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相手の事を考える

本日、百年示道塾とやまの事業の一環で
魚津工業高校の1年生に向けて講義をしてきました。

ものづくり講座の一つ、「ものづくりの歴史」
という講義を担当させて頂きまして、
50分、日本の建築の歴史を人々の生活や文化から紐解く内容でお話しました。

最後は、テクノロジーの目まぐるしい発展の中で
人の事を思うものづくりが大切だよ
と締めくくったのですが、

そういう自分が高校一年生を思い切れてなかったです。

3月まで中学3年生だったわけで、
大学生に話す様な内容をしてはダメですね。
自分なりに分かりやすくまとめたつもりでしたが、
情報量も多すぎた。
一所懸命に休日の二日間を利用して資料まとめたのですが
気負いが仇となったか・・・

高校一年生に対する想像力が乏しかったのかもしれませんが
反省しかありません。

しかし、これで大体高校一年生の雰囲気が分かりました。

もしも次回、チャンスがあれば、クラス全員が最後まで
目をキラキラさせて講義を聞き入る様な内容にしたいと思います。

始めて高校で話をしましたがいい学びを得ました。
何事も挑戦ですね。

今夜は悔しくて眠れそうにありません。

「考え方」と「考え」

若手塾の第三講が先週の金曜日にありました。

説明が大変なので、百年示道塾のfacebook記事のリンクを貼ります。

まだ見ぬ一緒に登る中学生に思いを馳せ、
想像力を働かせ一所懸命に考える若手達の姿は未来を感じさせてくれました。

現代の社会は全く再現性のない社会になっていると感じます。
目まぐるしく変わる情勢。
昨日まで「良い」とされていた手法や物が、明日には「良くない」となるかもしれない。
過去の成功事例にしがみつていてはこの時代には生きていけなくなってしまうかもしれない。

今年で7回目を迎える武者修行。
過去6回の成功も失敗も含めて事例はたくさんありますが、
そんな手法やテクニックは一切教えず。
武者修行の目的は何か?
なんのためにやるのか?
どういう理想の未来を目指すのか?
をとことん話し合ってもらいました。

途中で、多数決に流れそうな時もありましたが、
踏みとどまって、皆で意見を出しあって方向性を定めてもらいました。

安易な手法に流されず、
大切にする理想の未来が共有されていれば
どんな事態になろうとも、乗り切れると感じます。

テクニックや手法じゃない。

「考え方」をそろえて、その方向にみなで「考え」を出しあって
進んでいく。これが本当の多様性ではないでしょうか?

LGBTQ法案?
ルールは一切の多様性を生み出しませんよね。

社員旅行

昨日、一昨日と二日間
社員研修と名打って社員旅行へいってまいりました。
各所、皆さまにはご迷惑をおかけしましたかもしれません。
今日からしっかりと対応させて頂きます。

さて、今年の社員旅行は70周年という事で、
本来なら10年ぶりの海外旅行の予定でしたが
COVID-19やらロシア・ウクライナ情勢やら円安の影響で
海外は予約も見積も出せない。国内旅行にしてください。
と旅行会社さんに言われまして・・・

せっかく国内なら社員全員が参加できる旅行にしよう!
お子さんのいる女性社員も一泊だけならOK!
という事で草津温泉一泊旅行としました。

軽井沢ランチ・アウトレット → 草津温泉一泊  →  四万湖パックラフト ランチ  →  帰社

という工程です。
残念ながら1名の社員が家の事情で直前に不参加となってしまいましたが
ほぼ社員全員で楽しませて頂きました。

今回は社内で「社員旅行実行委員会」を立ち上げて社員旅行を企画してもらいました。
旅行会社さんには申し訳ありませんでしたが、
バスのチャーターから旅館・ランチ・アクティビティの手配、バス内のお酒・お菓子
宴会の遊びや景品も全て自分達で考えて自分達で段取りしてもらいました。
社内のメンバーで、皆に楽しんでもらうには?を考えてもらい、それを社員で体感する。

目的は確かに「旅行」なのですが、そこに向かう事が大切なのではなく
社員同士の関係性、慮る心、助け合う心。
そういう事こそ「社会に生きる」上で大切な事。
それを醸成するためにはこういう「場」も必要かと思います。

昼食会場や二日目のアクティビティなど、
もしかしたらツアー系では体感できなかったことを味わえたと思います。

以前も書きましたが
「はたらく」の語源は「傍を楽にする」
その「はたらく」事は何も売上・利益を作る事業活動だけで発揮するモノではなく
まさに社員旅行の様なリクリェーション、遊びの場でも発揮されるモノだと思います。

