独自性っちゅうもん

今日は予報どおりの雪でしたね。

昨晩から降り続き・・・
今朝の地鎮祭はどうなるかな?と心配でしたが
なんとか、その時間は雪も軽くなってくれて、
無事に地鎮祭を執り行う事が出来ました。

 

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雪景色の中の地鎮祭。

 

その後、お昼はお客様を囲んで
トミソースタッフと、現場に入る職人さん達と、
起工式にてお昼ごはんを一緒に食べました。

 

奥様は山梨県出身の方で、
雪に慣れていないそうです。

「富山は凄く雪降りますね~」

ってお話をしていました。
「除雪車はガンガン走ってるし、道から水出てるし、信号縦長だし、
山梨とは違いますね」

旦那様は富山の方で、

「俺が小学校の頃は、学校のグラウンドでスキーしたもんだよ」

これ、富山あるあるですね。
私の通った小学校にもグラウンドには「スキー山」があり、
冬の体育の授業ではグラウンドでスキーしました。

奥様は
「スキーってスキー場でするものだと思ってました!」

カルチャーショックでしょうね。

とても楽しそうにお話を聞いていました。

 

 

ふと。

私達、雪国 富山に住んでいると
何かとこの雪の不便さばかり目に付いて、
やっぱ太平洋側はいいよな~
なんて考えがちじゃないでしょうか?
(私だけ?)

建物の設計にしても、
基礎高、軒の出、屋根勾配、窓の高さ、
構造、結露、外壁材、凍結など

雪が降らない地域なら、可能なデザインが
こと雪国になると、どうしても出来なくなります。

(無理してやっちゃっている建物を見ますが、
後から大変な事になるでしょう」

富山は大好きで、住むには大変いいところなのですが、
こと、雪となると仕事柄もあるせいか、
悲観的。

 

でも、
雪国以外の人から見て・・・

実は一概にそうではないのかもと感じました。

 

そこにいると、分らなくなってしまうのかもしれません。

 

ちょっと前に読んだキングコング西野さんのブログを思い出しました。

この中の京都駅や浮世絵の下りなんて全く共感できます。

 

鎖国的まではないかなと思うのですが、
これからは外に向かうのではなく、中に向かう時代でしょう。

 

雪国ならではの建物の設計ってあって、
それはそれで特徴があって、それを武器に富山らしいデザインを推すのもアリかなと。

新しい富山駅や黒部駅を見るたびに、
日本中どこの新幹線駅もまったく特徴なく、同じだなあって思います。
太鼓門で有名な金沢駅も
先日上から見られる機会があって、まじまじと眺めてましたが
ガラス張りの近代的な風景が広がり、やっぱりげんなりしました。

 

山梨から富山に来た方が、
ああ!雪が多い富山らしい駅舎だ!こんなの山梨にない!
面白い!記念に写真撮ろう!

って思ってもらえる様な建物の方がいいですよね。
他県で雪国富山自慢するのに。

 

さて、
そんな事を考えてましたが、
これってどんな事にも当てはまるなぁと気付きました。

トミソーの良い所もあれば悪い所もあって。
もちろん私個人にも良い所もあれば悪い所もあって。
でも、それを隠して、周りに合わせる(外に向かう、平均化)するのではなく
その良い部分も悪い部分も併せて、特徴ですよね。
トミソーらしさ。木村らしさ。

別にグローバルに世界を相手にするわけではないのだけれど、
逆にこのIT時代、グローバルな情報なんてスマホからすぐに入手できて
ウソも真も含めて、情報なんて掃いて捨てるほど流通しまくってるこの時代。

ここでしか味わえない物。
自分達にしか出来ない事。
直接人間同士が関わりあって、その人間らしい仕事。

凄く凄くローカルにこだわってもいいのではないか?
という事に気がつきました。

きっとこの先、ローカルが注目されるようになって来る。
もうそろそろみんな

どこに行っても同じ家
どこに行っても同じ店
どこに行っても同じ味
どこに行っても同じ風景

化してきている日本に飽きてくるはず。

(どの町のイオ〇モール行っても全く変わらないよね)

これからは、世界基準とか世界標準とかよりも
俺基準とか俺標準が認められる時代になりそう。
それが個性や特徴や、独自性ってやつですよね。

そこ。
トミソーもそう言うトミソーらしさを
もっともっと出していこう。

 

なにより、標準化とか平均化とか意識してモノ造りするより
絶対面白いと思うから。

 

 

 

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