ホンダF1 有終の美を飾る

一週間があっという間でした。
え?もう日曜日?ってくらい
本当にあっという間。

今週もいろいろと気づく事や考える事がありまして
本当は今週のブログは
「高い意識、良い行動を 当たり前やスタンダードにする」
って感じの気づきがあったのですが

今回くらいは2021のF1最終戦の感動を書いてもいいのでは?
いや、今書かなくていつ書ける? これは書くべきだ!
と思いまして、
今日はF!の話です。
全く興味のない人も、すいませんが最後までお付き合いください。

まず、皆さん。
F1にホンダが参戦している事をご存じですか?
初期の参戦とは違い、エンジンサプライヤーとしてエンジンを供給しています。
有名な1980年代のセナ・プロスト時代。
マクラーレン・ホンダとして年間16戦中15勝という物凄い強さを誇っていました。

そして2015年から再びホンダがF1にエンジンを供給しだしました。
最初は80年代にタッグを組んで成功したマクラーレンチームと出場
しかし、今のF1の開発競争はかなり厳しい世界です。
なかなか勝負の出来るエンジンを造れず・・・
すぐ壊れるし、壊れないように出力を絞ると遅いし・・・
当時のドライバーのフェルナンド・アロンソから「まるでGP2のエンジンだ!」
と罵られる始末。
※GP2とは今のF2の事で、1ランク下のクラスのカテゴリ。それくらい遅いって事でしょう。

チームともうまくいかずに、結局3年でマクラーレンと離れます。
そこへ「一緒にやろう!」と声をかけたのがチーム「トロ・ロッソ」
レッドブルレーシングチームの傘下のチームです。

このチームのおかげでホンダはまた生き返りだします。
もともと、レッドブルというトップチームの下位のチームという位置づけ(と決めちゃうと失礼ですが)なので、
新人ドライバーの育成などを買って出るところがあります。
トロロッソで若手新人が起用されて、そこそこの成績を残すと上位のレッドブルに昇格する
という雰囲気。
そのチームでホンダはどんどんとエンジンを良くしていきます。
データの共有やフィードバックやコミュニケーションが凄くよくできて
一緒にマシンを良くしていこう!という意識がある「仲間」になれたのでしょう。
後からホンダ関係者が語ったところによると、マクラーレン時代はそうではなかったようです。
君たちは良いエンジンを提供するのが仕事だろう!なんでそんな事も出来ないんだ!
という雰囲気だったとか・・・(あくまで雰囲気ね。こんな発言があったかどうかはネット記事でも読んでくだされ)
この話だけでも
良い結果を産むのはスキルや技術だけではなく
仲間との信頼や関係性が重要だと感じられますよね。

そして、ちょっとづつ信頼を取り戻してきたホンダエンジンを
レッドブルレーシングが採用します。
ホンダはレッドブルとアルファタウリ(トロロッソがチーム名を変更)の2チーム体制となりました。
データやフィードバックも多くなった事もあったでしょう。
一気にトップ争いが出来るエンジンサプライヤーに成長しました。

今年に関してはレッドブルチームとマクラーレンチームとでは
全く勝負にならないくらいレッドブルホンダが強いです。
ざまみろ!マクラーレン!という人もいますが、
6年間の経験の積み重ねも大きいと思います。
マクラーレン時代の真っ暗だった3年間は無駄ではなかったでしょう。
そう考えると、「強くしてくれた」とマクラーレンにも感謝ですよね。

 

さて、
近年のF1
実はメルセデスチームが7連覇
そのメルセデスのエースドライバーのハミルトンが7連覇
と、チームとしてもドライバーとしても
一強の状況が長く続き
正直コンペティションとしてはあまり面白くないカテゴリでした。
そんな中、レッドブルチームはエースドライバーのフェルスタッペンの
相棒としてセルジオ・ペレスを迎えて、
今年こそチャンピオンをとる!という意気込みで臨みます。

ちなみに、F!は1チーム2台が出走します。
全10チーム 20台 20人の世界のトップドライバーが競います。
世界中に何万人といるレーシングドライバーのトップ20人です。

忘れていけないのが、その20人の中に今年は日本人がいる事!

