愛する事を放棄した人は学ばない

尊敬する方に勧められて、エーリッヒ・フロム著の「愛するということ」
という本を読んでいます。

難しい。
何度か読まないと理解ができない本ですが、
今はなんとなく愛するということが見えてきました。

愛とは恋慕とは違って、技術が必要だとの事。

恋人とかに恋焦がれる事が「愛」と思われがちで
ほとんどの人が愛とはそういうものだと思っているでしょう。

また、人を愛することに熟練度や得意・不得意があるとも知られていません
(私も知りませんでした)

しかし人を愛する事は、例えると出家者が仏道を極めるように
向き合って向き合って理解を進める修業の様な鍛錬が必要だと分かりました。

愛が深い人は学んでいる人です。

人を愛するって事は伴侶から始まり、家族、親族、社員、地域の人、国家、世界
と広がっていけるんですね。

相手を知る力。
相手に寄り添う力。

これは養う事ができ、それが「愛すること」に繋がる。

そして、リーダーには絶対的にこの力が必要不可欠だと知りました。

愛がないリーダーの集団は幸せになれない。

リーダーたるもの学び続け、
その愛を深くしていかないといけません。

本の影響からか、
なんだか哲学的になっちゃいましたが
自戒の意味も含めて今回はこのテーマで書いてみました。

生き方を考えさせられたお正月でした。

明けましておめでとうございます。

元旦から大変な事態になりました。
日本は地震列島と言われます。
予測できなかった事態ではなかったはずですが、
やはりびっくりしました。

今回の地震もあり、
新潟、関東、福島とつながるライン(北アメリカプレート)
の危険性が上がったとの事。
私達も備えを十分にしておいた方がいいかもしれません。

私、私の家族、社員とその家族は皆無事でしたが、
社員の中には実家が被害にあった人、
ちょうど七尾の実家に帰っていた人も居ます。

取り急ぎ、公務部4名で七尾の社員の実家まで走り
屋根の雨漏りの応急処置と水を大量に届けてきました。

また中能登町のお客様が被災しまして
社員2名で水をたくさん届けてきました。

ライフラインに関わる緊急対応は取り急ぎ行いました。

お客様からの緊急連絡。
揚水ポンプの故障、
天井が落ちた、
ドアが開かなくなった
などの緊急対応は行いました。

今日は少し落ち着きひと段落しています。
あまりゆっくりできなかったお正月でした。

来週からは、連絡を頂いています補修や修繕案件を全てテーブルに並べて
緊急度の高いものから順次対応させて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、もう少々お待ちください。

私個人としても所属している一般社団法人百年示道塾とやまのメンバーと
夏の登山研修用にストックしてあったマジックライス100食分や
医療用品、携帯トイレなどに加えて、大量の水や飲料、カップ麺、
大人オムツ、毛布などの物資を支援物資を集めている金沢の倉庫に運んできました。
義援金も協力しました。

微力ではありますが、
とりあえず今やれる事はやれたかなと。

今後も復興支援なども含めて
できる事を会社として取り組んでいきます。

2日に起きた羽田空港でのJAL機と海保機の事故。
手荷物を持たせず、「ドアを開けて!」と泣き叫ぶ乗客の意見を聞かず、
自分の正しさを信じて400人弱の乗客全員を無事に避難させたCAさんや機長、
スタッフさんは賞賛されるべきです。

しかしマスコミは一生懸命にアラを探して誰かを吊し上げようとしています。
支援のために被災地へ向けて飛び立とうとして衝突し、
亡くなった海保の5名の事より
貨物室で焼け死んだ2匹のペットの事を可哀想と航空会社を責める。

それが今やるべきことか?

