企業の在り方のパラダイムシフト 2

今日は前回の続きです。

最近 恒大集団の事を勉強しています。
恒大の財務体制、かなりやばいですね。
毎年黒字を出しているのに、自己資本比率は低空飛行
中国政府が示した3レッドラインのどれにも引っかからない。

どうも中国では恒大のデフォルトはもう織り込み済みという考え方でいるみたいです。

こういう時はyoutubeっていいですね!
今、中国に住んでいる人で不動産関連に関わっている人のチャンネルを見たら
ナウな(死語)情報が入ってきます。
中国の市民の雰囲気がヒシヒシと伝わりますね。

恒大は失敗したのでしょうか。
不動産価値がどんどん上がっていくという見込みで
新規投資をし続け、新たな資産(土地やマンションの商品も含めて)を増やし続けましたが
回転率の悪い業態ですから、キャッシュフローが回らなくなり、

仕入れをたくさんやり過ぎて現金がない→
明日の支払いが出来ない→
保有の資産を安く売って現金を作ってなんとか支払う→
自分で自分の資産価値を下げている→
投資家から文句が出て、誰も投資しなくなる→
銀行が新規融資を止める→
デフォルトの危機(←イマココ)

本当に超簡単に書きましたが、こんな感じでしょうか?
他にも数字を見ていると色々と分かってきて
興味深いです。
調べてみてもいいと思いますよ。
凄く勉強になります。

さて。
それに比べて日本の大企業は、保有資産の回転率はかなり健全です。
地価が上がっていくという神話を前提に経営をしていないので
無理な投資はしていませんね。
また、現金預金も超健全です。
有利子負債の何十倍も現金を溜め込んでいる企業が山ほどあります。

平成初期のバブル崩壊を生き抜いた日本企業は、身をもって学んだのでしょう。
バブル後の失われた30年とか言われますが、
これは政府が悪いわけではなく、企業が自ら膨張を拒んだからだと思います。

資金を、思い切った新規投資に回さなくなったんです。
リスクを冒してでも新しい事をしようぜ!という考え方ができなくなりました。

しかし弊害もあります。
「地価がどんどん上がっていくバブルの投資」

「景況に関係なく伸びていく新規事業投資」
の違いが分からなくなっているのかもしれません。
分かっていてもビビッて手がでなくなっているのかもしれません。

バブル期ってのは、悪い意味での膨張経済でもありましたが
いい意味では新規事業や挑戦的なアイデアやリスクのある投資が出来た時期でもあるでしょう。
そのころの高揚感は色んな意味で良かったでしょうね。

正に今の中国で、
新しいアイデアやチャレンジは中国から産まれてきています。
まあ・・・国民性もあるので、雑さとか収益重視とかモラルの違いとかはあります。
でもそこは国民性。文化の違いです。

余談で、極端な例ですが
産まれてからずっと道端にゴミを捨てる国に育ってきた子どもは
それが犯罪になる国に来ても、知らずになんの悪気もなく犯罪を犯すでしょう。
文化の違いです。
ここは受け入れなくてはなりません。
仕方ないもん。

その子を非難するのではなく、犯罪だよって教えてあげないといけませんね。
教えてもらえば分かってくれるはずです。
余談は以上。

さて、アメリカも現在は不動産の価格が上がっているそうです。
初めてのバブルショックをこれから味わう中国は仕方ないとして
アメリカってなんで何度もショックを味わっているのに、
また上がるんだろう?
凄く不思議で、大きな波を何度も作れるんですよね。かの国は。
そのたびに高揚感が出て、物価も上がるけど、所得も上がる。
バブルが良いか?は分かりませんが、弾けても復活できるのは羨ましい。
国民性なのでしょうか?
ここは大変興味があって、今後も勉強を続けます。

 

さて、日本はその国民性からなのか。
大きなショックを受けて、縮こまってしまい、
堅実に、堅実に、少しづつ入ってくる実入りを
たんまりと溜め込んで、大きな経済成長が出来ない体質になったのでは?
と思います。

そりゃ所得が増えるわけないです。
世界は成長している中、輸入に頼らざるを得ない日本。
物価が上がるのは当然です。
これが江戸時代の鎖国だったらすべてが自給自足
所得が上がらないけど物価も上がらない。
黒船が来るまで300年間平和だった理由でしょう。
「上級な暮らしを知らない」って言う幸せも確実にあります。

今の日本の現状は、
江戸時代の様にコツコツ働いているが
周りの環境はどんどん上昇している。
多少の実入りはあるけど、怖いから床下貯金をしておこう。
という感じでしょうか?

やっぱり所得を上げたいですよね!

私個人としてはまずはトミソーの社員の所得を上げたい!!

うちは残念ながら床下貯金なんてまったくなくて、
まだまだ借金暮らしですが、

この低金利時代。
今のうちに膨張ではなく、成長する新しい事業に借金をしてでも投資をするときです。
きちんと見極めながらリスクを冒さないと、大きなリターンもないですしね。
それで、出た利益は社員と分配する。
床下に貯める額は本当に少なくてもいいのでは?
毎年約束の分だけ返済して、その残りは社員に配ってもいいのでは?

と、
なかなか難しいのですが、
日本の企業も、「膨張する分野だからここに投資しよう!」という採算目的の投資ではなく
悲観的な将来予測の中で楽観視した事業をそれぞれが模索して、
出た利益は溜め込まず、社員の所得向上に充てる。
すると社員はもっとやる気に満ち、新しいチャレンジを頑張って、企業業績が上がり・・・
社員に分配しきれないお金をまた新規投資にあてる。

夢ですかねえ・・・

「土地が上がり続ける」
という神話がない前提での事業成長を描けると、
世界に対しての競争力が付くと思いますが、
今の所、
残念ながら土地の価格上昇と相応した国やその国の企業の成長しか見た事がありません。

あれ?
逆なのかな?

皆が頑張って成長するから、地価が上がるのか?・・・・・
もしかしてこれがアメリカの力なのかな?・・・・

 

国民性もあるかもしれませんが、
経済成長だけを考えるとアメリカを勉強するとヒントが見えるかもしれませんね。

とはいえ、
日本人には日本人の美徳というものがあります。
「足るを知る」など
考え方は素晴らしいと思います。

 

日本人なりの考え方で世界と渡り合えるやり方はあるでしょう。

まずは自分達が「日本人」である事を大事にしながら
負けない様に模索していきましょう。

 

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