もう結構前(先々週ですね)の話になるんですが、
富山県水墨美術館へ行ってきました。
前からいつか行きたいな〜って思ってたんですが、なかなか行くきっかけがなかったんです。
が、チケット貰っちゃったんで ありがたく行って参りました。
話には聞いてましたが、なんとも贅沢な空間。
全くの日本庭園って訳ではありませんが、木の低さ、間の取り方、土地の起伏、
色んな要素が交わってちゃんと和を意識させる空間でしたね。
エントランスです。
その中 ホワイエ
細かいディティールなんかは結構モダンデザインの要素が含まれてて
カッコイイ!
のに、全体の雰囲気は全然モダン和風って感じじゃありません。
伝統的な厳かさまで感じさせます。
最近のモダン和風とか言ってるのって一時期のブームみたいなもんで、
逆にこういう一見シンプルで普通に見えるデザインが、いつまで経っても、ブームに惑わされない「イイ空間」なんでしょうね。
写真に写ってますが、和装の女性がよく似合う。
で、その着物美人の後ろをフラフラ〜とついて行ってみると
建物の突き当たりに茶室がありました。
お〜 ココは立派な枯山水でもあるのかな?
と思ったら、以外に現代的。
もちろんつくばいなんかもありましたが、
建物含めて古めかしい伝統的なイメージはあまりありません。
何か計算し尽くされてる!って印象を受けました。
好きなカット。
右手に見えるのが中庭ですね。
その中庭から 建物全体を見る。
チョー広い中庭。
でもここからの建物の見え方がまたカッコイイ。
富山駅からもそう遠くない、結構街の中という立地なのにココだけ本当に厳かな空間でしたね。
敷地に対して建物の面積が小さい。それだけ庭の見せ方でこの空気感を作ってるんですよね〜。
この辺は昔の寺院造りと共通するモノがあるんでしょうか?
でもちょっと俗世的な考え方をすると、街の中でこれだけの敷地を贅沢に使ってちょっと「もったいな〜」と思ったのはボクだけでしょうか?
ただ、疲れたときに気持ちが癒されるイイ空間ではあります。
冬に来るとまた雪景色は絶景でしょうね。
また冬に来たいと思いました。
で、展示内容でしたが、すいません。
正直 水墨画ってあまり良く分かりません。
いい作品なのか、悪い作品なのか(もちろん悪い作品なんて展示されてる訳ないんですが)たぶんボクでは区別つきませんし、
アーこの作品いいな〜って感銘もいくつかありましたが、
やっぱ近代美術 モダンアートの方が肌に合ってる見たい・・・。
と、言うことでその足で富山県近代美術館も行ってきました。
日展創設100年を記念して、両方の美術館で同じテーマでの展示でした。
が、水墨美術館のあの静寂とはうって変わり、近代美術館は人の山!
とにかくスゴイ人!
まあ、展示期間の最終日間近ではあったんですが、それにしてもスゴイ人!
実は毎回最終日間近に焦って見に行くんですが、今回はちょっとビックリでしたね〜
で、内容は いい作品もあったんですが、なんせ人だらけでゆっくり作品なんて見れなかったですね〜
もっと早く見に行けば良かった・・・。
これからは気をつけます。
でも 一日で美術館を2件もまわって贅沢な日を過ごさせて頂きました。
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