心的幸福

今年に入ってから、月に一度、全社員で「トミソーの目指すもの」を話し合い
定めていく「トミソーブランディングプロジェクト」という企画を進めています。
私が進行をしているので、プロの様になかなかうまく議論を進行出来ていませんが
それでも、コンサルさんとかにお願いするよりは、私が進める方が良いかと思ってやってます。

詳しい内容はいつか発表しますが、なんだかんだ最後は「幸福」という言葉に帰結します。
議論をすればするほど、最後はそうなるでしょう。

「社員が幸せに働ける会社」

を目指そう!ってなります。
なんだか単純で当たり前のことですが、
議論を重ねて、いろんな意見をまとめて、皆の考えの重なる部分を抽出すると
こうなります。

「そんなの当たり前やん!」
っていう方もおられるでしょう。
でもその「当たり前」を再確認して追求していこう!と決める事って
凄く大事です。

当たり前っておっしゃるあなた。
じゃあ、あなたはその当たり前に対してどんな活動、行動をしていますか?
何かその「当たり前」に向けてアクションを起こしていますか?
そこに向っていこう!って旗降ってますか?

僕も出来ていません!!!(^-^

でも、皆で話し合って再確認できたので
改めて、この先これを旗印に進んでいきます。
その最初のアクションが「トミソーブランディングプロジェクト」であり
今日の話し合いです。

さて。話を戻します。
その求める「幸せ」とはなんぞや?

会社っていうのはハコを指す言葉ではなく、
そこで働く社員の集合体と考えます。

その会社で働いている時間をいかに皆で幸せにするか?を追求することが
会社の存在意義だなあって実感しております。

ハコやシステムが提供できるのは、物質的な幸せです。
給料、安定した生活、目に見える成果、技術的な成長、資格、完成物、成果物 など

人の集合体としての会社が提供できるのは、心的な幸せです。
感動、一体感、達成感、感謝する心、感謝される喜び、相手を思う気持ち、自己肯定感 など

本来は両方必要ですが、
戦後の日本はあまりにも物質的な幸せ(欲求)を求め、そこを基準とし過ぎてきました。
当社も当たり前の様にそうしてきました。

ただ、物質的な幸せは、一旦その幸せを得ても、また「もっと」がでてきます。
数量的に測れるものには、欲求の際限がない。

また、この混沌とした時代。VUCAの時代と言われる今、
今日やっている事が、明日通用するとは限りません。

物質的なものやそれにて得られる満足感は、30年後には全然変わっているでしょう。

しかし、心的な幸せは、人間が人間社会で生きていくうちは
永遠に変わりません。

当たり前で単純明快。

社員の心的幸福感が高い会社は、一人一人が活き活きと働き、
意見を屈託なく出し合い、新しいアイデアが沢山出て、失敗を恐れず、
失敗を悪とせず、トライ&エラーを続けて行ける会社です。
そんな会社は利益でますよね。
そんな会社は物質的幸せも高まります。
卵が先か?鶏が先か?って話ではなく、

間違いなく、先に心的幸せを追求するべきだと確信しました。

その心的幸せを追求するには

・心的安全性を確保する事
・自己肯定感を高める事

この二つを満たす会社にする事

今日はこれについて話し合いました。

凄くいい意見が出てきました。
普段話をあまりしない様なメンバーを出来るだけグループにして
対話の時間を作りました。
今までの対話の中でも一番盛り上がったと感じます。

やっぱり、「心的幸せ」 心的安全性、自己肯定感
は皆大事だと思ってるんでしょう。

西洋的な経営学から言えば、
そんな事を一番にしていたら、会社がつぶれる!っていう人もいるでしょう。

そういう意見も分かります。

でも、
それでも社員の心的幸せを先に追求して。物質的な幸せも得る。
決めました。

決めたので、
それに向って突き進むのみです。

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