一番背のちっさいドライバーがいますね。

角田祐毅くん。21歳
アルファタウリホンダチームから出走です!

まあ、多少ホンダの根回しがあったかと思いますが
昨年F2で結果を残していますし、若手育成の面でも素晴らしい事!

また、ショッキングなニュースも開幕前に飛び込んできました。
ホンダが今年いっぱいでF1から撤退するという事です。
世界のトップで戦い続けられる技術開発は、かならずその企業を成長させることは間違いありませんが、6年も経つと企業経営の方向性が変わる事も仕方ありませんかねぇ・・・
ホンダは今年、市販車でもNSXやS660というスポーツカーの生産中止を決定しました。
スポーツカーの方向性ではなくなったのかもしれません。
(これも本当にいろいろな見解があります。ググってみてください)

そして、レッドブルチームはそんなホンダに感謝と敬意を表して
今年のマシンのリアウィングに「HONDA」のロゴを大きく入れます。

皆さん!
これって実は凄い事で!
F1のリアゥイングって実は物凄いスポンサー料を稼ぐ部分で
ここに企業の名前を入れるのには1シーズンで何億って言われています。
しかもチャンピオン争いが出来るトップチーム!
その一番の稼ぎ頭の面を、敬意を表するからってホンダにしたんです!
レッドブルチームがホンダ最終年に本気で一緒にチャンピオンとりに行く!という意気込みを感じました。
胸熱です!!

そんな大きな期待を胸に始まった今シーズンのF1です。
ちなみに上の写真はレッドブルF1チームのトラックサイドスタッフ
しかしチームのメンバーはこれだけではありません。
むしろこの人数は一握り。
サーキットに帯同できるスタッフは2割くらいだと聞いています。
レースウィークの間、ファクトリーでパソコンとにらめっこしながら
遠い国のサーキットを走っているマシンから来るデータを見て解析しているエンジニア。
レースからレースまでの間、ファクトリーに戻ってきたマシンをバラシてセッティングしなおして
メンテナンスするメカニック。
チームにもよりますが700人~800人くらいの人数がF1の1チームに関わっているとの事。

まさに総力戦!
なんかレースってドライバー1人の力の差で左右されるって思ってる方が多いです。
もちろんドライバーの力も大切ですが、チーム全員の意識と協力がないと、絶対勝てない競技です。
優れたドライバーはチームスタッフとのコミュニケーション、心遣い、レース中の無線のやりとり一つをとっても違います。リーダーとしての人間性も備わらないと
一回は勝てるかもしれませんが、長く勝ち続けられません。

レースは団体競技なんです!

 

さて、超長い前置きを終えまして。
※今までが前置きかい!!
今年のレースの流れをお話します。

個人的には全チーム大好きだし
全ドライバーが大好きです。

しかし、今年はぜひホンダに勝ってもらいたい!
7年連続王者のハミルトンも好きですが
F1というカテゴリをもっと盛り上げるためには
強いライバルが必要です。
また、ホンダのラストイヤー。
また強いホンダF1を観たい!!
という事で、
今シーズンは全22戦を全部生放送で観戦しました。
時差の関係でAM2時や4時からスタートするレースもありましたが
予選、決勝のすべてを生で観ました。

昨年まではメルセデスのハミルトン1強で2位と大差をつけて
最終戦前にはチャンピオンを決めてしまって
最終戦なんて消化試合の様相でした。

しかし、今年はレッドブルのフェルスタッペンと
メルセデスのハミルトンが
一進一退の攻防。シーズン中、レースを重ねる過程で
シリーズランキングが二人で入れ替わるという近年まれにみる接戦!
楽しい!!

