富山のよいところ

いきなりざっくりとしたタイトルですね。

こういう書き方をすると、
住みやすさ
とか
観光資源が
とか
教育、福祉が
とか

そういう視点からのお話になるかと思いますが
今日はちょっと違った視点で考えたいと思います。

企業の安定性と就職先のお話

先日、ヤングジョブとやまさんが主宰する
オンライン合同企業説明会に参加しました。

100社?くらいの富山の企業が2日間に渡り
オンラインで企業説明をします。

1社15分

15分で何が伝えられるか?

正直、会社規模や事業の将来性とか
業界動向など、真っ向勝負で伝えきれる時間じゃありません。

事前にリハもあり、
その際に、他社さんの雰囲気とか見ていました。

また、当日もZOOMのミーティングルームには入れるので
先に説明会をする他社さんの説明をちょっとですが見ることもできました。
(トミソーは初日のオーラス)

そこですごく感じた事。
改めて書かなくても、分かり切っていた事ですが、

富山県は製造業が強い。

綺麗で豊富な水資源
広大で(安い)土地
地震が少なく、安定した地盤

精密機械、重機械、アルミ等の鋳物産業、
歴史のある製薬業
が代表的ですね。

その産業を支える運送業やパッケージ印刷、デザイン業も盛んです。

富山は他県から見ると
公共事業や大企業等の建築、
街並みにデザイン性が高いものが多いと言われました(東京の人にね)

くすりのパッケージデザインから始まって
グラフィックデザインをする事務所や人が多い事もあるかと思いますし
富山に根付く企業さんの基盤事業が安定しているおかげで
建物やモニュメント(寄贈品)などにデザイン性を持たせる事例が多いのでは?
とも思います。

そこに富山のデザイナーが生きていく余地があるとも思います。
(東京のデザイナーが東京から富山に移住してここで仕事をするくらいですが、
東京の人は東京で勝負しろよ!とも思う・・・)

デザインに関わる人にとっても富山はいいところと言えますね。

また、富山の大企業の基幹事業が
景気の良し悪しに大きなダメージが受けにくいという利点もあります。
もちろんダメージはゼロではありませんが
観光業やサービス業に比べると、景気の上がり下がりの波のギザギザが緩やかで
想定外の急な下降は少なく、不景気にも何かと備えが出来たり、対策が打ちやすいでしょう。

リーマンショックの際、
観光業が大きな産業の石川県の金沢市の繁華街片町のお客さんの減少率はすさましかったですが
富山の桜木町は落ち込んではいましたが、そこまでひどくはありませんでした。
(平時は片町の方が凄く賑やかですよ)

雇用と給与がある程度安定していると、
消費も安定します。
雇用も安定、採用数も安定していると言えるでしょう。

これは「富山がよいところ」と言えるファクターの中では重要だと感じます。

 

 

さて、話を合同説明会に戻します。

他社の説明会を見ていても、
コンサバティブな説明会がほとんどでした。
まじめで保守的?
基幹事業をやっている大手の
機械産業や製薬、精密機械、アルミ鋳造業などの会社さんは
それでいいと思います。
今の事業を今後も安定的に伸ばしていく
と言うのが、この会社の方針だと思いますので
そういうイメージを出す説明会になります。

ネクタイをした中堅の男性が
白い壁を背景にしゃべりながらパワポを画面共有して進める。
中身も会社紹介、事業紹介、福利厚生、募集要項
と普通に進める。
15分で伝えるために一つ一つの内容は少なくなりますが
富山では聞こえた会社ですし、テレビCMの認知度もあり
応募はたくさん来るでしょう。(羨ましい)

募集する人材も、自社の社員の型にはまる人員が増えていけばOKですので
そういう採用方針となるのではないかと思います。
(もちろん批判している訳ではなく、この事業の会社であれば、私もそうすると思います。
ある意味、いまと同じことをしていて伸びていける羨ましい事業・・・)

富山って本当にいいところですね!

しかし、
私達の様な小規模事業者で、しかも建築業という斜陽産業
今後市場規模が拡大する事は全く考えられない事業を営んでいる会社が
その様な基幹事業の会社さんと同じ経営方針や採用方針では全くダメなはず。
ゼロからイチを作り出すような感性をもった人
変ったことをしていきたい人
新しい事にチャレンジしていきたい人
が必要なはず!

なのに、

同じ様な規模で同じ様な事業の会社さんの説明会まで
バックは白い壁、
ネクタイ男性が一人でパワポで話す

私達まで同じことをしては埋もれてしまう!

と想い、

急遽、配信場所を変え、
バックに店舗事業部のオフィスが写る様にし、
採用担当の犀川と、代表の私が対話する感じでスタート。
私もネクタイをやめてジャケット、Tシャツで写りました。
内容も、今後の働き方とは?
という私からのメッセージも入れてみました。

これで興味を持ってくれた学生さんは
かなりの変わり者でしょう!

しかし、数は少ないですがお陰様で説明会への応募がありました。

 

来週の説明会でお会いできると思いますが、
こういう学生さんはコンサバを求めず、新しい事をやりたい!という方が来てくれるはず。

ここで学生さんのウォンツと私達のニーズが一致していれば
すでにマッチング率が高いという事ですよね。

コンサバを求める学生さんが「あれ、トミソーは思ってた会社と違ったなあ」とならない訳です。

求めている人に、ピンポイントで刺さる様に発信する。

これは、
周りが基幹事業をしている会社が多く、
私達の様な会社が差別化を出しやすいという意味でも
凄く良い環境です!

 

と、いう事で
結論
「富山はよいところ」

という当たり前のタイトルにしながら
新卒採用の告知となった今日のブログでした。

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