自分の正しさを突き通す生き方か。
誰かのアラを探し吊し上げる生き方か。

どの様に生きるか?
正しさを信じて、
やれる事を全力でやり切る生き方をしたいものです。

令和6年は初頭から考えさせられます。

 

死生観Part2

令和五年も本日が最後となりました。

本当に本当におかげさまで、
トミソーは今年度もなんとか無事に終えられそうです。
会社としては終わってみると一見順風満帆に見える一年でしたが
裏では色々なチャレンジをさせて頂きました。

目標を高く設定していると、現在地と目標との差が大きく感じます。
他の人なら課題としない事も課題とみなして取り組んでいる事、百も承知です。
また、逆に渦のど真ん中で突っ走っているので見えていな事象もたくさんあると思います。
こんな自分について来てくれている社員には本当に感謝です。

私も一人間なので、
全ての声に耳を傾ける事もできませんし
全ての要望を聞く事も出来ません。
自分が正しいと信じた道を突っ走った一年だったと振り返ります。

今年の10月に父が亡くなりました。
昨年癌が発見されたとき、あと2年半生きる可能性は50%と言われていました。
父は覚悟していたのだと思います。

その一か月後、JCD(日本商環境デザイン協会)の理事会で東北の南三陸と女川町を訪れました。
その時の事は以前にこのブログでも書きました。

今年私に強く影響を与えたこの二つの出来事で
人は死を意識し覚悟すると勁(つよ)くなる事を知りました。

自分が死ぬことを知っている人は勁(つよ)い。
この勁いという漢字にはただの強さだけじゃない、
しなやかなさを備えた強さが意味されています。

別に私がすぐに死ぬって事ではありませんが、
「人の死」を深く考えました。
今年の1月にも同じ「死生観」というタイトルでブログを書きましたが
その時よりも一層深くなっています。

「人は死ぬ」という事を理解する。
それは「生を知る」事と同意語です。
ありがたい事に今、生かされている命をどう使いきるか?
を考える事です。

無駄にダラダラ過ごす事もできます。
自分の欲の赴くままに生きる事もできます。
しかし、人の為、社会の為、未来の日本の為に、
自分の命の一分一秒を使う事もできます。
人はどう生きようと自由なんですよね。

しかし死を理解し、生を考えたとき
何のために自分の命を使い切るか?が見えます。

私の命は日本の未来の為に使い切りたいと思います。
トミソーの代表としてこの会社をどうしていきたいか?
私の自由意志です。

・トミソーがお客様貢献をし、感謝感動を産む志事をし続ける事。
・その営みを通して従業員が活き活きとはたらく事。
・その姿を通して従業員の家族やお客様、取引先にまで良い影響を与える事。
・活き活き働く姿を感じた子供達や若者や学生さん達がはたらく未来に希望を持てる事。

昨年も心に誓いましたが今年はその思いがもっと深くなりました。

やり切る所存です。

しかし、
突っ走ってばかりでもダメだと
今年の後半ですが、強く感じました。
猪突猛進、熱量でけでは目指す理想の未来に近づけはしますが、
時間がかかる。

もうちょっと、影響を広げるスピードを上げたいです。
それには周りを引き込むメンタライズリーダーシップが私には必要です。
この言葉の意味の話まですると長くなりそうなので今日はやめておきますが
周りを引き込むための寄り添い方を、もっと戦略的に、クレバーにやらないとダメだなと。
「勢いと熱量の木村」から、来年は「クレバー木村」を目指したいと思います。

突っ走った一年ではありましたが
なんとか無事に大コケもせずに今年のゴールテープを切る事ができました。
理想の未来のゴールはまだまだ遠く、多分一生そのテープは切れないでしょう。
しかし、クレバーになったり、熱くなったり、
もがいてもがいて、試行錯誤しながら向かっていこうと思います。

皆さま本年はありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。

拝啓 M&A業者様へ

拝啓  M&Aの斡旋業者さまへ

毎日毎日DMやメール、封書、お電話を頂いております。
大変お疲れ様です。
自宅にまで封書を送って頂ける業者さまも居られまして、
大変ご苦労なことです。
本当にほぼ毎日どちらかのM&A業者さまから
何かしら届いております。
会社の価値を認めて頂ける事は大変嬉しく思います。

しかしながら、
私はトミソーをM&Aにて売却するつもりはありません。
大きな資本の会社さんと資本提携すれば資金繰りは確かに楽になるでしょう。

今後チャレンジしたい事も山ほどありますが、
それも銀行さんに自らプレゼンをして融資を得たいと思います。
これも経営者として大切な仕事だと考えています。

また、会社の未来に関して夢があります。
トミソーの社員が活き活きと働き、
お客様と共に日本人らしい幸福な暮らしを創っていき
その姿を通して子供達や地域の方々に良い影響を与えたいと考えています。
はたらく事にワクワクできない学生さん達に
活き活きと働く未来に希望を持ってもらう。
子供達には大人として恥ずかしくない背中をみせ
立派な大人になろうと志してもらう。
私達トミソー社員がもっと成長し、立派になり、
社会に幸福にはたらく姿を魅せ続け、未来を良い方向に変えたい。

