次の時代へ、新しい時代へ

先週の日曜日の朝、
トミソーの創業者であり、
先代社長であり、
私の祖父でもあります
代表取締役会長の島田一三が病院にて息を引き取りました。

数年前から施設と病院を行き来いていまして、
最期は眠る様に亡くなったとの事です。
94歳 大往生です。

今週はお通夜と葬儀がありました。

・コロナ過であるため
・喪主が私ではなく、養子縁組をした孫(私の従弟)であり
その従弟はトミソーとは関わっていないため
・もう数年も出社していなかったので
仕事で関わっている方の人数も減ってきていたため

以上の理由により、親戚や社内でも話をしまして
今回は社葬ではなく一般葬としました。
特に多方面へはご案内を出さずに、新聞のお悔やみ欄にのみ掲載しました。

故人の生前に御世話になった方々もおられましたでしょうが
ご案内をさせてもらわなかった事、誠に申し訳ありませんでした。

それでも、多くの方々に参列頂き、
最後は親族に見送られ、火葬されました。

会長は人生そのものが「トミソー」の人でしたから
社葬で見送ってあげたいと思っていましたが、
近しい面々と、親類に見送られる様子を見まして、
ああ、これで良かったなと感じました。

 

私は喪主ではありませんでしたが、
通夜、葬儀の準備をして迎え入れる側である事には違いありません。

やっぱり疲れましたし、
仕事を休む分、他の日にしわ寄せが入り、
何かとバタバタした一週間でした。

さて、
会長は数年前より出社しておりませんでしたから、
実質は会社の経営や運営には関わっておりませんでした。

なので、会社運営や経営などで、心配する事はありません。
精神的に頼っていたかと言われると、そんなつもりもありませんでした。
それに、今年の始め頃より、どうも会長の体調が芳しくないと聞いていた頃から
覚悟はしていたつもりでしたが、

やはり亡くなったと聞いた時から、
葬儀が終わって翌日までは
なんだかふわふわしたような、ちょっと足元が定まらない気持ちでいましたね。

「あれ、覚悟もしていたし、大丈夫だと思ってたけど、やっぱり精神的な影響があるのかな?」

と自分でも驚きました。

 

正直に言いますと、会長とはよくぶつかりましたし、
言い争いもしましたし、
会長にとって私は決して良い孫ではなかったでしょうね。

今さらそんな事を言ってもどうにもならないので
後悔している暇があったら、この先の行動で会長に恩返しをしよう!
と気持ちをスイッチできる私です。

 

それでも、足が重くなるんだなあと思ってました。

 

葬儀の翌日、社内で川上部長と話していた時に

川上部長より
「一つの時代が終わったね、これからは次の時代だね」
という言葉を頂きました。

もうとっくにそういう気持ちで経営していたつもりでしたが、
改めて、会長の逝去に触れて、
「ああ、本当にそうだなあ」と実感しました。

お陰様で今日からまた力がみなぎってきました。

まあ、疲れていたのもあるのかもしれませんね。

 

そんな中、
今日は来年4月に入社する新卒社員の内定式でした。

 

会長の葬式の日と同じくらい素晴らしい秋晴れの中、
内定式を執り行いました。

3年前から始めた新卒採用。
今期で3代目となります。

彼らはトミソーの新しい時代を創っていってくれるでしょう。

もうとっくに初めていた「次の時代」を
今いる私達現役の社員でもっともっとしっかりとしたモノにして、

入ってくれた若い世代、そしてこれから入ってくれる新しい世代の
未来の社員達が作る「これからの時代」につなぐ。

 

トミソーをずっとずっと繁栄させていく事が
私の出来る会長への恩返しだと、改めて決心できた
そんな一週間でした。

 

 

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