15ページの小冊子ではありますが、
今日までのトミソーの歴史がここに刻まれています。

 

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じつは、この記念誌、
8月には完成していました。

今年の8月で島田会長は88歳。
米寿を迎えます。

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なんとしても、誕生日に間に合わせたい!
と思い。
スケジュール的にも大変でしたが
誕生日プレゼントとして、お渡しする事ができました。

この記念誌を作ろう!と思ったもう一つの理由は
島田会長に喜んでもらえるかな?と思いまして。

島田会長の歴史=トミソーの歴史

みたいな物です。
自分の人生を一冊の冊子にする事って、
やっぱり嬉しくないかな?と思うわけです。

プレゼントしてみて・・・
嬉しそうな顔をしていましたが、
まあ、それ以上の反応は無かったので
ちょっとガックリでしたが(^_^)・・・

 

そして、せっかくの60周年という記念すべき年です。
こういう機会でもないと、会社誌なんてそうそう造れません。

これもいい機会だと思い、
出来上がった冊子を取引先様やお客様へも配らせて頂きました。

いつもお世話になっている協力業者会「夢我」のメンバーへは
次の定例会でお配りしますよ!
楽しみにしていて下さい。

 

これを作っている最中。
全ての会長へのヒアリングは私も立会いました。
貴重なお話も沢山聞けました。
正直、記念誌に書けない実名やきわどいお話もありました。

この最中でも、私の考えや見方も変わってきまして。
トミソーへの愛も深まりました。

そして何より、
島田会長への尊敬も深まりました。
と言うより、それ以前は、今だから言いますが
考え方も時代遅れで、言っている事もたまにちんぷんかんぷんで・・・
私も孫だからという甘えもあり、よく衝突していました。
正直、あまり尊敬という念は。。。。
少なかったように思います。

今は、意見は確かに古い考えベースですが、
取り入れるかどうか?は別として、
とりあえずは話を聞くようにしています。

本当に聞き取りにくいのですが、
分からなければ、もう一回お願いしますと言って、
分かるまで聞くようにしています。

確かに古い考えで、その通りに事を進めたら
失敗すると確信がもてても、
すぐに否定はせずに、最後まで話を聞くようにしています。

60年、会社を立派に続けてこられた経営者です。

たまに、話のちょっとした中に、
大事な事が含まれていたりします。

とてもスタンダードで、当たり前の事。
何度も何度も繰り返し聞いて、耳にタコが出来ている様な言葉。

でも、そんな言葉が
やっぱり大事なんだな!

と、気づく様になりました。

 

遅いですね。

先日のトミソー感謝祭にも、会長をお呼びしました。

私達が今、どんな事をしているのか。
どんな事をしていきたいのかを
見てもらおうと思いまして。

会場に最後まではおられませんでしたが、
とても嬉しそうにしておられました。

記念誌をプレゼントした時よりも
ずっとずっと嬉しそうなんですけど・・・

もしかすると、
記念誌に載っていない、
これからのトミソーの姿をちょっとかもしれませんが
感じる事ができて、
喜んでもらえたのかもしれません。

 

このときもああ、そうか。と感じた事がありました。
本当に島田会長を喜ばすには、
過去の話をするのではなく、
しっかりと両足を地に着けて
社員みんなとがっちりとトミソーを進めていく姿を見せる事なんだな!

と気がつきました。

これも当たり前の話ですね。

じつはこんな事もあり、
なんだかモヤっとした物が心のどこかにあって
この記念誌の事をブログに書けずにいました。

 

 

会長が、お前に任せた!
と、安心して過ごせるように。(そんな日が来るのだろうか・・・)

実際、もうそんなに時間は残ってません。

これからも、ちょっとでも話を聞いて、
ちょっとでも喜んでもらえるように。
感謝の気持ちを伝えるのは、言葉ではなく行動だけですね。
そう、そんなに時間は残っていません。

そして、
新しい歴史を作って行きたいと思います。

想いをこめると、どうしても長いブログになっちゃいます。
文章ヘタですいません。

最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。

 

 

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