能作

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今日は富山県デザイン協会の総会がありまして、
あたらしく出来ました話題のスポット「能作」さんへ行ってきました。

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社内に産業観光部(だったかな・・・)という事業部まで作り
4人その部署に人をあてがっているそうです。
専用のヘッドホンまで配られて、工場やショップ、製作体験室、カフェなど
案内頂きました。
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全て撮影OK
そして各所に能作製作のキャスト(鋳物)案内サインがあります。
見学者を案内する事を前提に設計されています。

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オープン1ヶ月で約12000人の方が来場されたそうです。
凄い。もう立派な観光スポット。

平日はいつでも見学可能。
オールウェイズ ウェルカム

県外から来た方用に、富山の観光スポットを紹介する
プロジェクションマッピングがエントランスホールにありました。
観光パンフレットも置いてあります。

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そのエントランスホールの床にはこれも鋳物で作った日本地図。

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富山の部分だけ表面仕上げが変えてあり、
日本のどこに富山があるのか?
分るようになってます。

富山に住んでる私たちはもちろん知ってますが
県外の方は、富山がどこにあるか?
知らない方が多い事に気をもんだ能作社長が考えたアイデアだと聞きました。

 

地域貢献

 

もちろん自社製品や自社の歴史をアピールしている部分も多くあります。

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しかし「富山」の事を考えてここまでの施設を創る。

映像で、能作さんがここまでやってきた苦労と歴史を
短い時間でしたが観させて頂きました。

 

それを観て、能作社長がなぜ、この様な施設を創ろうと思ったか?
分るような気もします。

でも、これは能作社長の大勝負なのではないでしょうか?

能作がまた大きく飛躍するための一大決心だったでしょう。

 

 

素晴らしい建物でした。

 

 

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ただ、ひとつ残念に思えること。
このプロジェクトに富山のクリエイターさんやデザイナーさんが
ほとんど絡んでない事。

能作さんが錫(すず)製品をスタートさせた頃から、
ディレクションを立川裕大さんが手がけられておられたと記憶しています。

その流れで、この施設全般を立川さんが中心になって進められたみたいなので
仕方ない事なのです。
その事自体に恨み節がある訳ではないし、
もちろんですが、自分が関わりたかった!なんて考えも全くありません。

この素晴らしい施設や考え方。
富山のクリエイターさんやデザイナーだけでは、創れなかったのかな?
とか考えて・・・

出来る人はいないのか?

と思うと・・・

寂しくなって来ました。

とてもいい刺激をもらい、素晴らしい考え方と、素晴らしい施設を見た後なのに、
複雑な気持ちで帰ってきました。

 

見学をしていると、以前合った事のあるデザイン系の学生さん達と、
偶然再会しました。 学校みんなで見学に来ていたみたいです。

少しお話もしました。

この施設で観るモノは彼や彼女達にも刺激になったと思います。
こんなプロジェクトに携われたら・・・そんな想像したら
彼らもドキドキ・ワクワクするんじゃないでしょうか?

 

そういうドキドキ・ワクワクを本当なら自分達が提供しなくちゃいけないはずなのに。

 

 

能作社長は、会社がどん底だった18年前から
こういう施設を創る事を夢見ていたそうです。

 

信念ですね。

 

 

そんな頃から社員たちに夢を語って来たのでしょうね。
社員たちはそんな能作社長の夢にドキドキ・ワクワクしてついてきたのでしょうね。

 

私は能作社長とは全く面識はございませんし、もちろん直接お話した事もございませんが
本当に尊敬です。

 

私も周りの皆にドキドキ・ワクワクを提供できる様に。

10年後、20年後をきちんと見据えていこうと、また強く考えさせられました。

 

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スタッフさん全員が、
背中にブランドを背負ってます。
みなさん立派でした。

 

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