月別アーカイブ: 2022年7月

ハイパーラポール(多分造語です)

ラポールって用語がある事を最近知りました。

カウンセリングの用語らしく、
語源はフランス語の「橋をかける」という意味みたいです。
カウンセラーがクライアントと心と心の間に橋をかけて、心から信頼できる間柄になる
みたいな感じでしょうか。
ラポール状態を創り出す事が、カウンセリングに限らず
社会、会社、家庭、など人間関係で成り立つ「場」には必要な状態でしょう。

会社でも社員同士、社長と社員、それぞれが仲間としてラポール状態を創る事が大事なのです。

って、簡単にそんな事が出来れば、楽で仕方ありません。
今までの関係構築がうまくいってなければ、なかなか難しいでしょうし、時間をかけながら
関係構築をしていく必要があります。

しかし、その状態を一気に創り出す事が出来る。
しかもラポールを越えたハイパーラポール状態を創れるのが
「共に困難や課題を乗り越えた経験」です。

部活で日本一を目指して、仲間で一致団結して練習に励んだ
文化祭を成功させるために、皆で頑張った

などの経験を共にした仲間はラポールです。
そして、力を合わせてその目標を達成した状態をハイパーラポールと言うそうです。
(多分、その言っている方の勝手な造語でしょう)

昨日、
有志の経営者で実施している合同の新入社員研修の第五講がありました。
称名口から大日平小屋までの登山道を、各社の新入社員14名が往復します。
ご存知の方は分かると思いますが、なかなか険しい山道です。

かなりの猛暑でした。
登り始めて30分で、当社の若手が一人、軽い熱中症になりました。
他のメンバーは泣く泣く彼女を置いて先に歩みを進めます。
同伴した仲間の社長さん達は、この状態では目的の小屋までは登れないだろう
って思ってたそうです。
私と彼女とその場に残り、少し休憩をし、吐き気と頭痛が収まって。
顔を見たら、全然死んだ顔をしていませんでした。

登り続ける事を決心し、
途中、休憩や水分補給、塩分補給をこまめにして
他の若手社員に遅れる事約1時間で小屋に到着しました。

当初は、まさか登り切れるとは思ってなかったでしょうが、
途中経過をLINEでやりとりして、
皆、最後は「彼女は小屋まで来る」と信じて、待っていてくれました。
私も、彼女の顔を見て、「皆と同じ経験、景色を見せてあげたい」
と思いました。

あのゴールの瞬間はそこに居た全員が「ハイパーラポール」状態だったと思います。

その瞬間は一瞬でありますが、そこにたどり着くには、小さな一歩の積み重ねが必要です。
そして、その関係性はずっと続いていくでしょう。

なかなか会社でこれを実現するのは難しいのですが、
これを体験した人間が社内で増えていくと、また変わってくると思います。

今日の彼女もいい顔をしていました。
体はボロボロみたいですが(^-^;

こういう場を創っていく事が、
社会を引っ張って行くリーダーのやらなければいけない事なんだと
実感しました。

チャンスはピンチのお面を付けてやってくる

最近はなかなかうまく行かない事が多いです。

理想と現実の乖離はまだまだ近づかない。

こんな折に、社員全員にアンケートをとってみました。

トミソーの良い所、悪い所。
重要度は違うだろうし、書けって言われれば、そりゃ書くだろうけど

やはり、社員から来る「悪い所」は、ずっしり重くのしかかる。
良い所の数の方が多いのに、その記憶は薄れて
悪い所はずっしりと心臓を潰しにかかってきます。

でもこのアンケートをとってよかった。

 

昨年の年末に、お客様のBALで貰ったおみくじ。
「万事思いのままになる」
今年の運勢だそうです。

って事は、今起きている事象も全て、思いのままになるための布石って事。

 

社員が活き活き、キラキラ働ける会社にしたい。
それが思いです。
まだまだまだまだ理想には届かない。
前よりは良くなっているんだろうけど
いや、理想に比べると足元にも及んでない。
この先、良くしていっても・・・
10年後も同じ事を言ってそうですが・・・

先日、仲間と飲んでるときに
「チャンスはピンチのお面を付けてやってくる」
って言葉。
この言葉が好きになりました。

「ピンチはチャンス」ではなく
お面を付けてやってきているチャンスに気付けるか?
って、試されている感じがします。

ピンチの全部がチャンスではないでしょうから
その中から隠れたチャンスを見逃さない。

 