毎レース1ポイントの奪い合いで、いつもは余裕の風格のある王者メルセデスが、全力でやってるんです。そんな王者が必死で挑んできているなか、レッドブルホンダが全く互角の戦いをしている!

ホンダ かっこええ!

気持ちとしては全日本人が応援してもいいのに!と思っていますが
まあ、そこは我慢して。

アルファタウリホンダの角田くんも、デビューレースでは
いきなり9位入賞!という結果を残して、スゲーやつが来た!
と噂になりましたが、その後は流石のトップフォーミュラカテゴリ。
ルーキーにそうそう甘い訳がない。
マシンやレーススケジュールやレギュレーション、流れをつかむまでに
少々時間がかかりました。
しかし後半は本当に伸びてきて、良い結果を残せるようになってきました。
最初の数戦はクラッシュしてリタイヤが多かったのですが
後半は本当に安心して観ていられるようになりました。
物凄い成長しています。

最終戦手間の4レースまではレッドブルが優勢で
ランキング1位のフェルスタッペンと2位のハミルトンの間に14ポイントの差がありました。
このまま優勢を保ったまま最終戦まで行ってくれー!
と毎レース毎レース、夜中に起きて祈りながらレースを観ていました。

ところがそこからの3戦、メルセデスが追い上げを見せます。
なんと、フェルスタッペンとハミルトンが同ポイントで並んで最終戦を迎えるという
マンガ?映画?ドラマ? 誰がこんなシナリオ書いてるの?ってくらいの事態になりました。
70年続くF1の歴史でも2回目の大事件! こんな形で最終戦を迎えるって!
ありえない!!
こんなドキドキしてスタートを待ったレースはなかなかないです。

正直、この辺になると、フェルスタッペンも意地になってたのか
際どい動きをして、加算ペナルティがあったり、
どちらのチームも0.001秒をいかに縮めるか?
1ミリでもライバルチームの前でゴールするか?
全チームスタッフ、監督の采配、ドライビング、タイヤ選択、セッティング、タイヤ交換
最高のパフォーマンスを求められます。

予選で1秒差ってのは、話になりません。
0.5秒差でもアナウンサーは「大差」と表現します。
マジで0.01や0.001秒を競ってるんです。

さて、そんな中始まった最終戦アブダビGP

丁度一週間前の日曜日 PM10時スタートでした。
予選1位はフェルスタッペン 2位はハミルトン
タッペン(勝手な愛称)の相棒ペレスは4位
ハミ(愛称)の相棒ボッタスは6位
なんと角田くんは8位!
ここ最近は予選でトップ10に入ってきてたし
本当に成長しました。
しかもこの最終戦ではチームメイトでアルファタウリのエースドライバーのガスリーよりも全セクションで上回るタイムと結果に!
本当に素晴らしい事です。

チャンプ争いをする2チームはチームメイトの働きも大事でして
例えば、予選の時は、ペレスがタッペンの少し前を走りトー(空気抵抗)を無くしてあげて
0.2秒ほど速く走らせてポールポジションを獲得させたという事があったり。
以前のレースではピットインして少し後方に下がったタッペンをハミの相棒のボッタスがピットインのタイミングを遅らせて、一時的にタッペンより前のポジションをつくり抜かせない様に猛烈ブロックをしてハミを助ける。
など、実はレース中もチーム内、ドライバーどうしで助け合って、チームタイトルやエースドライバーのチャンピオン獲得を狙ってます。

レッドブルホンダの2名がメルセデスの2名に対して各々の前からスタートできるってのは
かなり良いです。

いざ、スタートして!!
いきなりタッペンはハミに1週目、1コーナーで抜かれました・・・


1速、2速、3速のギアで軽くホイールスピンさせてしまって
0.02秒ほどタイムロスしたとの事(のちのWednesdayF1time!という番組でそう解説してました)
スロー映像じゃなければ分からないくらいのほんのちょっとのホィールスピン。
流石のタッペンも初優勝を前に緊張したのでしょう。
なんだかんだ言ってもまだ24歳ですからね。

