一流とは

プロってのは、お金を頂いて仕事をしている人全てに
言われて当然の呼称ですよね。

お金頂いてるんだから、プロでしょ。

ただ、
世の中一般的に「プロフェッショナル」と言われる方って
熟達者と言うか、達人というか
技術や仕事や作品で、人にあっと言わせる、感動させる
そういう人だと思います。

みなさんもそう思いません?

でも、本来は働いている全員が「プロ」のはずなんですよね。

さて、
はたらくという事について。
食うためにお給料をもらう
生きるために仕事してお給料をもらう
労働の対価が給与だ
という考え方の人を
世の一般的な解釈で「プロ」と呼べますかね・・・

ちょっとイメージ違う気がします。

やはり、
自分の仕事に誇りをもち
誰かを喜ばせるために技術や知識を磨き
自分らしさを追求してその仕事を自分のモノにする
そういう人を「プロ」って呼べるのではないでしょうか?

熟達者、達人
その域に達するまでには、時間と努力と情熱が必要です。

では・・・
新入社員はプロじゃないの?
技術がまだまだ未熟な人はプロじゃないの?
いや、みんなお給料をもらってるよ。

難しい問題ですよね。

昨晩、とある銀行さんの会合がありまして
サプライズスペシャルゲストやらで
テレビで有名なものまね芸人さんがステージに上がりました。
テレビをほとんど見ない私でも、顔見て分かったくらいなので
かなり有名な方でしょう。(申し訳ないですが名前は知りませんでした・・・)

楽しませ方が上手かったです。
さすがテレビで有名な方。

周りの方々も、「さすがプロだね」と感想を言われていました。

確かに、芸は磨かれていました。
似ていました。スゲー練習したんだろうなって分かりました。
会場を盛り上げるコツも掴んでいます。
外すポイントも絶妙です。

まさに。プロのものまね芸人さんです。

 

でもね・・・
大変失礼な話ですが、「一流」を感じなかったのです。
なぜだか、その方のステージを見ながら
「一流とは?」という疑問が頭をよぎりだしました。

そうなったら、もう「一流とは?」という問いが頭から離れません。
ステージも懇親会もコンパニオンのお姉ちゃんからの話しかけもほったらかし
(実に失礼でした。すいません)で考えこんじゃいました。

それで、
帰りの駐車場の代行さんを待っている間にはっと思いつきました!

一流って「魂を震わせる人」だなって思いました。

思いが伝わる。
技術だけじゃない。
本気の気持ちが相手にビシビシ伝わる時、
感動を通り越して、魂が揺さぶられる瞬間ってありますよね。

技術で人を感動はさせられるけど
それを通り越した魂の揺さぶりって、そこの先の「思い」が大事だと
昨夜理解しました。

そのものまね芸人さんに思いがないって言っている訳ではなく
たまたま私の魂は揺さぶられなかっただけです。

そう考えると、
「プロ」に到達する前にも一流になれるかもしれません。

魂を揺さぶる仕事をすればいいんです。
「新入社員なりの一流」を目指していけばいいのです。

では、二流、三流、凡人とはなんでしょうね。

もっともっと考えていくと面白そうです。

すくなくとも
「労働の対価としてのお給料」
という感覚で仕事をしている人には一流にはなれないだろうと感じます。

One thought on “一流とは

  1. 大坪 隆

    設立70周年おめでとうございます。
    先日は、お祝いの品を頂きありがとうございました。
    私もプロになれる様に、日々頑張っていきます。
    今後とも宜しくお願い致します。

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