そうすれば思いのままになるんでしょう。

前を向いていきます

無題

本来は書きたい事がありました。
今週は、14歳の挑戦で中学二年生の生徒さんが4名
5日間も会社に来てくれたり、
インターンシップで、4名も学生さんが来てくれたり
合同新入社員研修で若手社員の成長を感じられたりと
本当に忙しく、バタバタした中でも充実してて
そういう事を書こうかと思ってましたが、

先程入った安倍信三元首相の銃撃による死亡のニュースで
気持は一変しました。

選挙戦の直前
急遽前夜に決まった街頭演説
なぜか民衆の中で台の上に乗った演説
SPの動きの緩慢さ

もう本当に恐ろしくなります。

安倍氏の死去により
この日本がどうなっていくのか?
この選挙が大きな分岐点だと感じていましたし
余計に怖くなります。

言いたいことは山ほどあるけど

今は、安倍氏のご冥福をお祈りします。

周りの人を幸せにする

昨日、新入社員の子と話をしていて思い出したんです。

私が前職のスペースから帰ってきてトミソーに入った頃、
よく営業マンと言い争ってました。
喧嘩って言ってもいいくらい。

お客さまの為に意見をぶつけ合う姿勢は良いと思います。
しかしその時は私はデザイナーとしての主張があり、
相手には営業としての主張があり、
もしかするとお客さまをほったらかして自分の主張を
ただぶつけていたかもしれません。

それも、相手のことなんて考えてもいませんでした。

「自分の主張を通す」

ただこれだけです。

こんな事でしたからお互い気持ちよく仕事出来る訳はなく。
お互いぷんぷんしていました。

自分の主張自体は今でも間違ってはないかなと思ってます。
しかし、その表現の仕方が完全に間違ってました。

きちんと相手の事を考えて、
相手の主張にも耳を傾けて、
相手の立場にも立ってみて、
相手の想いにも寄り添って、

その上で、二人の目指す方向が合ってるのか?
違う向きなのか?を確認して。

違っていたなら、
そこは話し合い。
正しいと思える道を話し合います。
もしも、どうしてもその方向が交わらない様であれば、
進む道を違える決断も必要かと思います。

違う目的地を目指す人と同じ船には乗れませんからね。

目指す方向が、少しでも交わってたり、
少しづつでも理解しあって、同じ方向を目指せそうと思えるなら
一緒に船を進めましょう!ってなれるよね。

「正しい人を船に乗せる」

って話を先日聞きました。
正しいってのは、何も世間的に正しいとかではなく
自分と同じ向きを向ける人って意味だと、今 分かった様な気がします。

この船に乗れない人が世間一般的に正しくないという訳ではなく
自分の「正しい」と交わえる人の事だと思います。

あの営業の人とも、もしかすると交わえたのかもしれません。
その方は退職されました。

自分の主張だけ通そうとしたら、交わえた可能性のあった人とも
縁が切れる事になるんですね。

そうやっていると、
誰も自分に賛同してもらえず、
誰も味方になって貰えず、
同じ方向を目指す仲間なんてそうそう増えません。
同じ船に乗ってくれる同士なんて集まりません。

それで、
昨日、話をしていて、
どうやったらいいのだろう?
って考えました。

一つ思いついたのは、

「周りの人に幸せを振りまこう」

と思いました。
そうそう簡単な事ではありませんが、
主張を通す前に、相手を理解しよう。
相手にとって1ミリでも「この人と話せてよかった」と思える対話を
相手にとって1ミリでも「元気が出た」とか「よし、やろう!」とか「嬉しい!」とか
そういう前向きになれる様な対話を
心掛けていこうって

とりあえず今は結論つけました。
そうすると自分も1ミリ以上は幸せを感じられるはず。

主張を押し通そうとして、通らなかったイライラよりも
相手がちょっとは前向きになったかな?良かった
と思えたら、それを自分の幸せとする。
今の立場になったから感じる事かもしれません。

幸せって人それぞれですけど、
大雑把にいうと前向きな方向なら、皆幸せに向かうよね!
1ミリでもいいから前向きになれる対話を心掛けていれば

いつか、自分の主張に協調してもらえ、賛同されるかもしれない。
心強い仲間が背中を押してくれるかもしれない。
同士が進んで助けてくれるかもしれない。

そのためには、
つらい時も落ち込んでる時も、
自分が一番笑顔で前向きにならなければいけない。
自分が人に泣き事を言ってちゃ、周りに幸せなんて振りまく事が出来る訳がない!

人間なんて弱くて当たり前の生き物
でも強くなろう!と心に決めて生きていかないとね。
強い思いで生きていかないと、周りに幸せなんて振りまけないですから。