と、本気で考えています。
経済合理性で考えたらなかなか理解頂けない夢です。
資本提携を望んでおられる企業さまに
深く理解して頂ける自信がありません。

自分が経営者になって11年。
その間、色々と体感し、学び、考えてたどり着いた夢です。

私の次の経営者は社内から出します。
思いと理念を継いでくれる人を時間をかけて育てます。

したがって、
今後M&Aのご案内はご遠慮くださいませ。

大変失礼なお願いではありますが
何卒ご理解くださいますよう
よろしくお願いいたします。

餅つき大会

昨日、無事に餅つき大会を終えました。

 

今回、私はほぼ二階の門松つくり教室に居ましたので、
全体がどんな感じだったのか分かりませんが、
お餅もうまく出来ていましたし、
あんこもきなこも美味しかったし、
豚汁も美味しかったし、
きっと社員の皆、それぞれの場所で頑張ってくれていたのでしょう。
詳しい内容はきっとこの後、
広報の鬼原がトミソーのインスタでUPしていってくれる事でしょう。

https://www.instagram.com/tomiso_web/

何より、来ていただいたお客様に感謝です。

コロナ過前は年に一回、
お客様を招いての大感謝祭を
イベントプラザをお借りして開催していました。
コロナ過になり、イベントが減ったためかイベントプラザが廃業されました。

私達もOB様をはじめお客様と一緒に楽しむイベントを再開したいと考えていましたが
丁度良いイベント会場がなかったんですね。

今回、社員からの発案もあり「年末感謝餅つき大会」を開催する事になりました。
社屋を利用してのお祭りなので、イベントプラザの様に一気にお客様に来ていただく事ができません。
予約制としまして、11時~19時まで
時間を分けてご来場頂くようにしました。
まだ完全な集計は出ていませんが、約160名のお客様にご来場頂いたみたいです。
以前の大感謝祭とほとんど変わらない人数です。

「イベントを楽しみにしていました!」
というお声も頂きました。
沢山の素敵な門松つくりのお手伝いもさせて頂きました。
お餅もたくさんついて頂いたみたいです。
豚汁もたくさんおかわり頂きました。
お久しぶりのお客様とも沢山お話をさせて頂きました。

何より皆さんの沢山の笑顔を見させていただきました。

本当にありがとうございます。

今回は、当社で住宅や店舗を創らせて頂いたお客様や
賃貸住宅にお住いの入居者様にご案内を出させて頂いての企画です。

今まで、年末にOB様のお宅に営業スタッフが訪問させて頂いておりました。
トミソーとしても年一回、皆様のお顔を見させていただく事を大事にしていましたが、
年々回らせて頂くお客様の数が増えまして、年末の営業スタッフの負担という課題もありました。

また、沢山のスタッフがお客様お一人お一人の仕事に携わらせて頂いています。
その後のお客様とのふれ合いが営業スタッフ一名だけになっているのも寂しいものです。
そういう課題も解決できないかな?との観点から
今年、訪問型のご挨拶を止めさせていただきまして、
来場型のイベントを企画する事にしました。

来ていただいた皆さんには本当に楽しんで頂けて良かったです。
「来年も期待しています!」との事。
もちろん続けていきます。

残念ながら今回来られなかったお客様。
特に店舗経営のお客様には申し訳なく思っております。

しかし朗報です。
来場型で楽しんで頂くこういう企画。
年末だけでなく一年間のうちに何回か実施していこうと考えています。

一年のうちに何回かあれば、
そのうち一回は都合が合って
どこかでお顔が見られるのでは。
と思います。

顔を見させていただくだけでなく楽しんで頂く。
そして担当スタッフ一名だけでなく
社員全員でおもてなしをします。

皆さま、改めましてご来場ありがとうございました。
また来年もイベントでお会いしましょう!!