タッペンは予選中のちょっとしたミスでミディアムタイヤを使えなくなってしまい、
ソフトタイヤでスタート。
ソフトタイヤは柔らかいのでスタートのグリップは良いのです。
しかしその肝心のスタートでミスった!
そして柔らかいタイヤは減りが早く、ちょっと固めのミディアムタイヤのハミにどんどんと差を広げられてしまいます。

タッペンの相棒のペレスは3位に上がっていました。

下位チームのクラッシュにより全コースイエローコーション(クラッシュしたマシンをコースから撤去する間、追い越し禁止なので周回遅れとかの遅い車に追いついても抜いてはいけず、レースペースが遅くなる)になった時にタッペンはピットインしてタイヤをハードに交換しました。
F1はレース中必ず1回はピットインしてタイヤを交換するというルールがあり
しかも同じ硬さのタイヤだけで決勝を走る事も禁じられています。
早めにタイヤ交換して残りの長い週数を固いハードタイヤ(摩耗が少なくライフが長い)で走り切る作戦に変更したわけです。
イエローコーション中ならみんなゆっくり走ってるから、ピットインで順位がぐんと落ちる危険性もすくないです。
すると、すかさずハミもピットに入りハードタイヤに交換。
タイヤを変えなかったペレスの後ろにてコースに復帰しました。
一時的に
1位 レッドブルホンダ ペレス(タイヤ未交換のソフトタイヤ)
2位 メルセデス ハミルトン(タイヤ1回交換 新品ハード)
3位 レッドブルホンダ フェルスタッペン(タイヤ1回交換 新品ハード)
という順位になりました。
ペレスのタイヤはソフトでもう摩耗が激しくズルズルだったのですが
なんとここで新品タイヤの王者ハミルトンを果敢な走りでブロック!
1周以上はブロックしてたかなあ。
いやー ペレスには鳥肌が立ちました。
一回抜かれてもまた抜き返したり。
長くタイヤを持たせたいハミに対して、随分と無理な走りをさせて
ハミのタイヤのライフを減らす役割も果たしました。(これが最終周に効いてきます)
まあ、最後はもちろん抜かれましたが
ここでタッペンとハミのタイム差を一気に10秒近く縮める事に成功しています。

もちろん次に来るタッペンには無理なくすぐに譲りまして、
自身もピットに入りタイヤをハードに交換です。

えー なんかずるい!とか思うかもしれませんが、これがチームプレー。
現代のF1です。
過去は同チームでチャンピオン争いをして、チーム内で仲が悪かった事例も
いっぱいありますが、今のF1はそれをやってたらどちらも勝てない!
って事が起きるほど、総力戦となります。
なので、第1ドライバー、第2ドライバーって感じで分けて動いています。
ペレスだってもちろん自分もドライバーだから勝ちたいし、勝負したい!って
思いはあるでしょうが、ここはチームや仲間のために、何が出来るか?
をきちんと分かって動いています。
ホンダがチャンピオンになった時に、皆と喜びを分かち合う事に
ワクワクや楽しみを感じているはず。共通の未来を目指す仲間は最高のチームですよね。

そんなペレスの胸熱ドライビングの時に、ライバルチーム、メルセデスのハミの相棒のボッタスは何をやっていたか?と言うと
なんと、8位スタートだった角田が6位スタートのボッタスを抜いて
ずっと6位のままボッタスをブロックし続けていました!!

セカンドドライバーのボッタスとは言え、王者メルセデスのマシンです。
対して角田はチームもレッドブルのセカンドチーム。
マシン性能も差が大きいはず。しかも角田は何といってもルーキー!!
マシンセッティングや特性もどうしてもファーストドライバーのガスリー合わせになり
色々と難しい条件で走っている日本人の角田が日本のホンダのエンジンを積んで
メルセデスを抑え込む!!
しかも、かなり長い事抑え込みまして、
残念ながらボッタスは、上位に行けるチャンスを失いハミルトンのカバーができないところまで追いやられました。

これも胸熱でしたねー!