社員の「楽しい!」を創り出す「はたらき」も大切な社会生活の一つです。

今回、実行委員会メンバーはよくはたらいてくれました。
おかげで楽しい旅行になりました。

感謝の気持ちでまた今日から仕事頑張ります。

合成の誤謬

聞きなれない言葉です。
私も初めて聞きました。

経済学の言葉だそうです。

以下 Wikipediaより

何かの問題解決にあたり、一人ひとりが正しいとされる行動をとったとしても、全員が同じ行動を実行したことで想定と逆に思わぬ悪い結果を招いてしまう事例などを指す。

例えば、家計の貯蓄などがこれに当たる。所得が一定の場合、一家計が消費を削減した場合、必ず貯蓄額が増加する。これはミクロの視点において、一家計の支出削減は経済全体に影響せず、その家計の収入を減少させる効果はないと考えられているためである。そのため所与の収入において支出を削減すれば貯蓄額が増加する。

しかし、マクロの視点まで考えると状況が変わる。先に結論から述べると、ある経済に属するすべての家計が貯蓄を増加させようと消費を削減した場合、貯蓄率は上昇するが、貯蓄額は変わらない。まず、ある経済主体の支出は、その相手方にとっては所得となる。したがって、家計全体が消費を削減した場合、その消費の相手方は全体としては同一の「家計全体」となるため、その所得が減少する。収入が減少するため、同一額の積立を継続しようとすれば貯蓄額が所得に占める割合は高まるので、貯蓄率は上昇する。これにより、家計の支出削減の努力は自らの収入減少に帰結する。これは、マクロ経済において家計の貯蓄額を決定するのは企業・政府の投資と経常収支の合計だからである。

ほかにも、企業の借金の返済や人員削減、関税障壁による貿易収支の改善など、ミクロでは正しくてもマクロでは違う結果をもたらすものは多い。それは、ミクロのメカニズムが経済の一片における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは経済全体の循環における仕組みだからである。

 

家計の話でも企業活動でも同じ事なんですね。

一時期、無借金経営が正しい!と信じていたことがありました。
それを実現するために、
先行投資を押さえ、
経費を節減し、
先の見えにくそうな収益物件を売却し、
そのお金を運転資金に回す。

そうやって長期負債や有利子負債を減らす事だけを考えていた時期がありました。

「借金は悪」と思ってましたから。

4年から5年で
確かに長期負債は半減し、
不動産価値を現在の価格に差し換えた実質の貸借対照上でも
債務超過状態を抜けました。

それでも借金は何億とあります。

しかし、
資金、資産はそれを上回るほどあります。
今、もしも当社が解散!となっても
借金を全額返済し、まだ社員に退職金を払えるだけの資金と資産がある状態にはなりました。
私に残るか?は疑問ですが・・・
力強い財務体型って言えるのでは?

さて、
合成の誤謬

この考え方でいけば
力強い企業や個人は
もっと良い事に投資をして
もっと良い経費を使って
もっと融資を受けて(融資も銀行さんの売上です)

経済を回さないといけない。

トミソーもそういうフェーズなんだと思います。

貸借対照上で絶対に実質の債務超過にならない様に十分注意してます。
あと、融資期間を十分検討して、キャッシュアウトが増えない様に十分注意してます。
お陰様で経営者が若いと、融資期間を長く見てもらえるので最近はキャッシュフローが楽になってきました。
年老いる前に、若いガッツある経営者に引き継がないといけないですね。

貯金がダメ
内部留保がダメ
無借金がダメ

と言ってるわけではなく。

きちんと財務を見ながら、
健全な投資、
健全な経費、
そういう事にお金を使わないとダメだなと感じます。

会社や社員の未来に向けた投資と経費です。

経営者でも「内部留保、無借金」を自慢気に話される方もおられますが
考えがミクロなんだなあと心の中で思って。
自分はもっとマクロ目線で
世の中の未来にとって良い経済活動とは?
を考えていきたいな。と思います。

令和元年

おはようございます。

近年ない長い10連休のゴールデンウィークを過ぎまして、
一週間が経ちました。

早いですね。
トミソーはおかげさまで会社として10連休を頂きましたが
私は、自由な時間があれば会社に来て「やりたい事」に時間を費やす事が出来ました。
連休明けのバタバタは予測できますから
実務的な事も出来るだけ前倒しで進められるところまで進め、
会社の将来の事や、経営者として考える事も
電話もかからない、社員からも決済を求められたり質問されたりしない
静かなオフィスでゆっくりと取り組めました。

本当にありがたい話です。

皆さまはどんなゴールデンウィークを過ごされましたか?

