決して対岸の火事ではない

コロナ感染症の第三波が来ていると報道等で騒いでいますね。

個人的には・・・
感染者数が増えているというより発覚者数が増えているだけでは?と感じています。
今年の春とPCRの検査数の比較を見てみたい。
きっと検査数(母数)も増えているし、
春はいくら発熱していても、保健所等が感染者と濃厚接触が無いと検査が受けられない
など、なかなか検査数が受けられなかったとの事。
出来れば検査数の差も含めて、感染率で比較したいですよね。

この冬また自粛になり、飲食店は悲鳴を上げるでしょう。

旅行業、旅館業、エンターテイメント業、夜の接客業は大変厳しい状況です。

幸運なことに、私達建築業や不動産業は、春の第一波の時にはやはり影響がありましたが
なんとか今は盛り返してきまして、当社も昨年同等かちょっと多い売り上げを見込めそうです。

さて、
このコロナで苦しんでいる業界ですが、対岸の火事でしょうか?

人道的に飲食店やサービス業、観光業の人達の生活が危ないから助けよう!
という視点ももちろん大事です。

特に当社の店舗工事で関わらせて頂いたお客様の中でも苦しんでおられる方もおられます。
身近な人からそういう声を聞くと、やはりなんとかしたい!と思いますよね。

以前、このブログで
コロナの影響と言われる倒産・廃業は実は時期の前倒しであって、
もともと(このままのやり方で経営を続けていれば)
いつかは廃業するであろうお店や会社だったのでは?
ただ、コロナでそれがはっきりと浮き出て、廃業になっただけの事
だとすれば、今やるべきことは、一時的にお金を使って支援するのではなく、
アドバイスや投資をして経営を立て直す支援が必要だ
と書きました。

夏くらいまでは、本当にそう思っていました。

 

今はちょっと違っています。

今の様に第三波と騒いでいたら、
本当に潰れずにすんだお店も存続できなくなってきます。
いくらなんでも長すぎます。

この12月が正念場です。

 

このままだと、このコロナ感染症は
決して飲食業やサービス、観光業だけの打撃で終わりません。

 

もしも、冬の第三波の時期、上の業種の方々が1年で一番の書き入れ時に
売上が作れないと、かなりの数のお店や会社が立ち行かなくなるでしょう。

お店や会社が潰れる→融資返済が滞る→銀行が経営難になる
→住宅ローンや不動産投資の融資、店舗開業融資が厳しくなる

→我々建築業の仕事が激減する!

ちょっと細かいロジックを飛ばして大雑把に書きましたが、こうなるでしょう。

家電や自動車、服飾、レジャー、趣味、製造業などほぼ全ての業種がダメになります。
今は絶好調のIT系の業種も同じくダメでしょう。

大不況時代の到来です。
私の(完全に勝手な)予測では1年半から2年後くらいかなあと感じています。

欧米はまたロックダウンなんてやってますからね。
もっと早くこの状態になるでしょう。
大不況は必至ですね。

 

日本人は欧米人にくらべて、コロナ感染拡大をなんとか抑えています。
マスクを真面目にしますし、風評被害も気にします。
「マスクをしていない意識の薄い人」と思われたくないという他人からの視線も気にします。
良いか悪いか、300年も鎖国をしていた島国。
村八分になる事が生きるか死ぬか?の境目だった国です。
欧米の自由な文化と比べて悪い例えに使われ気味ですが、
こういう集団心理はいい事もあると思います。
※決して全肯定ではないですよ。時と場合による。

日本が世界の中で生き残るチャンスです。

日本の感染者(発覚者)数は確かに増えていますが、欧米に比べると全然低いです。
検査数との比較をして感染率を確認し、
正確な情報と、しっかりとした感染対策をしながら
もっと経済を回しましょう。

ちゃんと感染対策をしている飲食店を利用しましょう。
感染対策をしながら旅行もいいじゃないですか。

外食× 旅行× なんでも×

では全員不況に飲まれて今の生活水準を保てなくなります。

今は、
「日本人の特性を活かし、感染拡大を最大限に抑えながら経済を回す」事が、
ゆくゆくは飲食、サービス、観光業以外の全日本人の生活を守る事

だと思います。
いわれてみれば当たり前の事ですが、
本当に「対岸の火事」ではなく、自分事に捉えている人って
少ないのでは?

経済回しましょう!

 

 

とはいえ、
会社としては、その1年半後か2年後に来るかもしれない大不況にも
生き残れる施策を考えていますけどね。
しかし。そんな大不況、来ないに越したことはない。

いろんな可能性を見ながら生きていきましょう。

 

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