本当にホンダの総力戦!!!

角ピー(愛称)かっこいい!! 最高!!

 

 

さて、同じ条件のタイヤでハミとタッペンは走っていますが
コース特性上、メルセデスの方がペースが速く毎週コンマ3秒くらいずつ
2人の差が開いていきます。

(火花が散っているのは故障ではなく、極限まで下げられた車高によりちょっとした段差でシャシーがこすれるから。これがかっこいい!!)

 

さあ、のこり10週を切ったところ。
二人ともタイヤがだいぶんすり減ってきて厳しいけど、このままいけばハミの優勝。
チャンピオンもハミになるかな?
とあきらめかけたその時!
事件は起きます。


下位を争っていたウイリアムズチームのラティフィが単独スピンでクラッシュ!
ここでまたイエローコーションが入り、追い越し禁止!

ここで、レッドブルレーシングは「賭け」に出ます。

なんとタッペンをピットに入れて
新品のソフトタイヤに交換!
※アブダビ戦のタイヤ交換画像が見つからず・・・違うレースの時の写真です。

今やF1のピットでのタイヤ交換は2秒台ですからね!
確かこの時もレッドブルチームは2.1秒という驚速のタイヤ交換だったと記憶しています。
チームのメカニックも凄い!
こんなシチュエーションは絶対緊張するよね!!

ここで残り確か9周とかだったかな?
ソフトタイヤの方がグリップがいいので速く走れます。
その代わりライフが短い。
このまま同じ条件のタイヤで残りを走っても、どうせ勝てないなら
一か八かにかけよう!ってなったんでしょうね。
どっちにしろ2位です。
1位以下はまったく同じ!失うものはない!って感じでしょうか。

そうして、ハミとの間に大きな差をつけてしまってコースに復帰したタッペンでしたが
ここでもう一つの事件が起きます。

セーフティカー導入です!!

セーフティカーとは、意図的に先頭車両の前に車を入れて
ゆっくりなスピードを維持させます。レーススチュワード(審判員)は、ラティフィのマシンの撤去はイエローコーションでできたけど、壊れたクラッシュバリア(クラッシュの衝撃を緩めるスポンジの壁)の修復に人がたくさんコースに入るから危ないという理由でセーフティカーを導入を決定しました。

するとね、
差が詰まるんです。
差を詰めていいんです!!!

あんなにあったハミとタッペンの差がゼロになるんです!!!

まあ、周回遅れの車両をどうする?
とか、メルセデスチームからの抗議とか、このセーフティーカーの数周の間に
色々とありましたが????
この辺は調べてみてください。
多様に政治的なやりとりもあり、複雑です。

しかしテレビの前の私達は
セーフティカーと聞いた瞬間に叫んでガッツポーズでした。
(もちろんイエローコーションの段階で椅子からは立ち上がってます)

勝てる!!!!!

ハミは使い古したハードタイヤ
タッペンは新品のソフトタイヤ

どちらも新品だったとしても1周の速さはソフトに分があります。

イヤー
この数周はドキドキしました。
そして、
なかなかウォールの修復に手間取り・・・・
なんと、セーフティカーが退場してレース再開になったのは・・・・

最後の1周!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ありえます?

年間22戦を戦ってきて
同ポイントで最終戦を迎えて、
そしてその年間チャンピオンが最後の1周で決まる!

そして、前はハミルトン。
もちろん前から再スタートは有利で、抜かさせなければチャンピオン。
しかも7連勝中の絶対王者!
そのゼロ秒 すぐ後ろはフェルスタッペン。
24歳若手ドライバー筆頭の成長株!
しかもタイヤは新品のソフト!!

ホンダのF1参戦第4期のラストイヤー
ホンダ挑戦6年間の集大成が、

この1周にかかってる!!!!

 

本当にこんなドラマ!
だれがシナリオ書いているんでしょう!!!