連休が明けて、予定通り進められるかな?と思っていましたが
やっぱりなんだかんだ急なことが転がり込んできますね。
バタバタとしていました。

しかし、社員やお客さまに大きな事故・怪我・トラブルがあったとは
聞こえてこず、連休明けに皆の元気な顔を見る事が出来てよかったです。

あ、御一人、当社のお客さまでもあり、取引先の職人さんでもある方が
骨折して全治3か月との事。お大事にしてください!

さて、この連休中に改元されましたね。

令和

いい言葉だと思いました。
「和を令する」
和和の心をもって生きる事を訓令する
この場合の令とは命令ではないと感じます。
令する。 いろいろな解釈はあるとは思いますが、
我々国民は「和」を重んじよという事でしょう。

私が敬愛する稲盛和夫塾長のお名前にも「和」があります。

この時代にこの元号かー!

しみじみと感じるものがあります。

平成は30年と4か月で改元されました。
陛下がご崩御されずに、生前退位される事は良い事だと本当に感じます。
なんとなく。私の勝手な推測ですが、
この流れが皇室に根付いていき、
大体30年くらいで改元されていくという流れになるかもしれません。

平成の30年

改元前にはテレビ番組で平成を振り返る特集がたくさんされていましたね。
真剣には見ていませんでしたが、
やはり懐かしいなと感じました。

個人的な話をしますと
昭和から平成に改元されたのが私が13歳の時
中学生でした。

マジか!

中学生かー。
まあ、何も考えていないアホ学生でしたね。

そんなアホ学生も、富山高専に合格し、短大を受けなおし、就職し、結婚し、
子供も二人授かり、トミソーに入り、社長に就任し、

今日に至ります。

人生の前半の大事な大事な時間を平成で迎えました。

人間形成としましては、決して順調ではなかったと今になって思いますが
一応、ここまで育てて頂きました。
まだまだだと思っておりますので、今後も精進していきますけどね。

会社の歴史としましては、
創業65年ですから、約半分は平成で活動してきたわけです。

現在の事務所の場所に移転(曳家)したのが昭和60年
初めてアパートを購入したのも昭和60年
過去最高売上を達成したのが平成8年

昭和は高度成長期の波にのり上昇路線だった事はうかがえます
その流れで平成の前半はイケイケだったみたいです。

平成14年に住宅部門を開設
平成20年 私が入社して、細々でしたが店舗事業をスタート

平成に入り、バブルがはじけ、右往左往した感があります。

そして平成の後半、
平成21年 夢ハウス提携
平成24年 社長交代

経営とはなんぞや?を全く知らない私が継ぎまして
本当に右往左往しました。

方向性を見出す事に自信がもてず、
まあ、社員にも不安な思いをさせたと思います。
去って行かれた方もおれらます。

よく平成最後の年まで会社が存続しましたね(^-^
そんな状態でも経営状況は悪くなっていかず、
私のビビり経営のおかげか、財務指標は良くなっていくくらいでした。
借金は6年で半分に減らしました。
これも全て社員のみんなのおかげです。
なにより支えてくれた諸先輩方の力がありました。
その諸先輩方も平成の最後の年にご引退されていかれました。

 

さて、令和元年
トミソーをどうしていく?

やっとこ攻めに転じたいと思います。
もうすでにその準備を徐々に進めています。
採用 事業計画 部門改訂・・・
その取り組みは、このブログでも小出しにしたりしていますが、
徐々に発表できると思います。

 

楽しみですね。令和の時代

攻めますが、「和」を重んじます。
今の時代、誰かを蹴落とす事業は絶対に成功しません。

あ、その誰かが「良き想い」で活動してない様な方であれば
蹴落とす事はしなくても
まずは勝って、自分たちの「良き想い」の活動を見せたいと思います。

もしも令和が30年だとしたら
次の改元の頃
30年後は私は73歳
もう引退して後継者にバトンを渡している頃でしょう。
それまでに、経営者としての夢を果たしたいと思います。

そして会社は96期を迎えるはずです。
100年企業になる事は夢の一つでもありますが、
その100年目をどういう状態で迎えるか?
が大事ですよね。

100年続く企業は、日本の全企業中でも1%もありません。

令和の30年をどうやっていくか?

「和を持って攻めを成す」

良き想いを持った社員がいる、良い会社にするための
攻めの経営をしたいと思います。

 

 

 

 

 

最後に、ちょっとだけ個人的な話の続きを。

令和元年5月4日に富士山を見ました

ゴールデンウィークの後半を山中湖と大好きな自動車レースを観に
家族で富士スピードウェイまで行きました

高校1年の娘と中学2年の息子です。

令和元年のこの年に何を思わん

まあ、私が中学の時はアホだったので、多くは望みませんが
この30年を一生懸命に生きて欲しいと思います。