先週の日曜日、
北ちゃんの結婚式の余韻と二日酔いがまだ覚めやらぬ昼下がり。
家から100メートルも離れていないお風呂屋さんから火の手が!
ビックリしましたし、心配だし、怖いモノ見たさもあり、
恐る恐る、ジャマにならない様に近くまで行きました。
ボイラー室のおがくずに引火したそうです。
野次馬根性丸出しで見に行ったんですが、
初めて、最前線の消防隊員さんたちの仕事を見ました。
現場の緊迫感も凄く感じられ、
煙の匂い、火の速さ、隊員さんたちの連携の素晴らしさ、
臨機応変さ、鉄骨のもろさ、
色々と感じ取れました。
狭い路地ではしご車が入れない。
そしたらハシゴを外して担いでもって行く。
2階のボイラー室に侵入口がない。 なら壁を壊して入っていく。
下からの放水が火元まで届かない。
ならトタン屋根をぶっ壊して、シャワーの様に放水する。
一人一人が判断して動いてましたね。
大事に至らずにすみました。
実は、今まで設計する身としましては、
消防法って本当にジャマでしかなかったんですよね。
こんなにたくさん消防隊侵入口って必要なの?とか、
隣地との消防隊員の通路確保とか・・・
あ、もちろん法律守ってましたよ。
しかし、
この日で考えが変わりました。
法律遵守とかそういう意味だけではなく、
そこで住む人、営業する人の命が懸かってますね。
もちろん火事になって欲しくはありませんが、
なった時にちゃんと逃げられるか?とか。
目の当たりにしないと分からない事ってありますね。
こんな言い方は不謹慎ですが、
貴重な経験だったと思います。
私の家も進入禁止。
これもなかなか無い経験ですね・・・