最後の1周
日本時間では夜中の23時を回っていました。
娘と二人で1周の約1分30秒

叫びっぱなしでした。
本当に近所の方、申し訳ありませんでした。

日本中が叫んでたんじゃないの?
絶対、日本中が叫ぶべき1周でしたよ。

https://youtu.be/0MVbz9WEU0o

と、いう事でここに最後の1周の動画のリンクを置いておきます。
一緒にフェルスタッペンのレッドブルチームのメンバーの様子が映ってるバージョンです。
同じ時間の木村家もまさにこれと同じでした。
できれば音ありで観てください(^^)

イヤー
今観ても感動するし、ドキドキするし、
ハラハラするし、泣けてきますね。

奇跡の逆転チャンピオン!!

チームのエンジニアやメカニックの方々も
世界中から集められた世界でトップの精鋭たち。
ゴンゴンの筋肉にタトゥーだらけの腕した
いかつい大人が、あんな子供のようにはしゃいで
最高ですね!

そして、ゴールした後、タッペンは無線で
チームのみんなに感謝の言葉をかけるんです。

本当に、本当にちょっとの差で手繰り寄せたチャンピオンの栄光
その時に最初に出る言葉が「thank you! guys!」
泣きながらありがとう!って叫ぶんです。

やっぱり、一人では到達できない事をわかって
皆で喜びを分かち合う。

スポーツの感動って最高ですよね!

パルクフェルメで車から降りて
タイヤの所でうずくまるタッペン。

これも印象的でした。
チームプレーとはいえ、
全てのプレッシャーを背中に背負って走ってきたのです。
その「世界一」への重圧は半端ないでしょう。
しかし、それに向かって挑戦する、挑戦できる人でしか味わえない重圧と
そしてこの喜び。
全てがこの車を降りた瞬間に出てきたのでしょうね。

泣きました。
私が。

そして、ハミルトンは表彰台でタッペンをたたえます。

今年、この二人はいろいろあったんですよ。
正直ダーティなやりとりもたくさんあったし、
戦略なのか?レース以外でのやりとりも。
見てて決して気持ちのいいモノではない事も多かったんです。

それだけ、両者、両チームとの勝ちにこだわってたってことですが、
最後のこのシーンも本当に良かった。

なんだかんだ、同じ競技を戦うライバルではあるけども仲間は仲間。
事故で死ぬ事もある競技です。(最近はヘイローのおかげで減ったけど)
やはり、互いに高めあい、切磋琢磨して認め合う事が大事ですよね。

来年のメルセデスはもっと強くなるでしょう。

ホンダは会社としてはF1エンジンサプライから降ります。
そのチャレンジスピリッツには賞賛です!

来年はレッドブルが自分でエンジン開発をするそうです。
自動車メーカー以外がF1エンジン開発って初めてでは?
ただ、HRCというホンダのレース部門(主にバイクレース)が協力し続けるとの事。
きっと来年もレッドブルレーシングは早いでしょう。

角田も、最終戦は自己最高の4位フィニッシュ!
一時はボッタスに抜かれましたが、最終周に
ボッタスを抜き返しました。

もう全世界がトップ争いに夢中で、そこは全く映ってませんでしたが
角ピー ナイスファイト!
来年も同じアルファタウリからF1参戦が決まっています。

チームのメンバーで力を合わせて、目標にコミットしながら
運営をしていく。
政治的な事やお金の事など、ちょっとおもしろくない面もありますが
やっぱりスポーツなんです。

モータースポーツ!!

そして、完全なるチームスポーツ!!

どうです?
来年はF1観たくなりませんでした?

残念ながら民放局では放送しておらず・・・

私はDAZNに契約して観戦しています。

これだけ面白いんだから
またフジテレビで放送してほしいでよね!

 

 

 

まあ、かなり力が入りまして
過去最高の長文ブログになりました。
日曜の午後をこのブログ執筆に費やしてしまいましたが
今後もちょくちょくモータースポーツ布教活動をしていきたいと思います。

 

 

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