今日は第58回 富山県デザイン展の学生部門の公開審査に参加してきました。
私が学生部門の公開審査に参加してから・・・
もう何年目になるのでしょうか。
毎年この時期の恒例行事になりましたね。
毎年、グラフィック部門の出展数の多さには驚きます。
そしてグラフィック部門のレベルの高さにも舌を巻きます。
富山のデザインを目指す学生はグラフィックが盛んですね。
製薬会社が多いから? パッケージなどの制作会社からデザイナーの需要が多いのでしょう。
学生数が多いから、切磋琢磨されてレベルが上がるのもうなづけます。
しかし、建築やインテリアの学生が切磋琢磨していないか?
というと、そうでは無いと思います。
建築やインテリアの学生は、習得すべき内容が多岐に渡ります。
図面を描く技術、間取りやプランを構築するスキル、アイデア性、
建築や内装を実現するための法的知識、構造の知識、
プレゼンテーションに求められる画力、
そして何より、図面やプレゼンの絵が作品ではありません。
出来上がった建物や内装が、最終的な作品になります。
出来上がりを正確に想像し、デザインし、提案できる
空間把握能力を磨く必要があります。
プレゼンが上手くても、出来上がった立体物が良いものでなければ
良いデザイナーにはなれません。
そう考えると、
建築やインテリアのデザイナーを目指す学生は
なかなかスキルを身に着けるまでに時間がかかります。
同じ土俵で勝負するべきではないのかな?と感じました。
とはいえ、
やっぱり出品数の少なさはちょっと寂しいなあ。
しかし、今年は空間デザインの中でも、建築部門だけではなく、インテリア部門の出品数が昨年よりも増えました。
富山で店舗デザイナーを増やしたい私としては嬉しい限りです。
もっとインテリアデザイナーの地位向上をしていかないと!
と、再認識しました。
頑張るぞ!
トミソーからも、県デザイン展の一般の部 空間デザイン部門に私と衛藤と
2作品を出展しました。
明日がゲスト審査員による一般の部の公開審査です。
残念ながら忙しくって、公開審査を見に行けないのですが、
どちらか受賞できると嬉しいな。
写真は
「スクエア・モノクロ・白字キャプション」でかっこよくなるか?
を試してみました。
さて、日曜日の授賞式の時間帯は予定を開けておこう!